香川県で、子供たちのスマホの一日の使用時間を規制する条例が議会で審議されるそうだ。
これを見てぼくが思ったのは、「やはり地域格差は進行している」ということだ。
今、香川県はおそらくつらいのだと思う。めぼしい産業がなく、県としてどんどん衰退している。香川県の弱点は、都会でもないのだが田舎でもないところだ。四国の入り口として中途半端に都市化されているので、田舎としての魅力が損なわれている。
それに加えて、そもそも自然の魅力も薄い。また、山脈の北斜面なので、農業に有利な土地でもない。漁業もそれほど盛んではないとなると、今の時代に何も魅力がないということになる。だから、うどんを強調するしかないのだ。
それゆえ、県民には保守的な性向が強くなった。人は、苦しくなると「まだ苦しくなかった昔」を思い出して、「昔は良かった」と考えるようになる。
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