ペットボトルは燃えるゴミ

リゼロ雑感 スバル君の正体○○説

2017/01/03 01:24 投稿

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さてと
僕もあの人の真似をしてリゼロの考察なんかをしてみたいと思います。

ここで言うリゼロとはいわゆる「Re:ゼロから始める異世界生活」、監督は渡邉政治氏で、2016年4月から同年9月までテレビ放送された全25話のアニメ作品のことを指します。原作は長月達平氏が小説家になろうというサイトで公開している作品で、これを書いている現在も連載は続いています。

まず最終回見たんですけど正直驚きました。まるで絵に描いたような大団円とはこのことでした。

まさかあの、悪名高きあの、この世のバッドエンドを集めて煮しめて出来てるようなあの、
海千山千のなろう民が声を揃え絶対に逝きたくない転生先として真っ先に挙げるあのリゼロのアニメがこんなにスカッと爽やかに締めくくられそれまで荒みきっていた心が一気に浄化された気持ちにさせてもらえるとは。

もう視聴者の誰もが諦めていました、はいはいああこの世界は常にどす黒い闇の雲に覆われたままで永遠に晴れることはないのだな、バッドエンド確定乙、と。

けれどアニメスタッフは誰一人諦めませんでした。全ての手をつくし血眼になって探しました、そして見つけたのです。雲の隙間に一筋の光明を。

勝ったッ!俺たち人類は挑戦し続けやっと勝ったんだッ!強大で不死身な絶対悪に、覆せない運命に、あの原作者みたいな悪魔に。

戦いの果てに勝ち取った美酒は最高に甘美なものでした。スバルとエミリア、ああやっとそれぞれの思いがねじれることなく互いに伝わったんだな、ていうかもうこれエンディングでいいんじゃないかな。

どうやら原作はこの後も絶好調で延々と続いてるらしいから多分次に雲の切れ間からこの草原を優しく包んでるような青空が覗くことは当分無いと思うし。
いや俺だけで決めた!これでリゼロはおしまい、あんたたちもはやくおにげ!

そしてスタッフの皆さんありがとうございました。おかげで絶望の無限ループから救われました。これで僕も皆さんから頂いた強く暖かい希望を糧に明日のバイトに行けそうです。

そんな、ぴたりとラストの着地までパーフェクトに作られたリゼロだったんですが、ごくごく個人的な視聴時の感想はどうだったかというと、正直素直に喜べませんでした。

いや作品が悪いって話じゃないんです、いや誰が悪いんでもなく自分でコケたんですが、有り体に言うとコメントでネタバレをかまされましてね、だもんでラストがあまりに感動させる展開になればなるほど、ははーんこっから一気に急降下させる気だな~知ってた知ってた一見大成功☆に見せてからの~とどめの~既に覆せない現実が来て~の「なーんて終わると思った?!残念、リゼロでした!テメーらに息継ぎの暇はねぇ!2期は更に地獄すら生ぬるい阿鼻叫喚の世界に引きずり込んでやるぜ、せいぜい首を洗って待ってろよヒャッハー!」とか言うんだろなぁ、スタッフ悪いやつだなー、…あれ?これで終わり?

みたいな勝手に肩透かしを食らった感じになってました。ちゃんと綺麗にまとめてくれてたんですよスタッフは。もっと信じればよかったよ。

それにしてもそっかー二人がイチャコラしてるちょうど裏ではあの娘が泣いていたんだな、ありがとう見知らぬ人よ、あなたの的確な指摘がなければこの作品に張り巡らされた細やかな伏線に原作未読な僕一人の洞察力程度では一切気付けませんでしたよみんなで助け合ってこそのリゼロだね、また一つこの作品の奥深さに触れさせていただいて感謝の言葉もありませんとでも言うと思ったかこの糞ガキがぁ!!

