今日の日経新聞を読んで、それに関するウンチクをダラダラと生放送する企画。
前々からこの企画をやりたかったんですが、権利とかその他諸々の調べ物が多い上に、ウェブカメラの調達に手こずりましたので、取り敢えずブロマガでやってみます。
今日の朝刊、一面の見出しはこれでした。
サムスン電子は、昔から自社製品(主にGalaxyシリーズ)に有機ELを採用していまして、商品開発の実績がありましたし、生産ラインもありました。端っこだけ曲がった「Galaxy Edge」シリーズは有名ですね。
そこに目をつけたアップルが「今度のiPhoneに有機ELを採用するから、パネル作ってね」と依頼した、というニュースになります。
有機ELとは「電圧をかけると自分で光る素材(LED)」のことで、バックライトが必要な液晶パネルでは出来なかった柔らかい素材を使って画面パネルを作ることが出来る、というのが一番の強みですね。
自分で光るため、逆を言えば光らない時の黒色の表現を際立たせられることや、省電力にも繋がるため、バッテリーを小さくすることが可能な点も、特徴です。
アップルの主力製品で、世界第二位(一位はサムスン電子)のシェアを誇る「iPhone」は御存知の通りiOSで動くためアップル以外では生産できず、いざアップルが動くとなれば、iPhoneの中の部品メーカー(400社以上あるそうです)への莫大な発注量が発生します。
なので、サムスン電子にしても、スマホ業界では競合他社ですが、部品卸メーカーとしてはまたとないビッグビジネスですので、主にiPhoneの為に生産ラインを増強するのでしょう。
まあ、前々から「次期iPhoneは有機EL」と噂されていましたし、どこがサプライ側に回るかは、生産実績からしてもサムスン電子以外ないだろう、とは言われていましたので、このニュースも「公式発表(答え合わせ)」という感じでしょうかね。
有機ELは、生産に高度な技術が必要でして、基礎研究が欠かせない分野です。
日本のメーカーでは、パネル最大手は「ジャパンディスプレイ(JDI)」ですね。詳しくはWikipediaのリンクを参照。
スマホ販売が世界的に落ち込む中、これは「依存のツケが回った」としか言いようがありません。
最後の牙城である国内メーカー、「液晶なら」のシャープも鴻海に買収されちゃいましたし、これからのパネル事業、日本は後手に回っちゃいそうです。
他国の競合会社と言えば、恐らくLG電子の子会社「LGディスプレイ」です。
新聞記事にも載っていますが、今後数年間でTV用も含む増産への投資に10兆ウォンを突っ込むそうです。
今現在のレートでは「1円=0.09ウォン」だそうですので、日本円で9000億円です。
電子部品などで、韓国勢は中国と台湾に価格で、日本には品質で追いぬかれていますので、ここからの立て直しは見ものかもしれませんね。
最後に、ちょっとだけ話を脱線させますと、台湾の電子部品メーカー「HTC(宏達国際電子股份有限公司)」の株価が暴落しましたね。
原因は、どうやらソニーのPlaystationVRの価格発表を受けて、との事のようです。
HTCはVR機器「HTC Vive」を次期主力製品と位置づけていましたが、PsVRの価格が399ドルでViveが799ドルなので、これは対抗のしようがありませんものね。
因みに、PsVRの国内価格はカメラ込みで49,980円。私はPS4を持っていませんが、やっぱり「サマーレッスン」は遊んでみたい! と思っていますので、頑張ってお金を貯めようかと思っていたりします。
それでは、今回はこんなところで!
では、また!
前々からこの企画をやりたかったんですが、権利とかその他諸々の調べ物が多い上に、ウェブカメラの調達に手こずりましたので、取り敢えずブロマガでやってみます。
今日の朝刊、一面の見出しはこれでした。
サムスン、アップルに有機EL供給へ内容は、要約すると「2016年パネル生産への設備投資額の約8割を有機ELに充てる」というものです。
サムスン電子は、昔から自社製品(主にGalaxyシリーズ)に有機ELを採用していまして、商品開発の実績がありましたし、生産ラインもありました。端っこだけ曲がった「Galaxy Edge」シリーズは有名ですね。
そこに目をつけたアップルが「今度のiPhoneに有機ELを採用するから、パネル作ってね」と依頼した、というニュースになります。
有機ELとは「電圧をかけると自分で光る素材(LED)」のことで、バックライトが必要な液晶パネルでは出来なかった柔らかい素材を使って画面パネルを作ることが出来る、というのが一番の強みですね。
自分で光るため、逆を言えば光らない時の黒色の表現を際立たせられることや、省電力にも繋がるため、バッテリーを小さくすることが可能な点も、特徴です。
アップルの主力製品で、世界第二位(一位はサムスン電子)のシェアを誇る「iPhone」は御存知の通りiOSで動くためアップル以外では生産できず、いざアップルが動くとなれば、iPhoneの中の部品メーカー(400社以上あるそうです)への莫大な発注量が発生します。
なので、サムスン電子にしても、スマホ業界では競合他社ですが、部品卸メーカーとしてはまたとないビッグビジネスですので、主にiPhoneの為に生産ラインを増強するのでしょう。
まあ、前々から「次期iPhoneは有機EL」と噂されていましたし、どこがサプライ側に回るかは、生産実績からしてもサムスン電子以外ないだろう、とは言われていましたので、このニュースも「公式発表(答え合わせ)」という感じでしょうかね。
有機ELは、生産に高度な技術が必要でして、基礎研究が欠かせない分野です。
日本のメーカーでは、パネル最大手は「ジャパンディスプレイ(JDI)」ですね。詳しくはWikipediaのリンクを参照。
ジャパンディスプレイここでは、少し前から慌てて研究を始めていまして、本格的な生産ラインが出来るのは早くても18年になると言われていますね。
スマホ販売が世界的に落ち込む中、これは「依存のツケが回った」としか言いようがありません。
最後の牙城である国内メーカー、「液晶なら」のシャープも鴻海に買収されちゃいましたし、これからのパネル事業、日本は後手に回っちゃいそうです。
他国の競合会社と言えば、恐らくLG電子の子会社「LGディスプレイ」です。
新聞記事にも載っていますが、今後数年間でTV用も含む増産への投資に10兆ウォンを突っ込むそうです。
今現在のレートでは「1円=0.09ウォン」だそうですので、日本円で9000億円です。
電子部品などで、韓国勢は中国と台湾に価格で、日本には品質で追いぬかれていますので、ここからの立て直しは見ものかもしれませんね。
最後に、ちょっとだけ話を脱線させますと、台湾の電子部品メーカー「HTC(宏達国際電子股份有限公司)」の株価が暴落しましたね。
原因は、どうやらソニーのPlaystationVRの価格発表を受けて、との事のようです。
HTCはVR機器「HTC Vive」を次期主力製品と位置づけていましたが、PsVRの価格が399ドルでViveが799ドルなので、これは対抗のしようがありませんものね。
因みに、PsVRの国内価格はカメラ込みで49,980円。私はPS4を持っていませんが、やっぱり「サマーレッスン」は遊んでみたい! と思っていますので、頑張ってお金を貯めようかと思っていたりします。
それでは、今回はこんなところで!
では、また!
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