「ひろゆきが突っ張ると公判になってしまう可能性は高い」――昨年末の2ちゃんねる元管理人・西村博之氏の書類送検を受けて、ホリエモンこと堀江貴文は2012年12月31日、自身のブロマガ「堀江貴文のブログでは言えない話 Vol.154」で、ネット掲示板に権力が介入する危険性を示唆しました。

 こんにちは。『堀江貴文のブログでは言えない話』担当の編集Sです。昨年2012年の12月20日、2ちゃんねる開設者で元管理人の「ひろゆき」こと西村博之さんを警視庁が書類送検したことは記憶に新しいと思います。その理由は、インターネット掲示板「2ちゃんねる」で違法な薬物の売買に関する投稿があることを知りながら削除せずに放置したという、麻薬特例法違反(あおり、そそのかし)ほう助の疑いらしいです。

 これに対して、ツイッター上では「放置による幇助が認められたら全ての自治体の長や警察署の署長も書類送検じゃないか」「賠償命令を無視し続けた開き直りに対して、警察、検察なりに知恵を絞った結果」とさまざまな意見が飛び交っています。

 しかしながら、堀江は“書き込みの放置そのものを罰する法律はないから、起訴したところで有罪になるかは微妙”としながらも、

「たぶん、ひろゆきが『ゴメンナサイ』したら、起訴猶予になってシャンシャンで終わる案件だとは思うけど、ひろゆきが突っ張ると公判になってしまう可能性は高い。ここはスルーして欲しいところだよね……」

とコメント。しかし書類送検後、ひろゆきさんは12月27日に行われたニコニコ生放送のネット討論番組で「削除要請の依頼はきていないはず。法律も違反していない」 と言っていました。

堀江は検察、ひろゆきさんは警察と管轄は違えど、“狙われる”という状況に身をおいた二人。堀江は昔から新しいジャーナリズムのあり方を訴えてきただけに、このことでネット掲示板の規制が強化されることに対し危惧を感じている様子でした。