「遊び」というのは、簡単なようで実は難しい。なぜなら、そこには「飽きる」という現象がつきまとうからだ。
人間は、同じことを長い間続けることができない。生まれながらの性質として、どうしたって「飽きる」ようにできている。
そのため、たとえ「遊び」といえども長続きしない。幼い頃には夢中になった積み木も、長い間続けていたり年齢が上がって慣れてきたりすると、やがて飽きてしまい、続けていくことが困難になる。
この飽きっぽい性質は、人間にとって厄介な存在だ。飽きることがなければ、一つのことをずっと楽しむことができるのに、飽きてしまうからいろいろと新しいことを始めなければならない。
しかし一方では、この「飽きる」という性質があるからこそ、人間は現状に満足せず、さまざまなことを改良・進歩させてきた。文明も、飽きるという性質があったからこそ、ここまで進歩してきたのだ。
そう考えると、「飽きる」という性質は人間
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