ハックルベリーに会いに行く

あしたの編集者:その8「読者の潜在ニーズを掘り起こす方法」(1,918字)

2016/08/04 06:00 投稿

  • タグ:
  • あしたの編集者
前回は、「居酒屋の潜在ニーズを分析し、そこから具体的に本を企画する」と書いたが、その前にもう少し潜在ニーズについて掘り下げてみたい。


「本を売る」というビジネスにおいては、今後「読者の潜在意識に訴えかけていくこと」の必要性が高まっていくだろう。読者の潜在ニーズを掘り起こしていかなければ、沈みゆく出版業界で生き残るのは困難だ。

そこで、「潜在ニーズを掘り起こす」ということについて具体的に見ていきたいのだが、それを実現した近年の好例として、アップルのiPhoneが挙げられよう。
iPhoneが掘り起こした潜在ニーズとは、「ボタンのついていない携帯電話(スマホ)」である。それまで、ボタンのついていない携帯電話は存在しなかった。だから、人々はそれを欲する(ニーズする)ことができなかった。女子高生に「どんな携帯電話が欲しいですか?」と聞いても、けっして「ボタンのついていないもの」とは答えられなかった

ここから先は有料になります

ニコニコポイントで購入する

チャンネルに入会して購読する

  • この記事は過去記事の為、今入会しても読めません。ニコニコポイントでご購入下さい。

コメント

コメントはまだありません
コメントを書き込むにはログインしてください。

いまブロマガで人気の記事

継続入会すると1ヶ月分が無料です。 条件を読む

ハックルベリーに会いに行く

ハックルベリーに会いに行く

月額
¥880  (税込)
このチャンネルの詳細