「きみは勉強ができないんじゃない、勉強の仕方を知らないだけなんだ」第5回（1,963字）

ここまで、「勉強ができるためには言葉がだいじ」ということを見てきた。もしかしたら、最も重要かもしれない。

その最重要ともいえる言葉をどう覚えたらいいのか？

コツは、言葉の「本質」を知ることである。言葉とは何かを知ることだ。

では、言葉の「本質」はどうやって知ればいいのか？

それは簡単である。ぼくが今からここで言うので、それを実行するだけだ。

言葉の「本質」とは、「ニュアンス」である。言葉というのはニュアンスでできている。だから、言葉を知るためにはまずニュアンスを知るのが一番だ。「言葉はニュアンス」という関係性をまず頭に叩き込み、「ではどういうニュアンスか？」というのを考えながら言葉に接するのである。

例えば『広辞苑』という辞書がある。そこにはたくさんの言葉とその解説が載っているが、何を解説しているかといえば、それはニュアンスなのである。その言葉がどういうニュアンスを持ち、またどういうニュア