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【早川書房】怪盗ルパン70年ぶり最新作『ルパン、最後の恋』★vol.154

2012/09/14 11:03 投稿

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┃ハヤカワ・オンライン・ニュース【新刊案内&刊行予告】2012.09.14/vol.154
┃ 月にいるうさぎが
┃ 俺の本を狙っているので
┃ 月が雲に隠れた隙に本を読むしかないのだ号
┃     ハヤカワ・オンライン http://www.hayakawa-online.co.jp/02wa/
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【ルパン・シリーズ70年ぶりの最新作】
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パン、最後の恋』と、発掘なんでも原稿団
 または はみ出し公式ツイッター
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 おはようございます。
 早川書房ツイッター、公式アカウント@Hayakawashoboの(秘)です。
発売日前から正統ルパン・シリーズ70年ぶりの最新作『ルパン、最後の恋』について公式で色々とつぶやいてきましたが、字数制限140字のツイッターでは語りきれず、こちらをお借りすることにいたしました。

 事情はあちこちで報道もされていますが、ざっとおさらい。1936年の事実上のシリーズ最終作『カリオストロの復讐』発表後も、著者のモーリス・ルブランは2作の長篇作品を脱稿していました。そのうちの1作は第2次大戦下のどさくさに『ルパン最後の事件(ルパンの大財産)』として発表されました。
 もう一作が、この『ルパン、最後の恋』です。遺族の意向で未発表となりましたが、今世紀になってからルブランの孫娘の手によって再発見され、本年5月にフランスで刊行されたのです。

 では、著者の死後に未発表の作品が発見されるのが空前絶後の大事件かというと、案外そうでもない。
 たとえば、シャーロック・ホームズには、1946年に発見された「指名手配の男」という作品があります。ドイルの遺品の中から原稿が発見されたもので、ケースとしては今回のルパンと酷似していますね。
この「指名手配の男」はのちに別人の手になるものであることが判明しましたが……。
 同様のケースとして、アガサ・クリスティーのポアロもの短篇2作の発見があります。諸事情からいずれも未発表に終わったもので、2009年の『アガサ・クリスティーの秘密ノート』に収録されて陽の目を見ました。
 このての話題は、ここ最近でもけっこうあります。『鳥』『破局』ダフネ・デュ・モーリア(1989年没)の若き日の未発表短篇の発見とか、『郵便配達夫はいつも二度ベルを鳴らす』のジェイムズ・M・ケイン(1977年没)が晩年に執筆した長篇の刊行とか。
 また2008年に死去したマイクル・クライトンの『パイレーツ』著者の死後に発見された原稿ですが、愛用のパソコンからデータが発見されたというあたりに時代の違いを感じますね。

 著者の死後に、未完成の原稿を他の作家が引き継いで完成させるケースもあります。先の『パイレーツ』同様にクライトンのパソコンから発見された未完原稿は、リチャード・プレストンが完成させ『マイクロワールド』として刊行されました。
 ほかにもレイモンド・チャンドラーの遺稿をロバート・B・パーカーが完成させた『プードル・スプリングス物語』、コーネル・ウールリッチ+ローレンス・ブロックの『夜の闇の中へ』。古くはクレイグ・ライスの遺稿をエド・マクベインが引き継いだ『エイプリル・ロビン殺人事件』なども同じケース。

 こうした遺作群に比べても、今回の『ルパン、最後の恋』のニュースバリューが大きいのは、「70年ぶり」の発見という時間的インパクト、「アルセーヌ・ルパン」というネームバリューの大きさ、そして「ほぼ完成品の長篇」が出てきたということゆえでしょうか。

 では、今後「発見」が期待(?)される作品をご紹介して、今回の締めくくりとしましょう。真偽のほどは保証致しませんが(笑)
  まずは本格ミステリの雄「思考機械」。著者のジャック・フットレルは50作ほどの思考機械シリーズを書きましたが、じつは、その他にもう6作書いていたらしいのです。
 ただ残念なことに、フットレルはその原稿を携えたまま1912年4月15日にタイタニック号とともに北大西洋に没してしまったのです。作品は文字通りに海の藻屑と消えたのです。が、ひょっとして水密状態のケースか何かに入っていて、今も海底深くに眠っているかもしれませんね。
 もうひとつは、2005年に死去したエド・マクベインの「87分署シリーズ」の最終作にまつわる噂。シリーズ最終作はその前年に発表した『最後の旋律』なのですが、生前からマクベイン本人が執筆済みのシリーズ最終作が
あるという噂がありました。
 タイトルはExitで、87分署の刑事たちと天才犯罪者デフ・マンの最終決戦が描かれているというもの。おお、読みたいぞ。クリスティーの『カーテン』や『スリーピング・マーダー』と同じケースだと思えば、あながち嘘でもないと思われますよね。
 ただ没後7年になるのにいまだ発表されないところを見ると、噂はやはり噂に過ぎなかったのかもしれません。

