ウサギ小屋

【声劇用台本】ARMORED CORE for ANSWER~狂人革命家前編【5:2:1】

2014/05/14 21:26 投稿

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~注意点~
この台本はFROMSOFTWARE様のPS3用ゲームタイトル「アーマードコア4」「アーマードコア・フォーアンサー」を題材に声劇用にアレンジした台本です。実際のストーリーと異なる点やネタバレが大いに含まれます。以上を踏まえた上でお楽しみください。なお、他シリーズ台本とは時系列やその出来事に於いて直接的な繋がりはありません。それぞれ独立したストーリーとして解釈してください。
※大まかな世界観やストーリーの詳細についてはwikiを見ていただくと詳しく書いてあると思いますので、そちらを参考にしてください。「ACfA」「AC4」などで検索できると思います。


ARMORED CORE for ANSWER~狂人革命家前編

~登場人物~

(♂5:♀2:N1…合計8人/所要時間約40分)

♂オールドキング:二十代→四十代。落ち着いた物腰だが、言葉の端々で狂気を感じさせる。

♂マクシミリアン・テルミドール:三十代。熱っぽい扇動家、諦観者、ロマンチストなどと評されるORCA旅団長。その辛辣とも流麗とも取れる語り口調は革命家を思わせる。機体は「アンサング」、"称えられない者"の意。

♂メルツェル:二十代。ORCA(オルカ)旅団の若き参謀。クールで冷静に物事を判断する。ネクストはチェスの定跡を意味する「オープニング」

♀ジュリアス・エメリー:二十代。ORCA(オルカ)旅団創設時の5人の内の一人。ORCA唯一の女性であり、冷静沈着で腕も一流。

♂ジェラルド・ジェンドリン:二十代。企業にとって理想的な人格と実力を兼ね備えたリンクス。自身の能力をよく把握しており、リンクスに有りがちな驕りや慢心はあまり伺えない。

♀リザ:オールドキングの恋人。彼とは対照的に明るく元気な女性。

♂サーダナ:40代。飛躍した論理から狂人と言われている数学教授。

Nナレーション:雰囲気は全てナレーションにかかっています。


~簡易配役表~

♂オールドキング:
♂テルミドール:
♂メルツェル:
♀ジュリアス:
♂ジェラルド+リリアナ兵士A:
♀リザ+リリアナ兵士B:
♂サーダナ+訓練兵:
Nナレーション:


~本編~

---BGM peace

リザ
「ねえ、今度の休日なんだけど、ちょっと用事ができちゃって・・・」

オールドキング
「ん?ああ、じゃあ映画は中止ってことだな。」

リザ
「ごめん!今度ちゃんと埋め合わせするから!」

オールドキング
「そもそもお前が観に行きたいって言ってただけじゃねえか。俺はかまわねえよ、リザ。」

リザ
「ありがと!じゃあ仕事行ってくるね、ふふ、好きよ。」

オールドキング
「うるせえよ、さっさと行け。」

リザ
「もうー、照れちゃってー。」

ナレーション
「明るく屈託のない笑顔で外出していくリザという女性。男はそれを見届けると、休日の朝らしく、コーヒーカップを傾ける。だが、そんな時だった…」

オールドキング
「・・・」

---爆発音

オールドキング
「!?なんだ!?…爆発音…?近いぞ…」

---バスが横転、炎上し、すぐそばにリザが倒れている

オールドキング
「…リザの乗ったバスが…そんな…馬鹿な…!!リザ!・・・おい!しっかりしろ、リザ!!」

リザ
「・・・うっ・・・痛い・・・」

オールドキング
「意識はしっかりしているようだ。待っていろ、今救急車を・・・!」

リザ
「・・・うぅ・・・ごめんな…さ…」

オールドキング
「わかってる、しゃべるな!」

ナレーション
「病院に運ばれたリザは、直ぐに緊急治療室へと運ばれた。警察の話によると、恐らくレジスタンスの報復に巻き込まれたのだという。彼女はそのまま緊急入院となり、何日も目を覚まさなかった。医師がいうには、あとは本人の生命力次第だという。」

