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失敗動画との対峙 ~ 神さまにもの申す!うら話

2013/06/27 21:47 投稿

コメント:34

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私の投稿したMMD動画、一作目のシンケンジャーMMDは、目標マイリスト数・30に対して100オーバー。二作目の「キミはじつにカートゥル!」は、ボカロキャラを使っていないし、シンケンジャーという使わせてもらったコンテンツの力も無いので、それには及ばないだろうと考えていましたが、それに反してマイリスは200を超えました。

この、想定も期待もしていなかったウケの良さは、私に一つの影響を及ぼしました。これ以後作る動画も、これらと同様の高い評価を得なければならないという、『高いハードル』を自分自身に据えることになったのです。

そして投稿した三作目……それは見事に、そのハードルに直撃してしまったのでした。



失敗動画との対峙

「キミはじつにカートゥル!」に続く、プログレMMDの第二弾として製作した「神さまにもの申す!」でしたが、振り返ると元ネタの曲を知らないとなんかよく分からない内容になっていたと思います。スウェーデンのプログレメタルバンド・Pain of Salvationのアルバム「Be」、その8曲目の「Vocari Dei」がこの動画の元ネタなのです。これはどの様な曲かというと……神様に通じている電話で、色んな人がその思いを語る……というものです。英語やそれ以外の言語で色んな人が語るのですが、その中に一人、日本語で語る人がいます。で、その日本語がおかしいのですね。以下、そのメッセージです。
カミサマサン。ナゼセンソウ? ナゼシ? ナゼキガ? ナニヲデスカ……。オマエハナニヲタメニイル? ……サヨナラ。

一応記しておくと、Pain of Salvationは決して可笑しなバンドでは無く、楽曲的にも技術的にも、むしろ評価の非常に高いバンドです。この5枚目のアルバム「Be」や、3枚目のアルバム「The Perfect Element, Part I」なんかは素晴らしいコンセプトアルバムです。ただそれだけにファン的には、「何でこんな日本語を入れた?」と苦笑してしまうところなのです。

とまあ、そういう背景のある一節で、そこをMMD動画化した訳ですが……そこだけ切り出しても、知らない人には「?」なんですよね。それに気付けませんでした……。

他にも動画内容的に3つのパートに別れているのが、冗長でパッとしない作りの原因になっているとかありますが……私が何より反省しているのが、自分で動画製作の期限、つまり「締め切り」を設定して、それを優先するあまりに十分手を尽くさなかった、というところです。当時MMD杯の本戦が迫っており、その前に投稿してしまわないと埋もれてしまう、と焦っていたのです。前作の「キミはじつにカートゥル!」が、やはりMMD杯の予選と本選の間にして良く見てもらえたという、過去の成功体験に飲まれていたのかも知れません。

効果音の製作で、「あぁ、もうこれでいっか」と妥協したことを今でも覚えていて、今も悔しく思うところです。

製作に一ヶ月以上の期間をみっちり掛けたにもかかわらず、期待……というか、冒頭で述べた「自分自身のハードル」に全く及ばない結果に対し、当時のインフルエンザ感染中の私は、酷く落ち込んだのでした。


ぶっちゃけ、pixivに投稿したこの絵の方が、動画本編より評価が高かったような……。

ハードルからの解放

燦々たる惨憺たる結果になった「神さまにもの申す!」でしたが、しかしこの体験は決してマイナスにはなりませんでした。確かに苦い思い出ではあるのですが、前述のような反省から得るものも、多くありました。

自分で見返す際に、特定の部分だけ何度も見るような動画は作らないこと。見返さない部分はつまり、つまらないということなのだから。映像だけではなく、音も重要だということ。MMDで先に映像だけ作っちゃうと、後から音を作ったり入れたりするのはかなり面倒に感じてしまうのだけれど、動画の重み、深みは音がかなりの部分を担っている。軽視してはいけない。

最近は音作りを面倒に感じないように、MMDでの製作と平行して音を作ったりもしています。

そして何より、マイリス100とか200とか行って当然、行かなくてはならないという、自らに課したハードルが無くなったこと。この失敗が、私自身の動画製作に対する肩の荷を下ろしてくれました。だって、マイリスこんだけしか行かなかったんだもん、しょうがないじゃない……そんな気分にさせてくれました。

おかげで、マイリス100とか200とかを目指すような大仰な目標を持たない、気軽な動画製作をその後行うことが出来るようになりました。それらの動画については、またいずれ。


(おわり)

コメント

heavenscope (著者)
No.32 (2013/07/02 00:15)
>Buttercupさん
この記事で書いているのは、あくまで私による私自身に対する評価ですので、他の人の作品にこの指標を当てる気はありません。私が、Pain of Salvationの楽曲とか、公開していただいているMMDのモデルデータを使う上で、ある程度のクオリティは保たなければネタ元に申し訳が立たないと思えるので、このような指標で自分を律していたんです。著作権的にアウトな事をやっていることもありますし。
まあ、この動画でそのハードルを越えられなかったことが切っ掛けとなって、その辺の自分への縛りがある程度無くなったので、今は結構ゆるくやっていますよ。
デデしぃ
No.34 (2013/07/02 01:19)
技術も制作時間もMMDと比べものにならない、低次元な動画を作成してる者ですが
この記事の内容は非常に共感できました、ジャンルは違えど私も似たようなことを考えてたのでビックリです
少なかれ通じる部分があるもんですな
heavenscope (著者)
No.35 (2013/07/02 15:16)
>デデしぃさん
MMDといっても私はローテクMMDを実践しているので……(笑)
ジャンル違いの方にも共感していただけたというのは、私も心強いことです。MMD以外の動画を見るときにも、製作者の方に親近感を感じられそうですね。
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