 ということですでにツイート18回分を費やしましたので、最後にひとこと。
早川書房公式ツイッターをフォローされていない方は、この機会にぜひどうぞ。
5人のメンバーが、毎週交替で芸を競っておりますので。以上、(秘)がお送りしました。

『ルパン、最後の恋』 http://www.hayakawa-online.co.jp/02vq/


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 子連れ虫──親子のための冥府魔道の読書指南
 第11回 『T・S・スピヴェット君傑作集』で
                 デザイナーを育てましょうぞ の巻
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 我ら親子は、冥府魔道に生きるものにて人にはあらず。
 乳母車に乗せた子を連れて諸国をさまよう本の虫、人呼んで「子連れ虫」。

 わたし、拝一冊(おがみ・いっさつ)は、我が子大五郎をいかに育てるべきか、そのために読むべき本を尋ね歩き、ここ早川書房にたどりつき申した。
 本欄にては、わたしが早川書房で出会った親子の物語をもとに、あなたのお子に、そしてあなたのなかの少年少女にぜひ読んでいただきたい本を選んおすすめ申しあげ候。

 きょうの親子はこちら、入社3年目にしてすでに70冊近くを手がける期待の星、
早川書房デザイン室所属のデザイナー・K女史とご両親の物語でござる。
 北関東に生まれ育ったK女史が漫画好きになったのは、母上がダイエット本と間違えて買ってきた、大島弓子『ダイエット』がきっかけでござった。それから大島弓子、くらもちふさこをはじめ多くの漫画作品に没頭したK少女は、高校卒業後、一度は就職したものの、紆余曲折を経て美大に進学する。
美大時代にアルバイトで、書店で働いていた際に、海外文芸を愛する社員さんと本の貸し借りを始め、以後翻訳小説の面白さに目覚め、やがて早川書房に就職することになる。
 今では社内でひっぱりだこの彼女のキャリアは、母上が買ってきた一冊の漫画に端を発していたというわけでござる。

 多忙な中でも実家に帰って親孝行を忘れないK女史だが、装丁家の眼からお薦めの本を選ぶとしたら? という問いに、一冊の本を挙げる。それこそが、今日わたしが全国の親子にお薦めしたい本──ライフ・ラーセン『T・S・スピヴェット君 傑作集』じゃっ。

 1980年生まれの著者のデビュー作ながら、刊行後すぐに絶讃され、アメリカ、イギリス、カナダでベストセラーとなり、世界24カ国で愛される物語じゃ。
 主人公のスピヴェット君は、アメリカはモンタナの片田舎の牧場に暮らす12歳の少年。
 日常のさまざまな出来事や現象を図や表にするのが好きで、いつも鉛筆片手にノートに向かっており、家族には変てこな子と思われている。
 そんな彼のもとに、突然、ワシントンDCのスミソニアン博物館から一本の電話が入る。歴史と名誉あるベアード賞を、彼に授与したいというのだ。じつはスピヴェット君の師匠のヨーン博士が、彼の図表を賞に応募していた。スピヴェット君は迷ったすえ、誰にも告げることなく貨物列車に飛び乗り、アメリカを横断する奇妙で危険な旅をはじめる……。

 スティーヴン・キングが「マーク・トウェインとトマス・ピンチョンと『リトル・ミス・サンシャイン』をひとつにする快挙をなしとげた」と推薦の辞を寄せているとおり、この本はとても風変わりで、チャーミングで、感動的な物語でもある。だが最大の特徴は、文章と一緒にもりこまれた膨大な数の図、表、イラスト、そして脚注に書きこまれた物語にある。デザイナーならずとも本好きなら一見の価値はある、造本の妙を堪能できる一冊でござる。

 さらに、この物語はフランスで映画化も進行中、2013年公開予定じゃ。ぜひこの機会に手にとって、この独特な表現を、そして立体的に浮かびあがるスピヴェット君の大冒険を感じていただきたい。

 ほれ大五郎、お前もスピヴェット君のように図を描いてみてはどうじゃ……
 あれ? 大五郎はどこへ?

「フハハ、油断したな拝一冊! 息子と乳母車はあずかった! 返してほしくば次号で儂を倒してみよ!」
 また現われたか、野牛烈堂……! 息子を奪うとは卑怯なり!

