「久田将義責任編集 ニコ生ナックルズマガジン」
日本で一番危ないWEBマガジンが創刊!
『実 話ナックルズ』『ダークサイドJAPAN』元編集長、現『日刊ナックルズ』(http://n-knuckles.com/) 編集長の久田将義が、インターネットを通して新たな「アウトローメディア」を始めました。その名も「久田将義 責任編集 ニコ生ナックルズマガジン」。編集長の久田氏をはじめ、様々なアウトロー著者陣営がどの既存メディアでも露出できない記事をお届けします。(毎週金曜日に はその週のまとめ記事を配信)
<TS視聴可能な番組>
<今後の生放送予定>
「吉原の巨匠」と呼ばれる女性のエピソードである。検索で「吉原」「巨匠」と打つだけで、色々とエピソードが出てくる知る人ぞ知る女性である。かつて僕が編集人を務めた『ダークサイドJAPAN』『実話ナックルズ』でも取り上げた女性、そして実質初めて僕がテレビ出演した際の番組、テレビ東京『ゴッドタン』で紹介した「あげまん慶子」のようなイメージかと思いきや、この女性は違う。
正に「プロ」。悪く取られると困るが「仕事人」である。日刊ナックルズに寄稿して頂いたライター阿部定治氏の言う通り、風俗通の間では有名人である。
吉原の巨匠。
いつか、インタビュー出来ないかと思っていたら作家・岩井志麻子先生が既に済ましていたという。さすが岩井先生である。
岩井先生のように風俗に、あるいはAV等、「記事を読むのが恥ずかしい」と思われがちなテーマにきちんと真正面から向き合う事によって、秀逸な本を生み出すのだと思う。例えばAVなら永沢光雄著『AV女優』というように、である(他にも傑作はたくさんあるが割愛する)。
で、風俗なのだが、読者の皆さんは男性だろうか、女性だろうか。「ニコ生ナックルズ」で二回くらいそういったアンケートを取ったが80%男性、20%女性だったので本稿をご覧の皆さんもその割合だと思われる。
では男性で、風俗に行った事がある方はどのくらいいらっしゃるだろう。僕は案外遅くて、24歳か25歳だったと思う。それまで行く動機がなかった。彼女がいると、そちらの方にどうしても精神もお金もかける(デート代等)事になり、大学生や社会人一年目などは行く必要もなかったと言える。
僕は当時は、広告代理店の営業部だった。元来アンダーグラウンド的なものに興味はあった。そこで、出張先の香川県高松市に泊まった時、おばあさんのポン引きに連れられ、フラフラと青線めいた所に入って行ってしまったのである。ニコ生でも原稿でも「繁華街では客引きにはついて行かないように」等とエラそうな事を言っておきながらお恥ずかしい次第である。しかし、結果的には「当たり」だった。いや、当たってはいないもののも良い風俗初体験をしたと思う。
そこは今思うと、ちょんの間、あるいは青線跡だったと思われる。一軒家に連れて行かれ二階に上らされた。ぼったくりかも知れないが、自分が今後ろめたい事をしているような気がして妙な高揚感が僕を包んでいた。部屋に通される事、十分程度。現れた嬢はごく普通の中年の女性に見えた。太ももの大きなバラの刺青を除いては。
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