皆様、こんばんは!(こんにちは!)
ニコ生タックルズの編集を放送まとめページ担当です。
今回は7月3日に放送した久田将義×プチ鹿島がメッタ斬り!【2014年上半期ニュース総決算】かつてこんなに濃い上半期はあっただろうか?!のまとめ記事【前編】になります!
(左:久田将義 右:プチ鹿島)
久田将義(以下、久田)「どうもこんばんは、久田です。今日のニコ生タックルズ、ゲストはプチ鹿島さんです。」
プチ鹿島(以下、鹿島)「よろしくお願いします。今日は気になる物件がたくさんあって、たまらないですよね。」
久田「鹿島さんと二人で話すのは初めてですね。」
鹿島「初めてでしたっけ?」
久田「いつも青木理さんとか、吉田豪くんとかいて、二人では初めてですね。あれ、コメントで『結婚おめでとうございます』って。」
鹿島「はい、実はそうなんです。こっそりしてたんですけど、子どもも生まれてしまって。黙っていたほうが良いかなと思ったんですけれど。」
【すきやばし次郎vs銀座久兵衛】
久田「確か前回鹿島さんとしゃべった時は、寿司業界がいかに汚いかという話で。」
鹿島「僕は東スポとか日刊ゲンダイとか『オヤジジャーナル』って呼んでいるんですけれど、そういうとこの記事を半信半疑で読むのが好きなんです。オヤジジャーナルがぶっちゃけて書いたものが、のちに読むと当たっていることもけっこうあって。オバマさんが来た翌日に日刊ゲンダイはこう書いてます。『オバマはすきやばし次郎の前に、日本に到着するやいなやホテルで銀座久兵衛から出前を取った』って。嘘だろ?って思ってしばらく寝かしておいたら、『アッコにおまかせ!』っていう素晴らしい番組があるじゃないですか。番組はそれを読んで久兵衛に直接電話したんでしょうね。そしたら久兵衛が意外とペラペラ喋るんですよ。すきやばし次郎をディスるような感じで、負けてらんないって感じでしゃべるんです。『最初はうちで会談の打診がありました』とかね。出前は本当です、確かに出前をしましたと。『オバマさんが安倍さんとの会談で半分お寿司を残したのは、うちのを食べていたからですよ』って言ったんです。あれ日刊ゲンダイの記事とつながるなと思って、その話を須田慎一郎さんにしたら、『その話はあたっている』と。『安倍さんは久兵衛がお気に入りなんです』って言ったんですよ。なおかつ安倍さんは全寿司連っていう寿司業界の団体の会長に就任したんですよ。」
久田「安倍さんは寿司推しなんですよね、しかも本当は久兵衛推し。」
鹿島「それだったら久兵衛でオバマさんと会談をやろうって打診も本当だったろうし。でもすきやばし次郎は、『二郎は鮨の夢を見る』ってドキュメント映画があったんですよ。それをきっとオバマがアメリカで見てて、すきやばし次郎に行きたいていう攻防戦があったんですよ。安倍さんは折れて、久兵衛は今回は申し訳ないってことになったんでしょうね。だからオバマに出前を取ったのは首相官邸じゃないかって思います。いくらオバマが寿司好きでも連続では食えないでしょ。」
久田「好きでもさすがに飽きますよね。天ぷらとかになるんじゃないのって」
鹿島「安倍さんと寿司の関係を調べてみたんです。去年ワルシャワかなんかで和食のレセプションがあって、そこに久兵衛を連れて行っているんです。地元の要人に寿司を振舞っているんですよ。これは外務省のホームページに報告してあることです。これだけでもすごい話じゃないですか。それで寿司業界の野望、夢、悲願がカジノ推進なんです。もし日本にカジノができたら、海外から裕福な人が来て、高級寿司店が潤うわけですよ。カジノに高級寿司のテナントを入れたりしてね。」
久田「安倍さんとしての票田が寿司業界なんですね。」
鹿島「単に寿司が好きで久兵衛を推していたわけじゃなくて、その向こうに見えるカジノ実現を見ているんですね。カジノの推進派議員連盟ってオールスターじゃないですか、小沢一郎も入っているんですよ。すごすぎて怖いんです。」
久田「寿司票、カジノ票すごいですよね。」