全っ然要らんかったよマジで!今そんな話してないだろ!台無しだよ!俺の半年を返せ、返せよぅ…畜生…

許さねぇ、絶対に許さねぇぞネタバレキッズ!
改めて確信した、あいつら生きてちゃいけない存在なんだ、夜中寝ようとしてふと見つけたゴキブリのように最後の一匹まですり潰さなければこの世界に平穏は訪れないんだ、あいつらこそさもファンのフリをして潜り込みリゼロというコンテンツを腐らせる害悪なんd

   -その話長い?-

あっ、いえもう終わります、すいません。

   -それいる?-

はい、今回必須です。

あと全然余談ですが一般的なラノベ作品の傾向として根強い男主人公への過剰なラッキースケベシーンが挙げられますがこの作品には全然なくて見やすかったのもありがたいです。

やっぱお色気シーンを無理やりねじ込むとどうしてもそれまでの流れが死ぬんですよね、お話が止まっちゃうからすごい勿体無いなとずっと思ってて誰か実験的にでもいいから試してくれないかと思ってたんですがその点リゼロは徹底してましたね。

結果はやっぱり大成功でしたよ。おそらくご家族でリビングに集まり仲良く鑑賞するような作品作りを考慮されているんでしょう。

え?乳キャッチですか?あー、まああれは女の子サイド主導で(軌道)計算され尽くした結果のイベントということで今回の集計対象には加えないものとします。

それと小ネタでラピュタの滅びの呪文を「目潰しの魔法」呼ばわりしてたのがツボでしたのでいつか折を見てパクらせていただきたいと思いました。

ではアニメの感想はここまでにして、この後は主に1期の内容を元にしてスバル君の正体を考えてみます。

まず今考えている結論に必要な要素として、まあ原作は未読なんですが、どうやら風のうわさによると今後もスバル君が主人公は変わらない、らしい。ひとまずそれだけ分かればいいです。
あとこの作品の代名詞である「死に戻り」という現象の特徴としてまず発生する対象がスバル君一人らしいという事、そして発生するまで見聞きした記憶を保持したまま「セーブポイント」と便宜上呼ばれている時点のスバル君の意識に戻るという事、ここまではシュタゲ等タイムリープ物と共通している所なんですが、他の作品と圧倒的に異なる正に異様な3つ目の特徴であり名物として、死に戻りは名前の通りスバルという一人の人間が物理的に死んだときのみ発生し、その際死に至るまでの苦痛は全て味わう、という点があります。

それと他の作品と比較しての特徴としてスバル君にはこの死に戻り以外のチート能力が一切ないということ。これも厳しい制約です。あまりにも厳しくて果ては呪いとまで言われています。
そんな貧弱な初期ステのまま、でも他の登場人物はみな敵味方キャラ共に中世ファンタジー世界特有の素手で岩を砕いたり目からビーム出したりの中に訳もわからないWikiもない状態で放り出され、とりあえず先のことは死んで覚えるという初期のロックマンみたいな日常を歩んでいくというお話でした。

マジかよ、というか正気かよ。そりゃ誰もが一度は思いつく話だろうけどそれを主役にして何年も作品を連載はまずしないよなあ。
何が無理って毎回死ぬ際に伴う激痛と恐怖の描写がめっちゃ執拗でねちっこく表現しているところ。
普通創作活動をする上でオリキャラってのは全て作者の分身であって例え憎い敵キャラであろうと邪険に扱うのは抵抗があるはずと思っていました。

(例えば別作品で言えばまどマギのテレビ放映時に、新房昭之監督は締め切りギリギリ最後まで何とか美樹さやかを生き返らせる話に変えられないか、分かったこの際マミさんは諦めよう、マミさんは仕方ない、でもさやかはワンチャンあるやろと脚本家みたいなQBに頼み込んでたみたいな噂話を聞いたことがあります。)

作者にとって自分の作品の主人公とは自分の分身、あるいは我が子のような存在のはず、それをこんなじわじわとなぶり殺しにするような扱いを何度も何年も書き続ける事が真っ当な精神で出来るものだろうか、いや無理だわ・・・僕の想像を絶しています。