オールドキング
「俺は、俺は諦めてはいないぞ!リザは必ず目を覚ます。このまま終わるような女じゃない。  こんな優しく、強い女が…そう簡単に死ぬわけがない。神はそんな残酷なやつじゃない。きっと何か手助けしてくれる。そうだ、きっとそうだ!」

ナレーション
「しかし、彼女がそのまま目を覚ますことはなかった…。葬儀の日、安らかに眠る彼女の前を離れない彼に、遺族が涙ながら告げる。彼女はもう死んだのよ、と。」

オールドキング
「死…?死とはなんだ…?生とはなんだ…?死んだからと言ってなんだというんだ。だって…  お前はここにいるじゃないか…俺の目の前で…お前は眠っているじゃないか…なあ、リザ…」

ナレーション
「数年後、彼は未だに生と死への疑問が拭いきれずにいた。そんな灰色な毎日を過ごしていた彼だが、通っている大学である人物と出会う。」

---BGM Someone is Always Moving in the Sueface

サーダナ
「答えがわかっていても式が立たない時があるが、式がわかっていれば出ない答えはない。人間と同じだな。みんなもそうだろう?彼女のことを想う気持ちは強いが、どう伝えていいかわからない。伝える手段がわかっているということは、彼女をどう想っているかはわかっている。数学とは斯くも単純で、人間らしい。」

ナレーション
「数学教授サーダナ…その男もまた変わり者だった。」

サーダナ
「では、本日はここまで…来週までにはレポートを提出するように…」

オールドキング
「なぜ…」

サーダナ
「ん?」

オールドキング
「…なぜ、人間は傷つけあう。…なぜ、人間は殺し合う。」

サーダナ
「…」

オールドキング
「…教えろ。」

サーダナ
「…進化のためだ。」

オールドキング
「進化…だと…?」

サーダナ
「人は殺戮というプロセスの中で進化を遂げてきた。生きるために殺し、殺すために進化する。自分が今を生き残れると確信するまで、殺戮と進化は止めない。彼らを見ろ。」

オールドキング
「…?軍隊…?」

サーダナ
「彼らは軍医だ。医学で学んだ最先端の知識は、最前線で彼ら軍医が発揮する。」

オールドキング
「ふん、殺戮が進化だと?だったら俺が百人殺せば、百の… 千人殺せば千の進化があるとでも…!」

サーダナ
「ああ…あるさ…人間とはそうやって進化してきた。これからもそれは例外ではない。人が人であると自覚する限りな。」

オールドキング
「…なんだ…そんな簡単なことだったのか。…そうか…殺戮とは…進化…か…」

ナレーション
「彼はその日から変わった…戦いが彼の日常となった。反政府運動に参加した後も、彼は常に戦火の中にいた。数年後、サーダナ教授はAMS適正が発覚した。AMS適正とは、ネクストと呼ばれる機動兵器を操るためのシステムに適正する、言わば才能。その操縦者はリンクスと呼ばれる。彼は数学者でありながら、そのリンクスとなったのだ。…その頃、ローゼンタール社、リンクス養成施設。」

---BGM Twist It

ジェラルド
「…ジュリアス・エメリー…」

ジュリアス
「私がどうかしたか…」

ジェラルド
「ん?」

ジュリアス
「ジュリアス・エメリー。私のリンクスネームだ。スコアボードを見て私の名を呟いたりして…何のつもりだ?」

ジェラルド
「き、君が…このジュリアス・エメリー…?シミュレーションスコア…一位の…!?」

ジュリアス
「それがどうした?」

ジェラルド
「すごい…君だけスコアが桁違いじゃないか。 」

ジュリアス
「君はさっきの訓練兵か。相手の整備不良にもつけ込めずに撃破されていたな。とんだ甘ちゃんだ。」

ジェラルド
「なんだと…!」

ジュリアス
「相手の機体は整備不良で右旋回が弱かった。右側から攻めれば容易く勝てたものを…。まさか、気付いていなかったのか?」

ジェラルド
「気付いていたさ。だがそんな勝利、私の中では勝利とはいえない。企業はそんなリンクスを求めてはいない!」

ジュリアス
「ネクストは力の象徴だ。全ては力、勝つか負けるか。今更そんな理想論…反吐の出る空論だ。」

ジェラルド
「私には私のやり方がある。見ていろ、今に君を超えてみせる!」

ジュリアス
「ふん…」

---間

訓練兵
「…おい、聞いたか?あのジュリアスって女!すげえな!あのリンクス戦争のジョシュアと、ほぼ同等のAMS適正値だってよ!まさにジョシュア・オブライエンの再来だな。」