鹿島「たまたま見てた与太記事がきっかけでどんどん掘れて来たんですよね。僕のやっていることは輪の一番外で、第二次情報、第三次情報を読み比べて、これはこうなんじゃないかって考える、これはプロレスファン特有のクセなんです。それが最近久田さんとか須田さんみたいなインサイダー側の人と交わることによって、うまい具合にミックスされてきていますね。合っているか合っていないかじゃなくて、オヤジジャーナルを読み比べることによって、もしかしてオバマに出前をとったのは安倍さんじゃないのって推理ができるんです。」
【話題はいよいよあの号泣議員へ!!】
久田「さっきからコメント流れているんで、触れますか?」
鹿島「すごくないですか、これ」
久田「僕は鹿島さんの評を聞きたいです。僕としてはまず同年代として恥ずかしいし、ツイッターも出会い系みたいに使っていて、まじ気持ち悪いなって。」
鹿島「ワイドショーで記者会見を最初から見たんですけれど、ちょっと気持ち悪いですよね。入ってきた時すでに目に生気がないんですよ。記者席に名刺をください、みたいな感じで一枚一枚もらって、そこから記者会見が始まって。これだけ責められたら僕は自殺に追い込まれるかもしれないとかコメントしているじゃないですか。程度の低いクレーマーに共通するような、ヤバい人。いるじゃないですか、すぐに名刺要求して相手と対等になろうとする人。」
久田「そういうやついますね。」
鹿島「それを論戦とかの武器だと勘違いして。昔オウムにマスコミが押しかけた時に、信者が物言わぬ抵抗として、カメラを向けていたでしょう。あれは彼らなりの無言の抵抗なんでしょうけど、それに通じるものを感じますね。」
久田「カメラを向けるのと名刺交換は同じかも知れませんね。目に生気ないし、童顔でバブル世代特有の顔しているなって思います。」
鹿島「昨日荒川強啓さんのデイキャッチって番組に出て、テーマはこの問題だったんですよ。彼は大阪府立北野高校を出ているんです。橋下市長と同じところです。そこから関西大学を出て、市役所に勤めて、一種のエリートコースですよね。それで2007年に辞めてるんです。政界に進出した1つのきっかけが、2008年に橋下さんが府知事選に受かったじゃないですか。この人が選挙に出だすのが2008年の7月からなんです。どうやら北野高校の後輩である橋下さんに勝手に刺激を受けたみたいなんです。そこから数年間で4回選挙に出ていて、」
久田「すげー調べてますね。取材ノートがすごい。」
(プチ鹿島さんの取材ノート、情報がぎっしり書き込まれています)
鹿島「みんながこのキャラクターのバックボーンを知りたい気持ちも分かるんですよ。でも僕はそれよりも、この人がなんで受かったのかが知りたいんです。どういう人が票を入れているのを知りたいんです。2008年の7月に兵庫県の市長選に立候補しているんです。候補者が3人いて最下位の485票。その後選挙だったらなんでも出ているんです。2008年11月には西宮市長選に出ていて、これは6人中最下位で6184票。そのあとは兵庫県議の補選に出ているんです。これも3人中3位。2010年は西宮の市長選に出ているんです。つまりそういうインディーズ系の候補に共通する香ばしさが漂うんです。問題の2011年4月10日に西宮選挙区で初めて受かるわけです。選挙に出たのは5回目。定数が7で10人中7番目。一番下で通ったんですけれど、この時は11291票。なんでと思ったら、2011年は橋下さんの維新の会が初めてローカルの統一地方選にたくさん候補を立たせて当選者を出したんです。つまり維新の風が吹いていたんですよ。でもこの人が維新関係かって言うと、関係無いです、違います。この人がやったことは全く関係ない『西宮維新の会』っていうのを一人で名乗って、」
久田「紛らわしいでしょう、それ。便乗してますね。」