ひとしきり粘ってもこのままでは答えには至りませんでした。
しかしこの死に戻りこそがこの作品のテーマであり存在理由なのだと思い、今度は問を逆にして考えてみました。大前提として死に戻りを繰り返す物語は書き続けることが可能なのだ、と。ソースはリゼロ。

そこで、僕が幼少の頃某国の特殊施設に入れられ12年間訓練された技術であるところの作者の気持ちになって考えるというスキルを社会に出てから初めて使い、以下2つの疑問に分解しました。

1,どんな思いがあればこの苦行を続けることが出来るのか?
2,そしてその行為は何のために続けなければならないのか?

まず1つ目、作者はこの執筆を行っている時はどんな精神状態でいるのかを考えてみます。
まあ一般的によくある意見としては「おはドS定期」、「いや逆にドMなんやで」、「作者頭おかしい」などが見受けられます。

普段ならその一言で済ませてもいいんですが今回は更に1歩踏み込んで人はどんな時にそのような情け容赦のない鬼と化すのか、と思い描いた時、やっとひとつの行為が浮かびました。

それは「叱る」という行為。

ボールを追いかけ車道に飛び出ようとする子供に親が、将来後悔しない学力を身につけさせようとやる気のない生徒に先生が、社会での理不尽な暗黙のルールに触れたがる新入社員を先輩が、等の現在は全て事案とされている古の行為である人が人を叱る時、その人は相手を思いやるからこそ全力を出して厳しい罰を与えることが出来るのです。
ここまで来てやっと合点がいきました。

そう、スバル君は今、叱られている真っ最中だったのです。

ただ、だとするとこの死に戻りという現象は人を、ここではスバル君に対して罰を与えている事になります。死に戻りを罰と仮定するのならばそれに対する罪があるはずです。
しかし劇中のスバル君は何か悪いことをした結果、死に戻りを味わっていたでしょうか?

時には意図的に崖から飛び降りた時もありました、自殺行為を叱られているのでしょうか?
時にはその実質不死身な体を宿敵に乗っ取られようとした際、自分を殺してくれと仲間に懇願した時もありました、命を粗末にしたことを叱られているのでしょうか?

そうとは言い切れません。スバル君自身が正しいと思い行動した結果でも理不尽な惨たらしい死は平等に訪れそして強制的にその直前に戻されます。
そんな呪いをスバル君はどう考え理性を保っているのか、それは全て突然飛ばされた先で最初に救われた、この異世界で唯一感じた安らぎ、エミリアという少女、彼女が歩む先に大口を開けて待ち受ける幾多の過酷な運命から守りたい、全てがこのたったひとつの決意から産まれた言動なのでした。

そんな姿を25話一貫して見てきた僕には、彼の言動に繰り返し命を奪うほど戒められなければならない素養が見受けられません。では、彼は一体いつどこでその大罪を犯したのでしょうか?
残された先はアニメの外、異世界に飛ばされる前しかありません。そこで彼はどんな悪人だったのでしょうか?

アニメでは1話冒頭でスバル君が異世界に飛ばされるシーンが描かれています。
彼はコンビニで立ち読みをした後、買い物をして店を出ます。
その刹那本当に唐突に一瞬で場面が変わり、次に目を開けた後は既に異世界の城下町に立ち尽くしています。

ここでも罪は犯してないと思うのですが、ひょっとして立ち読みでしょうか?そういう話?立ち読みには気をつけよう!という壮大な話でしょうか?
確かに褒められた行為ではありませんがそれだと少々厳しすぎませんかねぇ?

そもそもこのどこにでもいるジャージ姿の高校生にそれだけの犯罪を犯すことが出来るのでしょうか?

