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世界的なプロダクトを生み出す日本の美的感覚:その53(1,849字)

2017/01/24 06:00 投稿

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  • 日本の美的感覚
『スーパーマリオブラザーズ』は、ファミコンが発売された1983年から2年後の、1985年に発売された。
ところで、当時の商習慣の常識であれば、玩具というのは発売された直後の売上げが最も伸び、その後徐々に収束していくというものであった。また、その耐用年数もそれほど長くはなく、数年にわたって売れ続けるというものはほとんどなかった。

また、ゲームというものもコンピューターの一種である以上、日進月歩の進化が伴うので、2年も前に発売されたハードから、新たなヒット作が生まれるとは考えにくいところがあった。

しかしファミコンは、その常識を覆したのである。発売から2年後に、最も大きな売上げの伸びを示したのだ。

覆せた理由は、大きく二つ。
一つは、ファミコンというのはプラットフォームであるため、普及すればするほどそこで動くソフトの売上げが高くなる可能性がある。そのため、ソフトメーカーにとっては発売直後よりむ

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