鹿島「それで受かったんです。便乗です。そう言い切っていいと思います。維新の風に乗っかって、利用して、橋下さんに刺激されて、橋下さんの追い風で受かっちゃった。ただ西宮維新の会は橋下さん全く関係ないんです。本当にスーパーインディーズの匂いがするんです。それで僕の疑問は解けました。なんで公の場でこういう態度を取る人が選挙に受かるんだろうって、受かる理由を知りたかった。」
久田「本当は受かるような資質は全くなかったんだけれど、維新の風に乗っただけなんですね。」
鹿島「失礼な言い方をするとそうです。選挙だって一貫してないですよ。市長選に出たり、どっかの補選に出たり、なんでもいいんです。2008年に橋下さんに刺激を受けて政治の道を志すのはいいかもしれないけれど、維新の会って名乗っちゃダメでしょ。味わい深いですね。」
久田「編集者とすると、この人の経歴から調べるでしょうね。履歴ですね。地元の同級生とかに話し聞きます。ワイドショーっぽくなっちゃいますけどね。すでに色んなとこが動いているでしょう。」
鹿島「政務活動費ですが、これたまたま去年一年間の交通費だけで300万円っていうのがバレているんですが、2011年に当選してから実は総額800万はもらっちゃってるんです。去年の300万円だけじゃないんですよ。これは本人だけの問題じゃなくて、今ここで明らかになったのは都議会のヤジとリンクしていると思うんです。ヤジでみんなびっくりしたのは、こんなやつらが偉そうにいるところがあるんだって、地方議会のぬるさがばれちゃったのがあって、それのきっかけでしょうね。」
久田「ミヤネ屋で青木理さんが言ってたのは、ぶっちゃけて言えば、兵庫県の問題でそんなに取り上げるものじゃないですって。なんで取り上げたかって、やっぱり都議のやじですよね。まあ号泣したせいもありますが。」
鹿島「去年の300万円は全部通っちゃって、地元の方も知らなかった。当然僕らも知らなかった。ヤジ含め地方議会ひどくねって流れにリンクしてますね。それで記者会見をさせてみればこういうキャラじゃないですか、都議会のヤジ問題がなければこの人は今もふつうにしていたんですよ。」
久田「自民党かなと思ったらさすがに無所属でしたね。自民党さすがにガード堅いですね。」
鹿島「『西宮維新の会』って誰だって間違えますよね。本当は有権者が間違えるからいけないんですけれど、波に乗ったんですね。そこら辺は味わい深かったですね。」
久田「僕はこの人の幼児性が気になりますね」
鹿島「演技性人格障害の可能性って。今日の東スポに書いてあります。」
久田「これ(耳に手を当てるポーズ)もおかしいじゃないですか。」
鹿島「これは佐村河内オマージュでしょ?」
(※佐村河内オマージュです)
久田「これでほんとに聞けんの?ヤバイですね。公人になっちゃイケナイ人でしょ。」
鹿島「色々と不気味な人なんです。維新の風に乗って引っ張りあげて当選しちゃった功罪ですね。功罪っていうか罪しかないですけど。」
久田「兵庫県民のーって叫んでも、兵庫県の人かわいそうだなって思いますよね。」
鹿島「神戸の地元のマスコミに電話したら、今日は小保方さんが初出勤するからそれどころじゃないって言われました。今神戸がすごく熱いんです。ややこしい人が神戸に集合しちゃって。一年前はイノシシが出たとか言ってたんですけどね。小保方さん初出勤と野々村さんで人出が足りないって。電話で答える時間もないからって言ってました。イノシシ、小保方、野々村で今神戸が激アツです。」
久田「あと気になるのは、なんで城崎温泉に何回も行っているんですか?行ってない可能性もあるんですかね?何があるの?」
鹿島「これも突っ込みどころが面白くて、カラ出張だったら当然問題ですよね。行ってたら行ってたでなんで城崎温泉なのって。神戸新聞の記事ですけど、行っている場所は4箇所しかないんです、杜撰じゃないですか。城崎温泉が106回、つまり1年に106回行っているんです。佐用駅も62回。この佐用駅ってなんだろうって調べたら、ひまわり畑がありました。こいつ1年に62回ひまわり畑見に行って癒やされていたのかって。あとは東京と博多ですよね。この四カ所。」
久田「他にもうちょっと行ったほうがいいでしょう。大阪市内とかあるでしょ。」