ジェラルド
「ああ…そうなのか…適正値は高ければ高いほどネクストに順応する。戦闘能力の高さと言っても過言ではない。彼女の実力がそれを物語っている…」

訓練兵
「しかしお前もよく食らいついてるよ。成績はジュリアスの次じゃないか。だが、あいつは遠すぎる。お前でも無理だ。」

ジェラルド
「そんなことはない!」

訓練兵
「ふうん。だがよ、次の最終テスト、ジュリアスと戦うんだろ?お前、あいつに勝つ自信あるのかよ。」

ジェラルド
「…勝ってみせるさ…」

---間

ジュリアス
「どうした?攻撃が遅いぞ、その程度か?」

ジェラルド
「君こそ…整備不良なんじゃないのか?ふっ、整備士に恨みでも買ったのか?」

ジュリアス
「くっ…!整備不良?ふん、何のことだ。これが私の実力だ。怖気づいたのか?かかってこい!」

ジェラルド
「今度は自分がその立場になるとは因果なものだな。ジュリアス・エメリー。先程からクイックブーストを全くつかっていない。調子が悪いのはクイックブースターか?」

ジュリアス
「ふん、気付いていたのか。だがお前は何も気にする必要はない。言っただろう。勝つか負けるか。クイックブーストが使えないからと言って私はそう簡単にはやれないぞ。」

ジェラルド
「…そうだな…見事だ。」

ジュリアス
「…!?」

ジェラルド
「棄権する。私は君には敵わない。戦闘能力も、気高さもだ。…レオハルト殿のネクスト、  ノブリス・オブリージュを継ぐべきは君だ。」

ジュリアス
「何を…!私を馬鹿にしているのか!待て!」

ジェラルド
「馬鹿になんかしていないさ。整備不良とは言え確実に君に勝つ自信はない。そんな機体の君に負けたら私は立ち直れないよ。これは君への敬意だ。」

ナレーション
「後日、ローゼンタール社が筆頭リンクスである、レオハルトの後継人としたのは、ジェラルド・ジェンドリンだった。彼の人格や能力は、企業にとってまさに理想であった。」

ジェラルド
「なんだと…私が…ノブリス・オブリージュを…継ぐというのか…信じられん…」

ナレーション
「対照的に、力ばかりのジュリアスは危険視される。そんなある日、ジュリアスはある男と出会った。」

---BGM Welcome to the Earth

ジュリアス
「企業にネクストを取り上げられ、非力なノーマルしか与えられず…か。誇りは踏みにじられ、この力を持て余している…私はネクストに乗るべき存在だ。私は…」

テルミドール
「ジュリアス・エメリーだな。」

ジュリアス
「…?」

テルミドール
「君は企業如きが扱える人材ではない。その力を存分に振るいたくはないか?君にその意志があるのなら、あのネクストを与えよう。」

ジュリアス
「…あれは…私のアステリズム…企業に取り上げられたはず…どうして…」

テルミドール
「我々ORCA(オルカ)旅団にとって、この程度、造作も無いことだ。ジュリアス、君に力を貸してほしい。」

---間

ナレーション
「数年後、パックスに反対する武装勢力リリアナ。彼はその組織を率いていた。しかし、彼にとってこの組織の人間は、共に同じ目的を持った同志や仲間というより、ただの暴力装置でしかなかった。ノーマル程度の寄せ集めの組織にさほどの力はなく、彼はそれに不満を持っていた。そんなある日…」

