[質問]
『シェイプ・オブ・ウォーター』を観て来ました。どの人物にも感情移入できるような、いい映画でした。舞台設定も絶妙で細部まで工夫が凝らされていました。画面を見ていて飽きるということがありませんでした。岩崎さんは、この映画をどのようにご覧になりましたか?
[回答]
この映画が傑作であることは疑いようがありません。特におっしゃるようにディテールが素晴らしかった。登場人物の一人がキャデラックを買いに行くのですが、そこでセールスマンのトークが素晴らしいし、色に込められた思いを知られるところも最高でした。控えめに言って最高の映画でした。
ただそれだけに大きな嫉妬を抱きもしました。嫉妬を抱いたのは最高の映画でありながら通俗的なテーマを扱って大向こうの受けをてらいなく狙っていたところです。ぼくはあそこまで人気を得るということに命をかけられない。それこそ照れや恥があってなかなかダイブできないのです。
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コメント
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(ID:21822500)
笑いと差別心のこと、よく分かりました。昔は笑いでクラスの人気者になる人は、どこかバカにされていたことを思い出しました。