鹿島「カラ出張疑われて、城崎温泉って書いたら突っ込まれるじゃないですか。温泉に政治家の資金で行っているのかって。本当にごまかすんだったら大きい駅とか地味な駅にすればいいのに。」
久田「城崎温泉って志賀直哉の小説の舞台でしょ。」
鹿島「城崎温泉はおかあさんと子供の頃に行った思い出の地、とかいう怪しい情報があります。こういう人って世間が勘ぐるよりも考えてない可能性がありますよね。昔母親と行ったから城崎温泉って書いただけなのかもしれない。行ってたら行ってたで大スキャンダルですよ。なんで1年に106回も城崎温泉に行っているのって。」
久田「東京から箱根くらいでしょ。結構遠いよ。」
鹿島「全部で301万円ですよ。城之崎の観光業界に電話して聞いてみたんです。議員さんが来たらたいてい存じ上げますけれど、一度も見たことないって言ってました。もし本当に100回以上行っているんだったらおかしいでしょ。議員として行くんだったら観光業を盛りあげようって大義名分があるわけじゃないですか。だから観光協会とか市役所が知らないわけないんですよ。他の議員さんは来ているんですかって聞いたら、「はい、他の議員さんはいろいろ来ていらっしゃいます。」って。「城崎温泉は風光明媚なとこなんで、景色をご案内することはあります。」って。城崎温泉の景色を見る仕事ってなんだよって。それはきっと領収書がちゃんと処理されて通っているんですよ。それはそれでざわざわしませんか?」
久田「もろカラ出張じゃないっすか」
鹿島「カラ出張もアレですけれど、兵庫県議員の中には仕事として風景を視察している議員がいると。これひどくないですか?昨日の時点で観光業界の方に、『今日はこういう問い合わせがたくさんあります』って言われました。都議会ヤジのとばっちりを受けて、人前に出してみたらこういうキャラだったっていうのがぞっとしませんか。こういう人がずっと仕事してたんですよ。」
久田「いるんだなって全国的に知られたのは大きいですね。こういうやついっぱいいるんじゃねって。」
鹿島「愛知県議も愛人を囲ってたとかニュースありましたけど、地方議員のぬるさっぷりがどんどん暴露されるかもしれませんね。『こんなん日常』ってコメントありますけどね。都議会ヤジの余波が大きいですね。いよいよ釜の蓋が開きました。」
【オヤジジャーナル読み比べ:都議会ヤジ編】
久田「都議会ヤジにも触れときますか?青木さんが言うには、都議会はもっとヒドイんだよって、あんなの氷山の一角であって、もっとセクハラ凄いよって。」
鹿島「それも結局あのヤジによってバレちゃって、今後チェックされていくと思うんですけれど。報道はなんで実名を言わないのか、マスコミもわかっていたじゃないですか。名乗り上げたのが週明けの月曜日で、その2日前からワイドショーはコメントを求めていて、『私じゃないですよ』って鈴木都議が答えているんですよ。団地で事件が起きた時に一番怪しいやつにわざとコメントを取っておいて、私どもはインタビューに成功していましたってワイドショーの手法と同じなんですよ。分かっていて泳がせておいてる。」
久田「すっとぼけていましたね。あいつムカつくんですよね。言論には言論でって言うけど、それって逆に言論をなめているんですよ。言論には暴力を伴う時があるんですよ。塩村さんにも問題があったのかもしれないけどね、問題というかスキね。でも軽々しく、ヤジも言論の1つですけど、甘く見ているんですよ。あ、僕は塩村さんはタイプじゃないです。彼女はまだ35歳ですから。」
(久田:塩村さんはまだ35歳ですから)
鹿島「塩村さんは別問題で、それは後で叩くなら叩く、突っ込むなら突っ込む。一緒にするのはおかしいです。お前が薄着だか襲われたんだよって理屈と同じで、薄着が悪いわけじゃないじゃないですか、襲った奴が悪いんだから。他のマスコミも実は分かっていて、なんで実名でやらないんですかって聞いたら、裏をとってないし、本人は認めてないしって、それは分かるんですけれどね。そういうことは新聞とかはやらないんです。ゲスなおじさんたちは書いちゃうからね、それを期待してオヤジジャーナルを読んでます。朝日新聞の見出しは『このまま幕引きなのか』とか、人事じゃねーかよって。潮目が変わったのは、名乗り出る2日前くらいに海外のメディアが騒いでいるって報道され始めたんです。それで自民党も日本のメディアも焦ったと思うんですよ。結局外圧じゃないですか。」