---BGM Speed

サーダナ
「アナトリアの傭兵…面白い素材と聞いている。期待するぞ…」

ナレーション
「リンクスとなったサーダナは、北米ラブラドル半島でアナトリアの傭兵と戦闘となる。」

サーダナ
「なるほど…こうなるか!?冴えてきたぞ…ふっふっふ…」

ナレーション
「しかし、アナトリアの傭兵の実力はやがて英雄と呼ばれるほどの実力を持っていた。」

サーダナ
「新しい…惹かれるな…がああ!…く…ふふふ…道半ば…か…」

---間

リリアナ兵士A
「イクバール社のネクスト、アートマンが敵勢力の攻撃により大破し、北米ラブラドル半島の海に沈んだそうだ。」

オールドキング
「馬鹿な・・・やつが死んだってのか・・・。」

リリアナ兵士A
「ああ、例のアナトリアの傭兵の手にかかったらしい。」

リリアナ兵士B
「どうする、そのサーダナとかいうリンクス、あんたの師なんだろ?仇討ちに出向くか?」

オールドキング
「仇討ち?馬鹿な、くだらねえことを言うんじゃねえ。奴が選んだ生き方だ。殺しているんだ、殺されもするさ。・・・だが、ちょっといいことを思いついた。」

リリアナ兵士A
「・・・?」

ナレーション
「後日、水没した機体と、リンクス、サーダナの亡骸の回収作業中、謎の武装勢力が、ネクスト機を奪って逃走したとの情報が上がった。」

オールドキング
「どうやら、俺にはAMS適正があったらしいな・・・。これで俺は力を得た。古き時代の王、暴君の力を・・・!」

ナレーション
「ネクスト機を手に入れたリリアナは、凶悪な組織に変わっていった。彼はリンクスネームでオールドキングとして登録し、手に入れたネクスト機をカスタマイズした。そして、そのネクストの名前に、亡き恋人の名をつけた。」

オールドキング
「リザ…これでまたお前と一緒だ…これでまたお前と繋がっていられる…」

---間 BGM終了

ナレーション
「その頃、街の片隅で、ある組織の演説が行われていた。」

テルミドール
「この世界は腐っている!地上は荒廃し、大気はコジマで汚染されている。衛星軌道上は、  宇宙開発に出遅れるのを危惧した企業が配備した、高度9500m以上に上がってきたものを無差別に撃ち落す、『アサルトセル』が覆い尽くしている。人類はこの星に箱詰めにされ、いずれ死に絶えるだろう。コジマの汚染が早いか、戦争で共倒れが早いかの違いだ。」

ジュリアス
「企業は"クレイドル"と呼ばれる"揺り籠"を作った。アサルトセルの射程内に入らないよう、  高度7000m以上、9000m以下を航空する大型の空中居住区だ。これは限られた人々を乗せて、清浄な空気の中を飛び続けている。しかし、その極めて大型のクレイドルを飛ばし続けるには、多大なエネルギーを必要とし、アルテリア施設と呼ばれる地上施設からのエネルギー供給がなければ地に墜ちてしまう。そのアルテリア施設の維持のためにまた地上を汚染し続ける。つまり、このクレイドルそのものも、徐々に汚染を拡大している要因なのだ。『矛盾を抱えた延命装置』・・・。そんな皮肉を漏らす者も少なくはない。」

