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フリーゲーム「ベルベットロープの前で」のストーリー考察【ネタバレ注意】

2013/06/12 00:38 投稿

コメント:1

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  • 考察

今回は、ME&MOKO様制作のフリーゲーム「ベルベットロープの前で」のストーリーの考察を行っていこうと思います。
この記事には大量のネタバレ要素を含んでいるので、未プレイの方は閲覧に注意してください。

「ベルベットロープの前で」作品ページ
http://www.freem.ne.jp/win/game/5060

考察においてはME&MOKO様のブログも参考にしています
http://meandmoko.blog.fc2.com/


【登場人物について】

アシル
主人公?
人間・画家(アシル本人が絵を描いている描写がないので怪しいところ)

エル
人間・画家
耳が聞こえない
発達障害(中身はこどものまま)
→このことを言っているのはレネエだけなので怪しいところ
エル=蛆の湧いた手(作者ブログより)
→詳しくは下に書きます

レネエ
人間・ロンヴィの婚約者(フィアンセ)

ロンヴィ
人間・地主の息子

ルージー
人間・ロンヴィの従姉

リピロット
エルが飼っていた猫

ソラシエル
黒猫
リピロットとは知り合い
変人の家に友達(おそらくアレテン)を助けに行って欲しいとアシルに依頼
テレポートができる

アレテン
妖精
変人の家に魂を閉じ込められる
→ティンダロスの猟犬により殺されてしまう

アシル、レネエ、エルの3人はおそらく兄妹
→アショーカシアターでのラストのアシルの「兄さん…」という発言が謎
→シアターに入った直後のレネエの「こうやって昔みたいに話せて嬉しいな…」の後のアシル  の反応が無言であることからも、兄妹だと知っているのはレネエだけの可能性も
→アシルの設定が無口なので普通の反応とも考えられる
→単にレネエ「兄さん…」の誤植かもしれない
→この場面のアシルは実はエルだとも考えれれるが色々とおかしくなる





【時系列・夢と現について】

プレイした方は分かると思うのですが、このゲームは時系列がかなりバラバラに配置されているため整理しないと分かりづらい部分も多いです
また、時系列だけでなく現実の話なのかそうでないのかというところも判断しないとかなりごちゃごちゃになってしまうように思います

・ゲームスタート時のステージ
作者さんのブログより、このステージは「リピロットが死ぬ間際に見た理想の夢」であるということが分かります
つまり、このステージは現実ではなく夢の中ですね
時系列的にはラストの話になります

・変人の家
作者さんのブログより、最初のステージと変人の家の間の森に落ちている「虹色の泡」はクトゥルフ神話のはヨグ=ソトースが元ネタだとわかります
ヨグ=ソトースはニコニコ大百科によると「時空の狭間に存在しているため、外世界に行き来するためには彼を通過せねばならない。」とあるので、この森は時空の狭間ではないかと考えられます
となるとおそらく最初のステージが夢の世界だとすると、変人の家は現実ですね

アシルが訪れた時にはアレテンの魂が○の中に捕らえられているので、アレテンを操作するステージよりは時系列的に前になります

・ロンヴィの家(①回目)
ロンヴィが操作キャラの時ですね
町の人の話から絵画コンクールの少し前の話であると分かります
エルが家でコンクールに向けて絵を描いています

・妖精のミュージカル
ロンヴィに届いたという箱の中を調べると隔絶された空間に飛ばされ、その中にあるアショーカシアターでレネエと共に妖精のショーをみることになりますが、この時ステージの前説の人(レディースエンドジェントルマンとか言う人)が煙となって消えるシーンが見て取れます
つまり、この世界は現実の世界ではないですね

・妖精の世界
アレテンが操作キャラですね
この世界もアレテンの「現(うつつ)に介入出来る時間も減ってきてますし」という発言から、現実の世界ではないですね
ソラシエルの「材料を間違って失敗~」という発言や、直後のアレテンの死亡イベントの時の割れた大きなビンから、時系列はアシルが変人の家で魔法の水の作成に失敗した後です