久田「精神的にもレベル低いなと思いましたね。僕は共産主義とか嫌なんですけれど、暴くのは赤旗とかの方が取材力ありますよね。」
鹿島「海外メディアに、叩いてくれません?みたいな感じ。虎の威を借る狐じゃないですけど、ありますよね。去年も橋下市長が慰安婦問題で炎上して、外国特派員協会に来て会見をするってなって、日本の新聞は『外国の激しいツッコミに耐えられるのか』みたいなワクワクした感じで書いていて、お前らがやれよって!なんで外人に期待してるんだよ!外国特派員協会ってものすごく日本のメディアが期待していませんか、橋下案件はお願いします、僕ら口喧嘩じゃかなわないんで外人さんお願いします、みたいな。自分でやれよって。」
久田「外国特派員協会ってなんか緩いんですよね、自由っていうか。」
鹿島「ご飯とか食べられるし、お酒も飲めるんですよね。塩村都議もあそこで会見したことがニュースになってましたけど、その次の日の朝日新聞がおもしろくて、『ヨーロッパならメディアがもっと追求するはずだ』って。だからお前がやれよって!僕は正義感で言っているわけじゃないんです。僕はヤジのやじうまなんですけれど、メディアにしても社説にしても、『マスゴミが』とか責めて批判する真面目なスタンスじゃなくて、それを外から眺める感じが好きなんです。」
久田「マスゴミ、とか言うと思考停止になっちゃいますからね。」
鹿島「極端と極端の思考停止で、もっと真ん中で色々見て遊べばいいんじゃないか?と思います。」
久田「そのスタンスはいいですね。」
(まずは東スポから)
鹿島「プロレスファンとして染み付いたものかも知れません。セクハラヤジもオヤジジャーナルの読み比べをしたんですよ。興味深かったんですよね。まずは東スポです。『セクハラヤジ声紋解析で特定へ、ヤジ大王もとばっちり』。ヤジ大王は誰かって言うと自民党都議の川井さんって方なんです。川井さんが言うには『自分は今回とばっちりで大変迷惑している。私の席は一番後ろでやじが飛んだとされる手前側と違う、私じゃないと』。つまり疑われている人に実際に東スポが取材して、早く結婚しろに関しては川井さんじゃなかった。つまり東スポは川井さんは白だから、他にヤジ大王の面々を潰していけ、あとはお前らが判断しろって記事だと思いました。そのあとゲンダイ師匠がやってくれたんです。『まだいるセクハラヤジ』って。都議会自民党の聞き取り調査の翌日党本部で会議が開かれた、その場でヤジ問題も議題に上がり、早く結婚しろの発言主は鈴木都議、産めないのかは別の中堅都議『K氏』と特定する報告があったんです。」
久田「あれ?『K氏』?さっきいませんでした?(笑)」
(次は日刊ゲンダイ)
鹿島「ゲンダイ師匠はK氏にインタビューしているんです。産めないのかの発言主として名前が取り沙汰されているK氏は、『自分はふだんからヤジを飛ばしているのは自覚している、だけど自分にも年頃の娘がおりまだ結婚していない。そんなこと言えるわけ無いだろう。』とK氏は否定しているんですよ。K氏とヤジ大王的なコメント、どっかで見ませんでした?ゲンダイ師匠は調べれば簡単に分かることを書いているんです。K氏は城南地区選出で現在3期目、元々は警察官で、東京選出の大臣経験のある衆議院議員の秘書などを務めていた。これ、たぶん川井さんなんです。読み比べるとつながるんですよね。まだ早いです。だって僕は東スポと現代しか読んでないですから。そしたら次の日ですよ、週刊新潮ですね。『スケープゴート血祭り、ヤジ四天王』って記事が出たんです。つまりヤジ四天王の実名が公開されているんです。僕が言っているわけじゃないですよ、新潮ですよ。川井しげお66歳。」
