明日のライティング術:第4回(1,938字)
ライティングにおいては、オチが重要である。オチがなくてはならない。
そのため、まずは「オチがない状況を避ける方法」について見てきた。それは「逆算」だ。最初にオチを設定して、そこから逆算して前文を構成すれば、オチのない話というのは周到に避けられる。
ところで、ここであらためて「オチとは何か?」ということについて考えてみたい。
ここまで、それは「話のポイント」だと説明した。つまり、「筆者の言いたい」ことである。筆者に言いたいことがなければ、ライティングは成立しない。なぜなら、言いたいことがない文章を、ほとんどの人は「読みたくない」と思うからだ。そして読みたい人がいなければ、文章を書く意味は極端に薄れてしまう。とりわけプロにおいては、その価値を無にしてしまう。
だから、言いたいことがあるというのは重ね重ね重要なのだが、ここではさらに一歩踏み込んで、「言いたいこととは何か?」ということを考えてみた
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