しかし、ただ一つ教わったことがあるとすれば、それはまさにその「教えない」ということであった。師匠はぼくに、「弟子には教えない」ということを、身を以て教えてくれたのである。今日はそのことを書く。
すぐれた師匠は弟子に手塩をかけない(2,381字)
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ぼくは師匠が秋元康さんだからよく「師匠から何を教わりましたか?」と尋ねられるのだが、そういう時、いつも答えに窮してしまう。なぜなら、驚くほど何も教わっていないからだ。師匠は何も教えてくれなかった。ぼくは全然手塩をかけられなかった。
しかし、ただ一つ教わったことがあるとすれば、それはまさにその「教えない」ということであった。師匠はぼくに、「弟子には教えない」ということを、身を以て教えてくれたのである。今日はそのことを書く。
しかし、ただ一つ教わったことがあるとすれば、それはまさにその「教えない」ということであった。師匠はぼくに、「弟子には教えない」ということを、身を以て教えてくれたのである。今日はそのことを書く。
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2012/10/26(金) 06:00 [連載第3回]「もしドラ」はなぜ売れたのか?「メガヒットが生まれやすい時代だった」(2,761字)
コメント
コメントを書く(ID:1424661)
手段のひとつとして、一番優先度の高いやり方としていきつくのは育成ではなくやっぱり人選なんですね。
(著者)
>>2
そうですね。ただ、弟子には「逃げない」という選択肢もあります。逃げなければ、師匠は辞めさせたりしません。いい男というのは自分から別れるのではなく相手から分かれを切り出させるらしいですが、いい師匠も自分からクビにするのではなく、弟子に逃げさせるのかもしれませんね。