ハックルベリーに会いに行く

世界的なプロダクトを生み出す日本の美的感覚:その64(1,656字)

2017/04/11 06:00 投稿

  • タグ:
  • 日本の美的感覚
1993年に、セガから『バーチャファイター』が発売される。
このゲームのジャンルは「格闘」であった。というのも、この頃「格闘ゲーム」がゲームセンターにおいて空前のブームを巻き起こしていたからだ。

ゲームセンターにおいては、いつも大きな課題があった。それは「くり返しプレーしてもらうこと」である。
アーケードゲームは、プレイヤーが上手くなればなるほどくり返しプレーしてもらえなくなる――すなわち回転率が下がってしまう。なぜかというと、なかなかゲームオーバーにならず、いつまでも遊び続けられるからだ。

これは、プレイヤーにとっては良くても、それを提供するゲームセンターには不都合だった。ゲームセンターは、プレーがすぐ終わり何度もお金を投入してもらうようなゲームの方が売上げが上がるからだ。そのため、回転率が高いゲームをいつでも求めていた。

そんなとき、対戦型格闘ゲームが登場する。対戦型格闘ゲームは、プレ

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