・エルとレディの話
直後のロンヴィの家(②回目)の時とパン屋の店員を比べてみると、後者のほうが若い女性?に変わっていることから時系列的にはロンヴィの家(②)より前の話ですね
レディがエルは耳が悪くこころの発達が遅いということを知っているので、ロンヴィの家(①回目)よりは時系列は後になります

・ロンヴィの家(②回目)
アシルが操作キャラの時ですね
エルとレディの話が始まる直前に真っ暗なステージにベットが置いてあり「起きる時間だよ」という声が聞こえるイベントから、このロンヴィの家(②)の時間こそが今現在であり、これまでのイベントは全て回想に当たるのではないかと思います



ロンヴィの父の表記が義父となっている
→町の観光客の話だと、1年前のコンクールで特別賞を取った少年にこの町の地主がパトロ   ン(芸術活動を支援するという意味での保護者)になたという話が聞けるので、ロンヴィの家  (①)の1年と少し後だと分かります

・アショーカシアター
ロンヴィの家(②)の直後

・リピロットの最期
時間軸はアショーカシアターの後

ロンヴィの「気が狂ったかな、アシルみたいに」という発言より、おそらくアショーカシアターでの出来事の少し後の話



おそらくこんな感じになると思います
ただ、最初のステージと変人の家の時系列がうまく噛み合わないというか、そこだけが良く分からないですね

妖精のショーがロンヴィの家(①)の直後のタイミングで、あのショーがアレテンが現に介入しロンヴィに夢を見させ助けを求めたものであったと考えると、アシルが変人の家を訪れたのがロンヴィの家(②)の1年以上前ということになり、最初のステージがリピロットの死ぬ間際ということを考えると記憶(ソラシエルの友達を助けに行って欲しいという頼み)を引き継いだまま過去の時空に飛んでいることになるので意味がわからなくなります
→「虹色の泡」にそういう効果があると考えれば説明できてしまったりもする




【各ステージごとの考察】

・ゲームスタート時のステージ
アシルの荷物の中に赤い血の付いたしおれた花と「大好き」と書かれたメモ
→リピロットが最後にアシルの元に持っていこうとしたシロツメクサとアシルへの気持ちが具  現化したもの

・変人の家
作者さんのブログの「エルをさらったのはラヴクラフトがモデルで旧支配者達を隔絶された空間に閉じ込め、美しいモノを集めていました」より、エルが誘拐されたあとにこの館に連れてこられていたことが分かります
また、同記事の「エル=蛆の湧いた手」より、変人の家2階の絵を描いた人物がエルであるということも分かります
では、なぜアシルを見た蛆の湧いた手(エル)が自分の兄であるということに気づかなかったのかという点や、性格が大きく変わってしまっているのではないかという点については、地下の書庫のメモにヒントがあるように思います









このメモが誰によって書かれたのかは定かではないですが、このステージ序盤の蛆の沸いた手の「あの絵に魅せられて皆狂ってしまう、出来る事なら彼女を救ってやって欲しい」という発言や、1枚目と3枚目の画像の間にある2枚目のメモの「屋敷にも奇妙なことが起きる様になった、人形が動いたという」という文章から、おそらく左に居る目から血を流した女性が書いたのではないかと思います
このメモに出てくる彼=エルであり、悪いものに取り憑かれてしまい自我を失ってしまった(性格が変わってしまった)のではないでしょう
ただ、それがいつのタイミングからなのかは分からないところですね、個人的には次のロンヴィの家(①)のシーンでロンヴィとレネエがエルの家を訪ねた際にはエルにとりつかれたように一心不乱に絵を描いている様子は無かったため、エルがとりつかれたように絵を描くようになったのは二人が訪ねた時よりも後ではないかと思います

なんにせよエル(蛆の沸いた手)は過去の記憶を失った、もしくは取り憑かれているのでアシルのことが分からなかったのかもしれないですね

画像中央の箱を開けると邪悪なものが解き放たれて、この家はエントランスを中心におぞましい姿に様変わりしてしまいますが、おそらくその姿こそが本来のこの建物の姿なのではないかと思います

