緊急事態宣言は、5月いっぱいまで延長されるそうだ。

その頃には、おそらく東京での一日の感染者は一桁くらいにまで落ち込んでいるだろう。そして治療法もほぼ確立し、病院は平穏を取り戻すどころか、むしろ暇になっているだろう。

しかしその頃には、もはやレジャーに行く気分でもなくなっているし、梅雨にも入るから人々の気持ちは重くどんより沈んでいるだろう。だから、非常事態宣言が解かれたからといって、それをきっかけに気分が晴れるというわけではない。むしろ、それをきっかけにかえって気分が落ち込み、都内を中心にたくさんの自殺者が出るだろう。

その責任を、自粛派はどう取るつもりか?
きっと、誰も全く取らないだろう。安倍総理も小池都知事も、しれっと流すはずだ。むしろ、人々の声に応えて自粛を要請したと、責任を国民(都民)に転嫁するだろう。

しかし、それは正しくもある。責任は、間違いなく国民にある。国民もそれは分かって