ハックルベリーに会いに行く

ラグビー人生最大のチャンスが訪れた(1,866字)

2019/05/20 06:00 投稿

  • タグ:
  • 登録タグはありません
  • タグ:
  • 登録タグはありません
続きです。

ぼくはYから校技大会のキャプテンをやれと、いわゆる「イジられ」た。そこでは、キャプテンを受諾しても、あるいは断ってもまずかった。なぜなら、受諾すれば痛いやつと誤解され、断れば洒落が分からないやつと見下されるからだ。

そういうダブルバインドの状態に陥ったのだが、そこでぼくは、機転を利かせて逆にとことん痛いキャラを演じることにした。すなわち、花園に出る名門ラグビー部のキャプテンでありエイトのレギュラーであるYを差し置いて、大胆にも「おれにエイトをやらせろ」と交換条件を突きつけたのだ。

もちろんそれはギャグだったが、重要なのはクラスの誰もが分かる難易度だったということだ。すなわち高尚すぎず、かといって簡単すぎず、ちょうど良いバランスだったのである。

その意味で、このギャグは百点満点だった。クラスのみんなが爆笑してくれたし、Yも笑ってくれた。Yは笑ってぼくにエイトのポジションを譲ること

ここから先は有料になります

ニコニコポイントで購入する

チャンネルに入会して購読する

  • この記事は過去記事の為、今入会しても読めません。ニコニコポイントでご購入下さい。

コメント

コメントはまだありません
コメントを書き込むにはログインしてください。

いまブロマガで人気の記事

継続入会すると1ヶ月分が無料です。 条件を読む

ハックルベリーに会いに行く

ハックルベリーに会いに行く

月額
¥880  (税込)
このチャンネルの詳細