テルミドール
「ORCA(オルカ)旅団は、数少ない精鋭たる諸君らの協力に感謝する。我々人類の未来は、企業の重鎮共ではなく、我々ORCA旅団が切り開くのだ!」

---歓声や拍手

メルツェル
「見事な情熱的演説だ。」

テルミドール
「ああ、誰かさんの台本のおかげだな。」

メルツェル
「何を言う、私はあんなことまで書いていないぞ。」

ジュリアス
「そうだ、おかげで間違った原稿なのかと慌てたじゃないか。」

テルミドール
「まあいいじゃないか。おかげで企業からの鼠の尻尾が掴めた。」

ジュリアス
「なんだと?」

テルミドール
「三列目左端の白人の男。それから五列目中央。東洋系の黒髪女。二人とも生かして帰すな。」

ジュリアス
「わかった。銀翁に頼もう。」

---間 BGM Scorcher

ナレーション
「その頃、新たに建設中のアルテリア施設を、襲撃しようとする一団の影があった。ネクスト1機を中心に、ノーマルで構成されたリリアナの戦術部隊だ。」

リリアナ兵士A
「こちらリリアナ第三ノーマル部隊。目標を確認した。これより、建設中のアルテリア施設を攻撃する。作戦指揮を・・・オールドキング。」

オールドキング
「作戦なんてものはねえ、手当たり次第に殺すだけだ。簡単だろう?」

リリアナ兵士B
「え・・・?アルテリア施設の破壊が目的では・・・?」

オールドキング
「この兵力で制圧できるわけないだろう。アルテリアの防衛となりゃ企業連も躍起になる。  お前らも死にたいわけじゃねえだろう?」

リリアナ兵士B
「は、はあ・・・」

オールドキング
「何人か殺しちまえばそれだけで見せしめになる。」

リリアナ兵士B
「・・・まったく・・・あれで大丈夫なの・・・?人殺しがしたいだけのようにしか見えないんだが、  いったい何がしたいんだか。少々不安だ・・・」

リリアナ兵士A
「あの人はあれでいいんだよ。なんか・・・その辺の凡人と違って、あの人なら時代を変えられそうだ。俺はあの人についていくぜ!」

リリアナ兵士B
「ったく、もうどうにでもなれ!セーフティ解除!戦闘モード起動!」

---間

ナレーション
「目的が定かでない言動に、リリアナの中で、彼に不安を抱く者も少なくはなかった。だが、それ以上に期待感があった。彼ならこの腐った世の中を変えてくれるのではないかという・・・。そう思わせるだけの何かが、彼にはあふれ出ていたのだ。」

---間

オールドキング
「・・・ん?おっと、ネクストが近づいてやがる。撤退するぞ。この辺で十分だ。」

リリアナ兵士A
「ネ、ネクストだって!?こいつはやべえ!」

リリアナ兵士B
「で、でも、こっちにもリザが・・・」

オールドキング
「・・・言っただろう、見せしめだとな。帰るぞ。」

リリアナ兵士B
「あ、ああ・・・」

---間

ジュリアス
「作戦領域に到達。テルミドール、先ほど銀翁から連絡が・・・この間の鼠だが、男の方は始末したが、女の方は取り逃がしたらしい。」

テルミドール
「あいつがか・・・?信じられんな。」

ジュリアス
「住居を突き止めたらしいんだが、乗り込んだときには見当たらず、近くでネクストの排気音が聞こえて、コジマの汚染を恐れて慌てて逃げたらしい。情けない話だ。」

テルミドール
「いや、あの銀翁を出し抜くだけの女だったということだ。恐らくその女はリンクス…。」

ジュリアス
「・・・うん?こちら、アステリズム、アルテリア施設の偵察に来たのだが・・・この有様は・・・すでに何者かに襲撃を受けて・・・いる・・・?いったい誰が・・・・・・!ネクスト!?・・・撤退しているのか?」

メルツェル
「こちらオープニング。こちらでも領域を離脱する熱源を確認した。」

テルミドール
「奴らはいったい・・・少し調べてくる。私一人でいい。みんなは引き上げてくれ。」

---間 BGM終了

ナレーション
「それから数日後、反体制勢力、リリアナのアジトにて。」

リリアナ兵士A
「オールドキング。あんたにメールだ。なんだよなんだよ、女か!?」

オールドキング
「俺の女はコイツだけだ。」

リリアナ兵士B
「ん?コイツってネクスト機のリザがどうかしたのか?」

オールドキング
「なんでもねえよ、いいからさっさと見せろ。」

リリアナ兵士A
「へいへい、ほらよっ、今そっちのデバイスに転送したぜ。」

オールドキング
「プライベートに俺宛とは・・・変わり者もいるもんだな・・・マクシミリアン・テルミドール?  だれだこいつぁ?どうやってここのアドレスを・・・」

テルミドール (メールの内容)
「君とは初見となる。マクシミリアン・テルミドールだ。単刀直入に言おう、君にORCAの一員になってもらいたい。その力を革命の為に使わせて欲しい。連絡を待っている。」

