サッカーはかば出張版

ハリルホジッチ氏解任論と現状

2018/03/02 00:32 投稿

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W杯も目前に迫ってきて今のサッカー日本代表に思うこと。日本のサッカーファンなら誰もが何かしらのものを抱えているのではないかと思われます。

とくに師走に差し掛かり、インターネット上では解任論の文字が日を追うごとに増し、その是非があらゆる場所で論争の種となっており、現在もその議論の火は衰えることがない状態にあります。


あらかじめ私自身の考えとして先に申し上げておかなければならないことがあります。

それは、『解任論を唱えるならば納得できる代替案を提示しなければならない』です。

しかし、その結論に至る前にもう一度初心に戻り、今回の騒動について色々な側面から検証していきたいと思います。


①過去の日本代表監督と他国の事情

②監督の意義

③ハリルホジッチ氏の過去と戦術

④日本代表のスタいますとは

⑤ハリルホジッチの戦術に見られる攻撃と守備

⑥W杯に向けて(総括)


①過去の日本代表監督と他国の事情

E-1(旧東アジア選手権)後、再燃して止まないハリルホジッチ解任論ですが、過去の日本代表監督にもその規模の程度こそあれど、同様の解任論が囁かれていました。


岡田武史(1997-1998)加茂周監督の後を引き継ぎ1998年W杯で初の切符を獲得し迎えた1998年。ダイナスティカップで中国に敗れ、2002年共同開催記念の韓国戦でも敗れ、それ以後勝ち星から遠ざかり解任論が浮上。W杯開幕中も勝ち星に恵まれず、まだ試合が残っているにもかかわらず解任論が再燃していました。


フィリップ・トルシエ(1998-2002)アーセン・ベンゲル氏に監督要請を断られた後に、ベンゲル氏推薦という形で代表監督に就任。(U-21代表も兼任)日韓共同開催が決定している為予選はなし。その為、コパアメリカ(1999年)などにも参加していました。そのコパアメリカでの1分2敗、カールスバーグカップにてメキシコに敗れ、香港リーグ選抜に0-0 PK戦の末辛くも勝利しましたが、ここで解任論が浮上しました。その後のアジアカップ予選を三勝、その後の親善試合で韓国に敗れはしたものの、ハッサン2世国王杯でほぼベストメンバーのフランスと2-2で引き分けたあたりからその解任論は霧散しました。


ジーコ(2002-2006)規律から個へ。日本人には馴染み深いジーコ氏ですが、何度も解任論が浮上しています。2006年南アフリカW杯1次予選オマーン戦では終始低調な試合展開で1-0。結果こそ勝利であったものの、スタジアムからブーイングが起こるなど解任論が浮上しました。その後、2005年コンフェデレーションズカップでの予選敗退。同年東アジアカップで北朝鮮に敗れるなどした為、解任論が再燃しました。


岡田武史(2006-2010)日本代表監督で再任されることは過去を遡っても滅多にありません。目標がオリンピックからW杯になってからは初めてと言えるでしょう。W杯最終予選オーストラリア戦後などにも解任論が囁かれましたが、一番大きかったのは2010東アジアサッカー選手権を含めた4連戦1勝1敗2分。韓国に1-3で敗れたあたりから解任論が再燃し、その後の成績も振るわなかった為、W杯開幕までネット上などで論争が巻き起こってしまいました。


アルベルト・ザッケローニ(2010-2014)当時ショートパスを主体としましたサッカースタイルを定着させた同監督ですが、2013コンフェデレーションズカップ予選敗退時に解任論が浮上しました。2013年3月の最終予選ヨルダン戦から続く成績不振によるものでした。


日本代表監督の過去の事例を見るだけでも解任論が浮上しないケースは特殊な事例を除いても存在ません。では、海外ではどうでしょうか。

基本的に海外における解任論も成績不振によるものが大きく(解任論が日本のメディアに取り上げられる頃には退任の一報が届く場合が多いですが)時にそれは日本のメディアよりも過激であり、一度火が点くと余程の好転がない限り収集がつかないことが多いです。

日本と違い海外の場合、W杯だけでなく各大陸選手権(ユーロ、コパアメリカ、アフリカネイションズカップ等)での成績如何で解任されるケースが多いことから、海外のほうが結果に対してより厳しい判断が下されていることになります。そういった中での解任論は警告の意味合いが強く、その後すぐに好転を見せなければ即座に解任という憂き目に合います。

こうしてみると監督業というものには解任論が常につきまとうものであるといえますが、日本は海外よりも結果に対してまだまだ寛容な部分があるように思われます。しかし、一度解任論が浮上すれば海外同様何かしらの結果が出ない限りは終息することはないといううことはいえるでしょう。



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