自己肯定感のある人は、自分の中にある深い欲求に耳を傾けることができる。そのため、上っ面の困難を乗り越えていくことができる。しかし自己肯定感が低いと、深い欲求に従えず、浅い欲求を満たそうとする。
浅い欲求の代表格が、スマホゲームやパチンコなどが発するキラキラとしたイルミネーションを見ることだ。それによって脳内麻薬は出るものの、それは非常に薄味なので、本質的な快楽にはならず、従って満足感もそこそこで終わってしまう。
それに比べると、知的好奇心を満たすというのは人間の深いところにある欲求なので、満足感が非常に大きい。そのため、これを一度でも経験すると、それに病みつきになって、以降はイルミネーションの浅い快楽では満足できなくなり、くり返し知的好奇心を満たそうとするのだ。
人間は、知的好奇心が満たされると脳内麻薬が豊富に出て、満足感の大きい快楽を味わうことができる。いわゆる「アハ体験」などとも呼ばれ
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