久田「早い。」
鹿島「きたしろ勝彦69歳、山崎一輝41歳、高木啓49歳の4人の都議。当初ヤジの発生した席の位置からヤジ四天王の川井さんにも疑いの目は向けられました。囲み取材に対し、『うちには39歳になる結婚していない娘がいるんだよ。そんなこと言えるわけないじゃないか。』まさにさっきのゲンダイ師匠とつながるんですよ!」
久田「繋がりましたね。」
(最後は週刊新潮)
鹿島「でもきたしろさんもKじゃないですか。アヤシイんですよね。きたしろさんの場合は一部の議員の間で、産めないのかのヤジに声が似ていると噂になった、本会議場で隣の席に座る議員にわざわざ電話をして『俺なんか言ったっけ』と尋ねている。それだけいつもヤジをしているってことでしょう。新潮はきたしろ都議にもインタビューしているんです。『都議団の聞き取り調査で僕も疑われた。でも僕は否定したし、回りの議員に聞いてもらえば僕でないことは分かる。それに今年31歳になる未婚の娘もいるんであんな発言は出来ません』と、期せずして二人のKが同じ言い訳をしているんですよ!」
久田「30歳代の娘さんがいらっしゃるんですね、未婚なんですねー」
鹿島「今まさに二人のKに疑惑の目が向けられているんです。でも僕何にも取材していないですよ。単にオヤジジャーナルを読み比べているだけでここまで辿りつけたんですから。」
久田「期せずして娘が30代で未婚でね。39歳って年齢的にいいですね。熟女的で。読み比べるとしっかりしてきますね。」
(久田:30代で未婚なんですね。)
鹿島「僕は読み比べただけですけれど、現場にいた人は名前も知っているわけだから、当たって潰していかないのかなって」
久田「自民党の幕引きで終わるのはイヤですね。」
鹿島「幕引きで終わるのかって見出しつけてる場合じゃなくて、それを終わらせないのが記者じゃないですか?僕は正義感で言っているじゃなくて誰が言ったんだろうって顔が見たいって言う野次馬根性ですよ。」
久田「どんな奴が言っているのか知りたいですよね。」
鹿島「鈴木議員を見て感慨深かったのが、明らかに若手じゃないですか。でもヤジってそういうことですよね。野球のベンチ見ればわかりますけれど、ヤジって若手選手が前に座らされて、試合を活気づけるために言わされるんですよ。ヤジの内容は回りも価値観を共有していて、それを後ろで聞いてニヤニヤしているおっさんのがもっとたちが悪い。」
久田「ほんとにそう思いますよ。」
鹿島「鈴木さんをかばうわけじゃないですよ、鈴木さんは悪いですけどね、それを代表して率先して言わなければならない立場だったことは考えないといけないんですね。」
久田「塩村さんは目線が決まっていましたもんね。分かっているでしょうね。」
鹿島「報道する側も分かっていて、海外メディアが騒ぎ始めたから鈴木さんを出して幕引きって、なんか気持ち悪いですよね。」
久田「めちゃくちゃ気持ち悪いですよ。しかし野々村さんのおかげでちょっとぼやけましたね。」
鹿島「みんな今野々村さんに夢中だから。」
久田「マスコミの潮目じゃなくて世論もそうなっちゃうんですよ。もういいんじゃないみたいになっちゃって、新聞社も雑誌も売上なので、野々村さんの方がウケるんだったらそっちになっちゃう。でも本当にタチが悪いのは都議のヤジの方でしょう。」
鹿島「石原慎太郎が都議会を仕切っていて、議会運営が悪いのは慎太郎の責任だって言う人もいますが、そうじゃなくて、石原慎太郎って確信犯的なところあるじゃないですか。炎上マーケティング的な狙いはあるじゃないですか。もちろん賛否はある、でもブレないめんどくささというか、ポリシーはある人ですよね。文学者だし、自分以外はみんなばかみたいな、嫌な部分はありますが、芯はある。問題なのは石原慎太郎の上っ面だけ真似して、中身は空なのにヤジは飛ばすマッチョ思考がすごくかっこ悪いなって。鈴木都議は2012年の8月に尖閣諸島に無断上陸しているんですよ、その四ヶ月前に石原都知事が尖閣買いますって言って、つまり勢いで行っているだけなんですよね。