ハックルベリーに会いに行く

自分はどこにいるのか?(1,642字)

2019/12/16 06:00 投稿

コメント:2

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東京にいると生活がなんとなく記号的になってくる。記号的というのは例えば家から会社までの道のりというものがあって単純にそのルートを覚えてそれを往復するだけになる。そうして今自分がどこにいるかということを全体的な視点の中で考えなくなる。自分が世界のどこからどこへどのように移動しているかということが意識されなくなる。


それはコンビニに行くときもそうだ。コンビニの極度にカスタマイズされた陳列棚を見ているとそれがあたかも当たり前のようにそこにあるかのように錯覚する。それがどこからどう来たかという来歴に想いを馳せなくなる。表層に目を奪われてその構造に思いが至らなくなる。東京は便利さやサービスを突き詰めているのでそういう感覚が極度に強まっていくのだ。


そうして感性が鈍くなる。糸島に来てまだ一ヶ月しか経っていないがそのことを感じるようになった。糸島に来ると自然と移動距離が長くなる。そうして知らない場所に行

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コメント

岩崎夏海 岩崎夏海
(著者)

>>1
ありがとうございます!
訂正しておきます!

No.2 60ヶ月前

ご確認ありがとうございます。

No.3 60ヶ月前
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