・ロンヴィの家(①)
レネエがロンヴィと共にレディの話を聞いてエルの家に入り、エルの母親と会話を交わしていますが、アシル、レネエ、エルの3人が兄妹であるとすると、このエルの母親はレネエの母親でもあるのではないでしょうか
しかし、このシーンではこれらの関係を感じさせるような反応はお互いに示していません(正直ここが一番の謎)

アショーカシアターでのイベントから、「父親が出て行った→耳が聞こえずこころの発達が遅いエルとそれを溺愛する母→レネエがエルを置き去りに→エルが誘拐される」という流れだと分かるので、このロンヴィの家(①)のシーンで絵を描いているのがエルだとすると、エルが誘拐されるまでの間はレネエはエルや母親と共に暮らしているはずです
なので、ロンヴィと共に訪ねた時に母親が何の反応も示さないのはおかしいような…

・妖精の世界
ソラシエルはアレテンを助けようとしている



魔法の水を作るのにアシルが失敗した、次こそは、またうまく誘導する
と言った発言から、魔法の水を作る(作らせる)ことで魂を捕らえられたアレテンを救おうとしていることが分かります
しかし、変人の家においてアシルに魔法の水を作るように勧めたのは蛆の沸いた手(エル)
→蛆の沸いた手はソラシエルによって操られていた?
→作者さんのブログにおいてアレテンを助けるために黒猫(ソラシエル)が介入しているという ことが書かれているため、少なからずソラシエルが蛆の沸いた手に対して影響を及ぼしてい ると考えられますね

・エルとレディの話
パン屋の店員(レディ)がエルが安いパンしか買っていかないことを不憫に思い、バターを挟んだパンをエルに売ってしまう
→エルがパンを買っていたのは、いわゆる消しゴムとしてのパンであり、バターが挟まれてい  たことで下書きがぐしゃぐしゃになってしまったという訳ですね

このシーンでの引っかかるのがエルの顔グラと性格についてです
レディはエルだと思い話しかけていますが、表示されている顔グラはアシルですね
好きな人の顔を間違えるということは考え難いですが、エルとアシルの顔は非常に似ている(もしくは双子)で、このシーンのエルは実はアシルなのではないでしょうか

エル(アシル)「あんたパン屋の店員だろ?」→レディ「え、えぇ…(覚えててくれたのね)」
→この二人の会話より、このシーンはバター入りのパンをエルに渡した直後ではなく、数日後
であるように感じます

エル(アシル)「今度のコンクールの作品がめちゃくちゃだよ」
→この発言により、このシーンは1年前のコンクールより前のタイミングだと分かります

エル(アシル)「あと少しで下書きが完成した物を生ゴミにしておいてか?」
→下書きを書いたのはエルで、それをめちゃくちゃにされたことにアシルが怒っているとも考  えられる
→この後のレディの「あなたのことが…」という言葉に足を止め「おばさん」と言い返した   り、母親の「あなたは耳が…」という言葉に対して気まずい反応をしている所から、このシ  ーンのエルは母親の前でエルを演じているアシルではないでしょうか
(作者さんのブログでエルは耳が聞こえないんじゃなくて回りに興味が無かったと書かれて  いるので、反応を示した=アシルと断定はできませんが)

このシーンでエル(アシル)はリピロットに対して「今日はコンクールで優勝したんだ、皆が俺の絵を認めてくれて賞金も出て…」と話しかけています(おそらくこの発言は人生を悲観してついた嘘)
そして、ラストでリピロットは死の間際、アシルに対して「コンクールで優勝したって、薬代は大丈夫だって、みんな幸せになるって言ったのに」と当時を思い出して呟いています
リピロットはこの発言がアシルから言われたと理解していることが分かりますね