高校生でもコンビニでお手軽にできる罪の規模としては一般的にはどうやら売り物のおでんを指でつつく程度がせいぜい、それでは異世界には飛ばされず檻に入れられるだけのようなのでコンビニでの悪行でもないのでしょう。
だいたい結果逮捕されるならわざわざそんな複雑な贖罪を用意しなくてもいいはずです。

どうやら現実世界でどんな罪を犯したのかは提示されておらず、仮説で語るしか無いようです。

スバル君は劇中で異世界に来るまでの自分について「何もしてこなかった」という一言で表しています。
これの意味するところは何でしょうか?
通うべき学校に行かず引きこもっていた、というだけでしょうか?

それもコンビニでスナック菓子とカップ麺を買えているところを見ると生活に余裕はあるようですし、夜中を選んでコンビニに来店したのも知り合いとの遭遇を避けるためと思えば学校での人間関係が原因なのかもしれません。

地元の不良グループのメンバー?
親が何かアコギな商売?
うーんその辺は全く言及されてないので憶測するにしても完全に後付になってしまうんですよねぇ。

そこまではいち視聴者には許されてないでしょう。もっと現実的な思考に戻りましょう。

最近身の回りでそんな悪を目撃したことはないか、引きこもりを続けている高校生にも出来て、現行の法制度では裁くことが出来ず、しかしその結果大勢の人々を苦しめる行為、何度も叱りつけたくなる行い、それらに遭遇して怒りに震えたことは無かったか…うーん、別にそれほど思い当たることは特に、

いやあった!あったよ悪が!

ここに至るまでの前述で怒りを覚えてたことがあったじゃないか、ここまで紆余曲折考え抜いて今やっと全てが繋がりました。

ここまでくればそれらをまとめることが出来ます。つまり
・スバル君は高校にも行かず実家で引きこもリ生活を満喫していた。
・その引きこもっている間の無限とも思われる時間を無料で出来る筋トレとなろう系サイトを読みふけることに費やしていた善良な少年だった。
・そんなある日、某コメントが付けられる動画サイトで最新アニメ視聴中に事件は起こった。
・たいていの原作を読破していたスバル君は、最初はついうっかりかも知れないがネタバレコメントをしてしまった。
・するとたちまちリアルタイムでコメントが怒りに染まっていく。
・無意識のうちにどこかで他者との繋がりに飢えていたスバル君は突然自分一人に向けられた頭で処理しきれないほど大量のヘイトコメントを浴び、それに自己存在の肯定を見出してしまい、ズブズブとネタバレキッズの沼へはまり込んでいったのだった。

これにより僕が導き出した結論とはズバリ、『スバル君=ネタバレキッズ説』

そうと仮定して死に戻りという要素を見直してみると、偶然とは思えないほどの類似点が浮かび上がります。
スバル君は先まで自分だけ見聞きして覚えてきたことを、前に戻ってまだ知らないみんなを(なお直接教えた人は死ぬ呪いなので間接的に)導いて行く事に使っています。なるほど皮肉なほどにネタバレ行為ととても良く似ていますね。

あちゃー、それはアカンよスバル君。実はかなり尊敬もしていたけれどくるっと変わったわ。そりゃぁ情状酌量の余地はないな。何年ぶち込まれるのか僕には分かりませんがどうかきちんと罪を償ってきてください。

だとすると作中では無限に続くと思われていた死に戻りの回数にももしかしたら終わる日が来るのかもしれません。例えばスバル君が付けてきたネタバレコメントの数とか。
貴様の罪を数えろというやつですね。
個人的にはネタバレキッズは僕の知らない世界で死ぬまで何度も死に続けてほしいのですが贅沢はいえません。
罪を償った人を許す寛容さも大事ですからその辺が落とし所でしょう。

そして残された2つ目の問も今までの難しさがウソのようにあっさりとほどけていきます。

作者はスバル君を、ネタバレキッズが犯してしまった大罪を許そうとしているんです。

ネタバレは一度起こしてしまったら二度と取り返しがつきません。
一般的な被害者はみなどうか死ぬまで死んで欲しいと思うところを、寛大な作者はその長い長い贖罪の行程を物語に綴り、あまつさえ主役にしてくださったのです。

