ハックルベリーに会いに行く

台獣物語44(2,442字)

2016/11/26 06:00 投稿

  • タグ:
  • 台獣物語
44

 それから、どれくらいの時間が経っただろうか。このとき、ぼくはエミ子よりも早く目覚めた。
 起き上がって辺りを見回すと、そこは小さな丸太小屋の中だった。部屋は狭く、天井も低かった。部屋の奥に一つだけ扉があって、小さいが窓も一つあった。
 部屋には、床を埋め尽くすように二つのベッドが置かれていて、それ以外には小さな机と椅子、それからやっぱり箪笥があった。ぼくは、その二つあるベッドの片側に寝ていた。
 隣のベッドを見ると、そこにはエミ子もいた。それで、ぼくはホッとした。エミ子は小さな寝息を立てていて、どうやら命や体に別状はないようだった。
 しかし、ここはどこなんだろう?
 訳が分からず辺りを見回していると、急にドアが開いた。そのため振り向くと、そこから一人の女の子が入ってきた。
「あら、気づいた?」
 と女の子は、起き上がってぼくを見て、特に慌てた様子もなく言った。
「体はどう? 痛み

ここから先は有料になります

ニコニコポイントで購入する

チャンネルに入会して購読する

  • この記事は過去記事の為、今入会しても読めません。ニコニコポイントでご購入下さい。

コメント

コメントはまだありません
コメントを書き込むにはログインしてください。

いまブロマガで人気の記事

継続入会すると1ヶ月分が無料です。 条件を読む

ハックルベリーに会いに行く

ハックルベリーに会いに行く

月額
¥880  (税込)
このチャンネルの詳細