これらの点から、このシーンのエルは母親の前でエルを演じているアシルではないでしょうか


エルが書いていたのは下書き
→バターでめちゃくちゃになった下書きを元にアシルが作品を完成させ、それをコンクールに  出品した
→(バターでぐちゃぐちゃになっているから?)斬新な作品として特別賞を取り、ロンヴィの父  がパトロンに
→ラストでリピロットは「突然知らない叔父さんが来てアシルは難しい顔をしてて」と振り返  っているのは、下書きを書いたのはエルであったため、その絵が評価され自分のパトロンに  なってくれるということに対して素直に喜べなかったのではないでしょうか
→おそらくアシルはロンヴィの父に対してこれらのことを全て話しており、だからこそアシル  の父がエルがさらわれたことを知っていたのではないでしょうか

(パンにバター→下書きがめちゃくちゃに→エルが誘拐される→母親が病死→アシルがエルの下書きを元に斬新な作品でコンクールに出展→特別賞→ロンヴィの父がパトロンに)

傍から見たら、アシルにとっては全てタイミングが良く進んでいるように見えてしまうというのも頷ける気がします

・ロンヴィの家(②)
ロンヴィとレネエの婚約発表
→レネエもアシルも喜んではいない(乗り気ではない)
→特にアシルに対するレネエの反応が…

ここら辺は良く分からないですね、レネエがロンヴィのフィアンセとなったタイミングや、母親との関係などが明らかではないので詳しくは分かりません
自分だけ幸せになることに抵抗があるだけとも考えられる

ロンヴィのアシルに対する態度が怪しい
→やけに明るい、乗り気にさせて舞台に立たせようとしている

レネエの部屋にルージー
→サプライズを仕掛けようとしている(おそらくこの時はそのままの意味)
→レネエの鍵付きの日記を見つけてしまう



→おそらくロンヴィにアシルとの縁を切るために何とかして欲しい的なお願いをされている

→ロンヴィをアショーカシアターに意図的に向かわせず、アシルとレネエが二人きりになる状  況を作ったのはおそらくルージー
→ナイフを舞台に置いたのがルージーだったとすると従弟の婚約者を自殺に仕向ける状況を
  作るだろうか?
→ゲームのラストのシーンでロンヴィが容量がよくレネエと親しくしているアシルに対してコ  ンプレックスを抱いている種の発言があったため、アシルとの縁を切りたいという思いから  ルージーに加担したのかもしれない

・アショーカシアター
レネエ「こうやって昔みたいに話せて嬉しいな」
→ロンヴィの前(家の中)ではアシルと兄妹だということを隠していた

耳が聞こえず奇行を繰り返す弟、それを溺愛するお母さん
→エルとお母さんの話
お兄ちゃんがいるから=アシル

レネエはエルのせいで家族が崩壊したのが耐えられなかった?
→エルを置き去りにした(故意)

・リピロットの最期
ロンヴィ「気が狂ったかな、アシルみたいに」
→アシルはアショーカシアターでの出来事によって気が狂ってしまった

ロンヴィ「これできっとアシルもレネエもみんな俺を…」
→レネエは生きている?

シロツメクサはゲーム開始時点からフラグだったわけですね

このシーンでひとつだけ疑問なのが
ロンヴィ「アイツは昔っから俺より容量が良くてムカつくんだよ!」
→昔っから?(ロンヴィの父親がパトロンになったのは1年前では…)
→ただ単にアシルが養子として家に来てから1年ちょっとの期間を昔と言っているのか、ある  いは小さい頃からアシル、レネエ、ロンヴィの3人は知り合いだったのか

最後に、ベルベットロープとはこれのことですね


教えられるまで分かりませんでした(笑)


かなり長くなってしまいましたが考察は以上になります!
考察というか思ったことを書き連ねただけですね、分かりづらくて申し訳ない

もしプレイ済み、攻略済みの方で気になる点やここは違うんじゃないかといった点がありましたらコメントもらえると嬉しいです。
気軽にコメントください。


以下宣伝




コメント

通りすがりの抹茶
No.1 (2014/11/10 05:19)
何度かやり直してるけどエンド1しかたどり着けない~
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