そしていつかスバル君が全ての罪を償い終えた時、また最初と同じように瞬きする間に現実世界に戻されるでしょう。
しかしそこにいるスバル君はもう「傲慢」の大罪を背負う全ての人類に忌み嫌われる絶対悪の面影はありません。

自分の仲間を心から大切に思い、正に身を挺して救うことをいとわない真人間に生まれ変わった彼の将来に待っているのはとても幸福な未来でしょう。

おおなんと崇高な思いが込められているのだこの作品は。
この作者が綴ってきたどうみてもノリノリで書いてそうに見える残虐描写の数々も全てネタバレキッズにもう一度人の心を宿らせたいというたったひとつの揺らがぬ慈悲の思いから溢れ出たものだったのですね。

これこそ正に我が子を思うがゆえに厳しく振る舞う父の愛、誰ですか悪魔なんて呼び捨てる無礼な輩は。おそらくこの作者は天からの御使いに違いありません。
それに気付いた元ネタバレキッズたちは皆涙を流しこう呼ぶでしょう。

「「長月たんマジ天使」」と。

Q.E.D.

ん?何ですか?もう証明は終わりましたよ。何かご不満でも?
え?卿の行いの源泉はそれかと、ネタバレキッズ憎し、それが卿がリゼロに近づいた本当の理由なのか、とお疑いの方もおられるようですね。

それは違います、僕の純粋な探究心と奴らの邪悪さとは一切関係ありません。ホントですよたまたまなんです。

ならばより説得力を持たせるためにもリゼロにおけるもう一つの謎もこの説を用いて導き出してみせましょう。

それは「嫉妬の魔女の正体」。
こちらも先程の仮説を元にすれば解き明かすことが出来るのです。

嫉妬の魔女サテラ、それはリゼロ世界において最大のタブーであり人々にとって厄災と恐怖の源とも言える存在。
彼女の能力は見えざる手と呼ばれ常人には視覚出来ない自在に伸びる腕でありその数は最大2千本、さらにその圧倒的な魔力により人々の命を貪り何百年も苦しませ続ける魔獣を生み出すことが出来ます。
そしてその姿はエミリアによく似た銀髪のハーフエルフであったと伝説には伝えられています。

まさかこれがラスボスすか?どうすんのよこんな盛っちゃって。クリアできる気が全くしないんですが。
ともあれこの彼女が何の因果かスバル君に死に戻りの呪いをかけた張本人だった、という話になっています。

なるほどなるほど、だいたいそろった。ではこちらについても1つずつ紐解いていきましょう。
まずサテラという名前、これにも違和感がありますね。というのもリゼロに出てくる登場人物でだいたい重要そうな人物にはすばる、アルデバラン、ベテルギウス等、宇宙に関する名前が付けられているんです。
それに対してサテラとは衛星、だからどこの衛星なんだよととりあえず「すばる 衛星」でググってみたところリゼロ記事は一切なくなり「人口衛星ひとみ」というキーワードが引っかかってきました。

人工衛星ひとみとは2008年7月に計画が正式決定されたプロジェクトで国内外で計51の研究機関が参加していました。その後完成された衛星は2016年2月に種子島宇宙センターからの打ち上げに成功したものの、同3月にトラブルが発生し、その後懸命な復旧作業が行われるもついに断念されプロジェクトは失敗に終わっているそうです。

この人工衛星が運用に成功していたら従来の10倍の精度を持つX線による観測が可能になっていたそうです。それがなぜすばると一緒にググられて来たかというと復旧作業時にハワイにあるすばる望遠鏡を使い調査していたからでした。

手の届かない宇宙の遥か彼方で己が使命をまっとう出来ず、そのまま息絶えていく人工衛星(サテラ)をただ眺めていることしかできなかったすばる君の心中たるやどれほど無念だったのでしょうか。

しかしこの悲劇からもいくつかの無視できないキーワードが出てきました。
特に星の名前の付いていないサテラという名前、これは人工衛星がモデルにされている可能性があります、またその人工衛星が本来持っていた機能はX線による超精密な観測能力。
成る程無数の見えない手とはX線から来ているのですね。

