ここからは、知的生産性を飛躍させるための「時間の使い方」について見ていきたい。時間を有効に使うことほど、簡単に、また効果的に知的生産性を高める方法は他にない。それくらい、時間の使い方は重要である。

では、どのように使えばいいのか?

まずは、生活を知的生産性を高めるために最適化する。それには、「知的生産性が高まる時間」を知ることだ。
人間の知的生産性が一番高まる時間というのは、結論からいうと、朝起きてから朝ご飯を食べるまでの間――である。この時間が、一番頭が働く。

だから、知的生産性を求められる仕事は、この時間に集中させるのがいい。そうして、それを起点に生活のタイムスケジュールを構築していく。

例えばぼくは、まず「朝起きてから朝食を取るまでの時間」を長く取っている。起きるのは6時で朝食が10時なので、だいたい4時間だ。そして、その時間の前半は情報収集に充て、後半に原稿を書くことが多い。

そうすることで、