お金をかけずにたった三ヶ月で知的生産性を爆発的に飛躍させる方法:その42(1,766字)
自分を客観的に見るためには、以前にお伝えした「幼かった頃の自分がどんなだったかを周囲に聞いて回る」という方法も有効だが、ここではもう一つ別の方法を紹介したい。
それは、冗談のように聞こえるかもしれないが、しかし至って真面目な方法である。何かというと、目をつむることだ。目をつむって、頭の中で幽体離脱をイメージするのである。自分の魂が身体から離れたことをイメージする。その上で、その魂を空中の少し浮いた場所に置き、そこから自分(の身体)や他人を俯瞰で見るのだ。そういうイメージをする訓練を積んでいくのである。
これは、ぼくが編み出した技ではない。その昔、能を創始した世阿弥が編み出した、能の演技者として上手くなるための方法の一つだ。
世阿弥は、もっと具体的に指示をしている。能を舞っているとき、頭の中で視点を自分より後方五メートル、上方三メートルの位置に持っていく。その上で、自分の背中を俯瞰で見る。あ
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