そう言われるとやたら心臓をハートキャッチしてくる描写にも納得がいきます。X線照射を自在に操る程度の能力とはレントゲンのようなもの、心臓なんて余裕で触れられますね。
じゃあ今サテラが地上に姿を見せないことも当然です。おそらく宇宙に打ち上げられていて衛星軌道上にいるのでしょう。
そして常にスバル君を、具体的にはスバル君の心臓を常に観測しているのだと考えるのが自然です。

まずは現在の居場所が確定しました。ではどうしてそこに居るのかの考察に移ります。
移動手段に関しては問題ないでしょう。ハイ魔法の力です。なんかレーザー兵器みたいなのも使ってたし火薬みたいな石もあるし人1人を打ち上げる位は可能でしょう。

それよりも彼女が打ち上げられた理由です。
なぜ彼女は1人で地球の外の、おそらく片道の衛星軌道上に送られたのか?

その辺を踏まえて、スバル君が異世界に現れる前のお話をでっち上げてみました。

最初、彼女はなろう系小説内の異世界に1人のモブキャラクターとして生まれました。
しかし彼女の力をあまりに強大な設定にしてしまったばかりにそのX線由来の観測能力で知ってしまったのです。

この世界がweb小説の中だけの架空の世界でその外には三次元の実体を持った現実世界が存在しているのだという事を。

この事実を知った彼女はそれについての啓蒙活動を始めます。
恐らくこの小説の世界を飛び越えて現実世界で本当の自分になろうとかそんな感じのことを一般市民に教えていったのだと思われます。

その結果サテラの教えを深く信仰する人達も増えていきました。
そしてその活動を快く思わない国家や、特に教会が権威の失墜を恐れ、サテラとその信者たちを捕え異端審問にかけようとしました。

サテラ教団の教えはこの世の全てはweb小説であるという内容だったので賛同してくれる国家や宗教団体もなく、やがて全世界から危険思想扱いされ、ついには信者の生命と引き換えにサテラは1人捕えられてしまいました。

魔女裁判では満場一致で処刑が決まったものの、その強大な魔力が宿っている身体には針の1本も通らず、命を奪うどころか傷一つつけることは出来ませんでした。

圧倒的な力の差を見せつけられ続けた教会はいよいよサテラを心の底から恐れ、最後の手段として国民の目に触れない場所へ流刑することを決定します。

流刑先に選ばれたのは月でした。
こうして哀れサテラは魔力を推進力とする異世界製のロケットに乗せられ、月まで打ち上げられたのでした。

しかも教会はダメ押しでサテラの存在を消し去る魔法をかけます。これで普通の国民にとってサテラは存在していなかったことになりました。
存在を消し去るのは魔獣特有の能力でこの世界には存在しています。

魔獣を生み出すようなより上位の力を持っているサテラ自体が消えることはなかったのですが、サテラの教えを信仰していた善良な信者たちは普通よりサテラの魔力による影響を受けていたため中途半端に記憶が書き換えられ大変残念な人たちになり果て各地で暴走していきました。

それからも溢れるほどの魔力で満たされているサテラは月面に居るくらいでは死にません。しかし考えるのを辞めてはいませんでした。

1人で月から観測能力を使い、web小説の壁を超え現実世界で自分と波長の合う人物をずっと探し続けていました。特に心臓が強そうな人を。

そしてやっと見つけたのです。
小説のネタバレをするのが大好きで、当時ネタバレ行為に執着しただそれのみに快楽を感じ、ほかには何もしてこなかった、つまり何もしてこなかった菜月昴という少年。

彼のネタバレ行為への情熱にシンパシーを感じた彼女はスバル君に自身の意思を託すことを決意します。
彼のネタバレ力があればこの世界の人々を正しく導いてくれると確信し、彼を異世界に迎え入れ、それまでに醸造しておいたとっておきの死に戻りという呪いをかけます。