オールドキング
「革命か・・・。死の臭いがプンプンするぜ。・・・おもしろい、はっはっはっは・・・・・・乗ったぜ、テルミドールさんよ。」

---間

リリアナ兵士A
「なあ、おい、オールドキングはどこだ?それに、格納庫のリザも見あたらねえぞ。今日の予定は何もないはずだろ?」

リリアナ兵士B
「ああ、『おもしろそうなことに混ざれそうだ。しばらくリリアナはお前らで勝手にやれ』だとさ。身勝手なものだ。」

リリアナ兵士A
「まあ、そういう人だってわかってたけどな。よほど面白いものを見つけたらしいな。」

リリアナ兵士B
「呑気なことを言ってるが、今までの私たちは、リザの戦力に依存しきってたところがある。  最高戦力が欠けたんだ。これからは下手に動けないぞ。」

---間

ナレーション
「旧GA本社、ビッグボックスにて。ORCA旅団本体の会議が行われていた。」

テルミドール
「ホワイトグリントは戦闘不能。ステイシスは海中に没し、オッツダルヴァは生死不明・・・か。  やりすぎだな、メルツェル。」

メルツェル
「よく言う、誰が手間をかけさせたのか。ステイシスを遠隔操作などと・・・タイミングよくブースターを破損させる仕掛けに、機体を回収されても気づかれないだけのカモフラージュ・・・」

テルミドール
「はっはっは、すまんな、完璧主義者なんだ。」

メルツェル
「・・・まあいい、これで最初に戻ったんだ。時期もある、クローズプランを開始しよう。」

テルミドール
「そのことだが、少しだけ待てないか?」

メルツェル
「パートナー・・・か・・・。」

テルミドール
「ああ、強いだけの阿呆ではないようだ。試す価値くらいはあるだろう。状況はすでに手遅れだが、同時に緩慢だ。・・・今更焦る事でもあるまいよ。」

オールドキング
「そのクローズプランとやらに、俺もちゃんとエントリーしてるんだろうな?」

テルミドール
「貴様は・・・。」

ジュリアス
「すまん。止めたのだが・・・。」

テルミドール
「まあいい、紹介しておこう。リンクス、オールドキングだ。ネクストはリザ。ようこそ我がORCA旅団へ。」

メルツェル
「ほう、どこから拾ってきたのか知らんが、なかなかの男だ。大物のオーラを感じる。」

テルミドール
「うむ。実はリリアナのリーダーに君臨している所を、ヘッドハンティングしてきたのだ。」

ジュリアス
「リ、リリアナだと!?あんな粗製どもの中から引き抜いてきたのか?」

テルミドール
「腕は確かだ。この俺と同等かあるいは・・・。」

ジュリアス
「本当か!?」

メルツェル
「実力は一目でわかったよ。ふむ、なるほど、リリアナの頭目か。どこか不思議なオーラを感じるのはそのせいか。」

ジュリアス
「メルツェルの眼力は恐ろしいな。スリーサイズまで見破られそうだ。」

メルツェル
「はははっ、生憎、その手の眼力は旅団長には敵わないな。」

オールドキング
「・・・まあ、必要なときは呼んでくれ。じゃあな・・・」

---間 BGM Remember

メルツェル
「・・・テルミドール。さっきは言わなかったがもう一つ…一目で感じたことがある。あの男は危険だ・・・」

テルミドール
「クローズプランが最終局面を迎えれば、カラードやBFFなどの諸企業を敵に回すことになるだろう。そうなれば、決して十分な戦力ではない、今はやつのような暴れ馬でも必要だ。」

メルツェル
「ふむ・・・。・・・おっと、そういえば。インテリオル・ユニオンの上級技術士官が一人、行方をくらましたらしい。」

テルミドール
「そのことか。あるルートから極秘に入手した特秘事項だが、ユニオンの人体実験被験者を連れて脱走したとか・・・。まあ、確かな筋ではないのだが、その上級士官。・・・元リンクスの女という話もある。」

メルツェル
「吸収される前のレオーネ・メカニカもそうだが、ユニオンもあまりいい噂を聞かんな。」

テルミドール
「だがこの話、どうも何かひっかかる・・・」

---間

オールドキング
「我が身可愛くて仕方がない、企業の老いぼれが支配する世界。人類は死をもって先に進まなければならない。俺が・・・その代行者となろう。ふ、ふふふふ……ああ、恐ろしい。すべてが見えているからこそ・・・そう・・・すべては・・・幻想にすぎない・・・。」


---ARMORED CORE for ANSWER~狂人革命家後編へ続く 


~上演された方へ~
よろしければコメントに演じてみた感想、意見、アドバイスなど頂ければ幸いです。筆者の気が向き次第更新しますので、気まぐれに覗いてみたら変わっているかも。


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