農林水産省の林芳正大臣室を浜田知事、JA香川の田辺理事長、県肉連の森山会長、県食肉衛生組合の二川理事長と一緒に訪問しました。林大臣とは随分前から讃岐が誇るブランド牛「オリーブ牛」を試食していただく約束をしていましたが、国会日程等で今日まで実現しませんでした。
ご存知の方も多いでしょうが、香川県の県木はオリーブ。そのオリーブを小豆島の肥育農家が、試行錯誤の末にオリーブオイル搾油後の果実を飼料化することに成功しました。オリーブの実にはオレイン酸が多く含まれていることから、香川のブランド「讃岐牛」に与えることで、牛肉の旨味・やわらかさを引き立てることに成功したのです。 瀬戸内海の温暖な気候風土と、オリーブに育まれた「讃岐牛」。 香川県だからこそなし得たプレミアム黒毛和牛が「オリーブ牛」なのです。
本当はステーキで食べていただきたかったのですが、大臣室にフライパンと火力を持ち込むわけにもいかず、今回は、銀座の老舗レストラン「銀座サンミ高松」の溝渕社長のご厚意で、ローストビーフに加工していただきました。
オレイン酸や機能性分が牛肉の脂に多く浸透されることで、「口溶けがよく旨味が強いのに脂があっさり」と、どなたでも食べやすく、今までにないあっさりとした味に体重を気にする(笑)林大臣も大満足の様子でした。また、部位ごとにレシピを工夫したビーフジャーキーも絶品で、食べ出したら止まらないぐらいです。
農水省は、雇用と所得を確保し、若者や子供も集落に定住できる社会を構築するため、農林漁業生産と加工・販売の一体化や、地域資源を活用した新たな産業の創出を促進するなど、農山漁村の6次産業化を推進しています。香川県でも、既に有名なオリーブハマチやオリーブ牛などのオリーブ関連食材や商品を全国に先駆けて6次産業化のリーダー的存在にしなければなりません。その他、香川県の野菜や果物も付加価値が高く、香川県の農林水産業の未来は明るいと考えます。