こうしてスバル君によるネタバレ行為のみでこの異世界を正しく導く長い旅が始まったのでした。

とまあこんな感じでしょうか。
なんか所々メタやめろとかご意見があるかもしれませんが、なろう業界ではこれくらい前例がないわけではありません。
例えばリゼロより以前にテレビアニメ化された同じなろう系原作のログ・ホライズンという作品があります。

ネットゲームの世界に転生するこの作中にはNPCキャラとして産まれながら、ネトゲ特有のβテスト開始やそれに伴うフィールドマップ追加などの変化を単なる自然現象ではなく何者かの意思によって行われた行為であると知覚したリ=ガンという名の賢者が登場します(彼はその現象を世界魔法と表し研究していました)。

そのためこの程度なら異世界転生ものにおいてのルール違反にはならないと思われます。

ではこの調子で最後まで行ってみましょう。
いよいよサテラの正体は誰なのか、を解き明かします。

これら全ての仮定が矛盾せずに該当するキャラは居るでしょうか?
残念ながらアニメに登場したどのキャラにも当てはまりませんでした。
エミリア?ハハハないない逆に一番無いですわ。真っ先に候補から外していいでしょう。

しかしそれもそのはず、僕の仮説が正しければ今の地上からはサテラが居た痕跡が全て消え去られた後なのですから。むしろ仮説がより信憑性を増しただけの事です。
全て消し去られている前提で、そこから何かほころびは残っていないか、という観点でキャラクターを見直したところ、ある特殊な登場をしてくる人物を見つけました。

それはアナスタシア陣営の傭兵団・鉄の牙に所属しているミミ、ヘータロー、ティビーのパールバトン三姉弟です。

彼らがそれぞれ作中に初登場したシーンを順番に思い出して見てください。
まず最初はミミがアナスタシアと一緒にスバルと会う場面で登場します。
まだこの頃はなにこれかわいいとしか思っていなかったでしょう。

その後白鯨討伐前にミミとヘータロー二人でスバル君に出会う場面があります。
ここではお前ら双子かよかわいいとほのぼのさせてくれました。

そしてトドメの白鯨討伐後、ミミからもう一人弟のティビーがいることを聞かされます。
その一連の流れからお前らホントは三つ子だったのかよ!と嬉しい誤算を味わえます。
しかしこの一見天丼ギャグに見せかけたこの登場のさせ方こそがサテラに繋がる唯一の糸口だったのです。
伏線は得てしてギャグに貼られるものなのです。

双子だと思っていたらいつの間にか三つ子だった、この法則が他に当てはまるキャラが居たとしたら。そここそサテラが隠されている可能性が最も高いのです。
またこうしておけばもし後半に突然登場させたとしても現行キャラとの強力な因果関係を即座に結ぶことが出来ますしね。

また先程仮説を立てたサテラの能力はX線由来の観測能力、はるか遠くを見通す力、そんな能力と似通った血筋に産まれていたに違いありません。

そろそろ僕が何を言いたいのか分かりましたでしょうか、恐らく勘の良い方は名前どころか姉妹の何番目かまで察していただけたかと存じます。

つまり、『嫉妬の魔女サテラ=鬼族に産まれた三つ子の次女、リム』だったんだよ!

これらをまとめるとリゼロとは、ネタバレの罪でweb小説世界の全人類から無視られた少女リムがネタバレキッズのスバル君を異世界に転生させてネタバレの力で世直しをしてもらうネタバレ物語だったのである。

やっべー見つけちゃった。完璧に導き出せちゃってるなこれ。

などと綺麗に纏まったところで結局ダジャレ言いたいだけじゃねーかとか、あの隔絶された鬼の里でエルフの血が混ざりそうもないんですがとか、そもそも400年前にレムラム産まれてねーよ等のごもっともなツッコミが来る前にこのムダに長い考察を終えたいと思います。

最後まで我慢して読んでくださった方本当にありがとうございました。
しょうもないオチですみません。


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