理念とか思想とかあるんだったらいいけど、適当に売名行為をしているだけ。議員さんは売名でいいんですけれど、思想とかめんどくさいものはないんだろうなと。自分の支持者にはっきりと主張するような思想はないんだろうなって思いました。鈴木都議のHPで政策を見たら、女性の社会進出を謳っているんですよ。逆じゃないですか。賛否があったとしても女性の社会進出に反対ですみたいな立場を取ってあのヤジを飛ばすんだったらまだ筋は通っているんです。逆のこと言っていて、上っ面だけマッチョってなんかかっこ悪いなって。」
久田「上っ面だけマッチョって感じしますよね。石原都知事はカチンとくる人だけど、あの人じゃないって感じですね。」
鹿島「勢いに乗ってヤジを飛ばして、それで年収1000万とかでしょ。都議なんてそんなに忙しくないでしょ。国会議員と区議とかの中間でしょ。」
久田「都議は一年生の国会議員よりも権力あるとか言われてますけどね。」
鹿島「仕事している人はいますけど、世間から死角になっているじゃないですか。国会議員はチェックされてますけどね。『都の職員のがよっぽど忙しいよ』、『東京都民は民度が低い』、まあそういうことなんですよね。」
★1月:もはや佐村河内が去年に感じます。
鹿島「上半期が濃すぎて、ゴーストライターを使っていた佐村河内がもはやゴーストですよね。すべてがフリで消えました。」
久田「そんな中、小保方さんは毎月いますね。」
鹿島「小保方さんが凄いのは毎月ネタが残っているんですよ。色んな切り口で新しいニュースが出てくる。すべてSTAP細胞関連ではあるんですが、どんどん上書きされた情報が更新されていく。STAP細胞疑惑があって、小保方さんが雲隠れする、記者会見でピークがあって、その後笹井教授とのゲスな関係とかもあって、まんべんなく話題がある。珍しいパターンですね。」
★2月:都知事選に油の抜けたおじいちゃんが出てましたよね。
鹿島「ソチ五輪ってありましたね。あと都知事選ですよ。都知事選も上半期のベスト5くらいに入ってこなきゃいけない話題ですけどね。でもその影の薄さが今回の都知事選を象徴していると思うんですよね。細川護煕って40歳以上は元総理大臣が出てきたって思いますけれど、20代とか知らないじゃないですか。一番の問題は、細川さんって陶芸家じゃないですか。悠々自適に山の中で生活した人が引っ張りだされた時の、油の抜け切った感じが政治に一番向いてないなって思いました。覇気がなかったでしょう。細川さんをチョイスしたのは失敗だと思いますよ。エネルギッシュならいいけど、出てきたら山で生活しているから覇気がないし、声ちいさいじゃないですか。若い人は存在も知らないし。あれじゃ誰にも響かないですよ。」
久田「総理大臣の時ってもうちょっとカッコ良かったですよね。」
鹿島「セレブだし、ダンディでしたよね。」
久田「ワイン飲んだり、庭でパーティしたり。でも隠居したおじいさんが出ていましたね。まだ小泉さんが出たほうが良かったですよね。」
鹿島「セレブ過ぎて世の中が嫌になって、山の中にいたんじゃないですか。そういう人が一番ゲスでエネルギーが必要なとこに出ちゃいましたね。」
久田「世の中が嫌になっちゃったんでしょうね。そういう生き方もカッコイイですけどね。」
鹿島「それで脱原発って言いましたよね。でもそこって宇都宮健児さんがいたじゃないですか。文化人で宇都宮健児を持ち上げていた人が、細川さんが出ることによって、権力に近いってことで乗ったじゃないですか。言ってること違うじゃんって、世間が気づいちゃいましたよね。運動をやるからには選挙で勝ちそうな人に乗るのは一つの手ではありますけど、偉そうな理想を語っていた文化人たちが、権力を取れそうになったら乗り換える感じが筋通ってないなって思いました。」
★3月:やっぱり「笑っていいとも!」かな。
鹿島「いいとも!が終わる一ヶ月でしたね。出直し大阪市長選か。サッカーの浦和の無観客試合もあったね。大阪も無観客試合じゃんってツイッターで言ったら喜んでもらえました。」
