こんにちは🥰
修験者で占い師の法演です。

今日は、わたしが忘れられない「占い師に必要なこと」を痛感したいくつかの出来事のうちのひとつを語ります。

とある占い師さんがね、ある女性の次の交際相手の名前を当てたことがあるの。
まだ出会ってもない次の交際相手の名前。

その女性はびっくり感動してね、つらいことがあったときに、その占い師にまた相談に行ったの。
いまこんな状況でとてもとてもつらいんですって。

わたしは残念ながら、そこでどんなやり取りが交わされたのかは知らないの。
わたしが知ってるのは、名前を当てたことと、つらいことがあったときに、その占い師のところに彼女が一度だけ行ったってことだけ。

そしてその後、その女性はわたしのところにずっと鑑定に通ってきてくれてる。

その女性は、その占い師のことを悪くは言わないの。
「新彼の名前、当たってたんですよ」っていまだに感動してるし、悪い感情はないの。

でも、その後はその占い師のところには行ってない。

これが何を意味するのか。
その占い師は、当てることはできても、彼女のしんどさを取ることができなかったのよ。

わたしはよく、これを虫歯に例えるのだけど、歯が痛いときって、今痛いから、今何とかしてほしいのよね。とにかく痛くて痛くて仕方ないから、何が何でもまずは痛みを取ってほしい。
それが急性期の状態で占いに駆け込んでくる相談者さまの気持ち。

まずはその痛みを取るという「救い」が必要なの。

当てることはもちろん大切。
占いは当たってなんぼだとも思う。
でもその先に「助かった」「救われた」と感じられるものがないと、また会いたいとは思ってもらえないのだなと痛感した出来事だった。

当てることと同時に、ちゃんと根底に愛をもって、相談者さまのしんどさを取ることを意識できたら、また会いに来てくれる人が増えると思うよ。

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