ハックルベリーに会いに行く

あしたの編集者:その35「バッターボックスに立ち続ける方法:後編」(1953字)

2017/02/23 06:00 投稿

  • タグ:
  • あしたの編集者
バッターボックスに立ち続けるために必要な能力の第三は、「演出力」である。何を「演出」するかというと、「ヒットを打ちそうだ」という気配である。あるいは、ヒットを打てなかったとしても「あいつが打てなかったらしょうがない」と思わせる雰囲気である。

例えば、野球のイチローを観察していると、バッターボックスに立ち続けるために必要な「演出力」とは何か、ということがよく分かる。どういうことかというと、凡退した後の態度が、他のバッターと全く違うのだ。

他のほとんどのバッターは、凡退すると悔しそうな態度を見せる。それに対してイチローは、凡退するとかえって堂々とした態度を取る。凡退したときにこそ、胸を張ってベンチに戻るのである。

それを見た周囲の人々はどう思うか?
悔しそうな態度を見せると、それはすなわち「打つチャンスがあったのではないか?」と疑わせるところがある。悔しがるということは、「本当は打てた球なのに

ここから先は有料になります

ニコニコポイントで購入する

チャンネルに入会して購読する

  • この記事は過去記事の為、今入会しても読めません。ニコニコポイントでご購入下さい。

コメント

コメントはまだありません
コメントを書き込むにはログインしてください。

いまブロマガで人気の記事

継続入会すると1ヶ月分が無料です。 条件を読む

ハックルベリーに会いに行く

ハックルベリーに会いに行く

月額
¥880  (税込)
このチャンネルの詳細