久田「猪瀬都知事の5000万円もありましたね。ギャグになってましたよね、かばんにお金入らないとか。」
鹿島「猪瀬さんのあれってなんなんですか?降ろそうという目的のある集団や勢力がいたんですよね。なんか急に出てきた話ですよね。1月に森喜朗が世間の知らない間に2020年のオリンピックの組織委員長に就任しているんですよ、あんなのなんにも知らなかったですよ。でも猪瀬さんは自分で仕切りたい人ですよね。」
久田「生臭い話は後半有料部分でしましょう。」
★4月:小保方さんは毎月記憶に残るホームランを打つんですよ。
久田「小保方さんの会見だ。」
鹿島「毎月小保方さんが記憶に残るホームランを打っているんです。新しいスターだと思います。」
久田「ゴシップスターだ。」
鹿島「だいたい佐村河内みたいに一発で消えるんですよ。」
久田「やっぱり記者会見は一番盛り上がりましたね。『ありまぁす』ですね。」
鹿島「200回見つけたって言ってましたからね。科学者なのにえらく切りの良い数字が出てきたなと。子どものケンカじゃないんだから。」
★5月:『美味しんぼ』の鼻血問題は少しざわざわしました。
鹿島「みんなの党も面白かったですね。インパクトの時代だから、8億円は辞任するくらいのアウトだと思いますけれど、あの時期に何であれがバレたんですかね?マスコミが取材してバレたんじゃなくて、週刊新潮にタレコミがあったんでしょ。それは時期が選べるじゃないですか。あの話題をあの時期にぶつけるってことは、みんなの党が安倍さんとくっつくのを阻止したいグループがあったのかな?」
久田「美味しんぼは少しざわざわしましたね。鼻血は出たのかも知れないけど、因果関係ないじゃないですか、科学者でもなんでもないし。マンガ業界にとってはあそこは外せませんけれどね。」
鹿島「雁屋さんは大御所なんですよね。思想的にも確固たるものがあって、漫画ってメッセージ性の強いものってあると思うんです。それがおもしろいかおもしろくないかですけどね。」
久田「美味しんぼの場合もう漫画として成り立ってないですね。美味しんぼ好きだったんですけどね。」
鹿島「ASKAも5月か、AKBも5月、ポールマッカートニーも5月か。やっぱり今年は濃いな。」
久田「ポールは二日酔いって話もありましたよね。AKBの握手会はAKBビジネスの根幹ですからね。」
鹿島「犯人はだれでも良かったって言ってます。」
久田「川栄李奈と入山杏奈ってまだ10代の女の子ですからね、かわいそうな事件ですよ。」
鹿島「めざましテレビのツイッターがこの事件に触れていて、ツイッターって今どこもキャラ付けしているじゃないですか、ゆるキャラみたいな口調でこの事件に触れて、炎上したんですよ。イライラする気持ちは分かるけど、そこまで怒らなくていいじゃん。」
久田「SNSの悪い部分ですね。」
鹿島「イライラしたら叩くというか、『終わりのない学級会』ですね。誰々がこんなこと言っている、さぁ吊るし上げようってノリがありますよね。」
久田「それって誰が言ってたんでしたっけ?」
鹿島「菊地成孔さんが言ってます。『先生のいない終わりのない学級会』。それが出来る世の中じゃないですか。消費者のほうが力があるし、番組のスポンサーに文句言う手法とか、それを自覚しての学級会が次々に開催されてますね。」
久田「あ、小保方さんもちゃんといる。」
鹿島「そうなんです。月刊小保方なんですよ。」
★6月:小保方さん、魔女扱い。
久田「6月はワールドカップですかね?後半の有料部分で「松木問題」について触れてもらいましょう。」
鹿島「石原さんの『金目でしょ』。石原家もやっと出てきましたね。小保方さんは毎月新しいニュースが出てきて、出勤しただけでニュースになってますから。出勤時の服装にも触れて、なに着ても計算づくって言われますから、じゃあなに着たらいいんだって!魔女扱いですよ。」
久田「これを踏まえて後半の有料部分に行きましょう。言えない話をぜひお願いします。」