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それから、どれくらいの時間が経っただろうか。このとき、ぼくはエミ子よりも早く目覚めた。
起き上がって辺りを見回すと、そこは小さな丸太小屋の中だった。部屋は狭く、天井も低かった。部屋の奥に一つだけ扉があって、小さいが窓も一つあった。
部屋には、床を埋め尽くすように二つのベッドが置かれていて、それ以外には小さな机と椅子、それからやっぱり箪笥があった。ぼくは、その二つあるベッドの片側に寝ていた。
隣のベッドを見ると、そこにはエミ子もいた。それで、ぼくはホッとした。エミ子は小さな寝息を立てていて、どうやら命や体に別状はないようだった。
しかし、ここはどこなんだろう?
訳が分からず辺りを見回していると、急にドアが開いた。そのため振り向くと、そこから一人の女の子が入ってきた。
「あら、気づいた?」
と女の子は、起き上がってぼくを見て、特に慌てた様子もなく言った。
「体はどう? 痛み
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