人生とはなんだろう?(1,768字)
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50歳にして娘が生まれたときに思ったのは、「人間というのは実に偶然に生まれる」ということだ。それは「運命」と呼ぶのに相応しい。ほんのちょっとタイミングが狂えば、生まれてこなかった。一億の精子の中から選ばれたたった一つが、その命だ。その意味で、命はどんなものでも奇跡であり、どんな命でも運命なのである。
アルフォンソ・キュアロン監督の『ROMA/ローマ』という映画が、今、Netflixで公開中だ。これはぜひみなさんにも見てほしい。命というものの偶然性について、深く考えさせられる。
この映画にはいろいろ印象的なシーンがあるが、取り分け深い感慨を覚えたのが出産シーンだ。同じキュロアン監督の『トゥモロー・ワールド』という映画にも出産シーンがあるから、監督にとっては出産は非常に重要なモチーフなのだろう。ぼくもつい先日、自分の娘の出産に立ち会ったばかりなので、その神秘性は確かに描くに値すると思った。特に
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2019/02/22(金) 06:00 映画『ファースト・マン』を見て実感したこれからのコンテンツは文脈の読み解きが不可欠になるということ(2,155字)
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