(「ちゃん」ネタを封じられた今、宿敵・野牛烈堂を倒すことはできるのか!? あやうし拝一冊! 待て・次号!)

『T・S・スピヴェット君 傑作集』 http://www.hayakawa-online.co.jp/02wd/


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◆9月上中旬の新刊(発売中)
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【単行本】
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●『ルパン、最後の恋』モーリス・ルブラン 1,365円
〈ハヤカワ・ミステリ1863〉
父を亡くした娘を次々と襲う怪事件。陰ながら彼女を見守るアルセーヌ・ルパンは、見えない敵に苦戦する。
著者が生前に執筆しながらも未発表のまま封印されてきた幻のシリーズ最終作、ついに解禁。
 http://www.hayakawa-online.co.jp/02vq/
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●『コカ・コーラ 叩き上げの復活経営』
  N・イズデル&D・ビーズリー 2,100円
〈ハヤカワ・ノンフィクション〉
ペプシの猛攻、前CEOによる大量解雇、健康ブーム……低迷する2000年代コカ・コーラを私はいかに再建したか? アフリカのボトラー社員からCEOに登りつめた男が30年のキャリアを総括。
 http://www.hayakawa-online.co.jp/02vr/
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【文庫】
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●SF『眠れる女神』H・G・フランシス 609円
〈宇宙英雄ローダン・シリーズ432〉
クレタ島にある古代神殿の地下で発見された透明な棺のなかで眠る女性の正体とは……?
 http://www.hayakawa-online.co.jp/02vs/
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●SF『太陽の黄金(きん)の林檎〔新装版〕』
  レイ・ブラッドベリ 987円
表題作「太陽の黄金の林檎」をはじめ、SFの叙情詩人が綴る幻想と詩情あふれる短篇集。
 http://www.hayakawa-online.co.jp/02vt/
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●SF『瞬(まばた)きよりも速く〔新装版〕』
  レイ・ブラッドベリ 1,050円
マジック・ショーで起きた不思議な出来事を描く表題作など、名品21篇を収録する傑作集。
 http://www.hayakawa-online.co.jp/02vu/
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●JA『グイン・サーガ・ワールド5』
  栗本薫・他/天狼プロダクション・監修 693円
〈グイン・サーガ続篇プロジェクト〉
ついに正篇の続篇が開始され、ここに新たなるグイン・サーガの世界が始まる!
グイン・サーガ正篇続篇「パロの暗黒」五代ゆう、「サイロンの挽歌」宵野ゆめ/
トリビュート作品「タイスのたずね人」図子慧/伊集院大介シリーズ「スペードの女王」栗本薫/
評論「現実の軛、夢への飛翔」八巻大樹
 http://www.hayakawa-online.co.jp/02vv/
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●JA『星降る草原』久美 沙織/天狼プロダクション・監修 735円
〈グイン・サーガ外伝23〉
草原。広大な自然のなかに暮らす民たち。しかしその暮らしにふと差した凶兆を、幼いスカールの物語とともに、人々の愛憎・葛藤をからめて描き上げたミステリアス・ロマン。
 http://www.hayakawa-online.co.jp/02vw/
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●JA『スワロウテイル序章/人工処女受胎』籘真 千歳 966円
人間に奉仕する人工妖精・揚羽が、彼女の通う看護学校で多発する怪事件に挑む連作中篇。
 http://www.hayakawa-online.co.jp/02vx/
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●NV『暗黒のメルトダウン(上)(下)』
  ギレルモ・デル・トロ&チャック・ホーガン 各798円
〈ストレイン・シリーズ隔月刊行第2弾!〉
「悪疫」に席巻されたニューヨーク。人類存亡に関わる恐るべき計画を阻止できるのか?
 http://www.hayakawa-online.co.jp/02vy/
 http://www.hayakawa-online.co.jp/02vz/
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●HM『盗まれた貴婦人』ロバート・B・パーカー 987円
〈スペンサー・シリーズ〉
消えた名画の身代金取引の護衛に失敗したスペンサーは、雪辱のために事件の真相を追う。
 http://www.hayakawa-online.co.jp/02w0/
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●HM『マルタの鷹〔改訳決定版〕』ダシール・ハメット 777円
私立探偵サム・スペードが改訳決定版で大復活。ハードボイルド史上に残る不朽の名作。
 http://www.hayakawa-online.co.jp/02w1/
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◆これから出る本(9月下旬予定)
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【単行本】
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●『〔エッセンシャル版〕マイケル・ポーターの競争戦略』
  ジョアン・マグレッタ 2,100円
〈ハヤカワ・ノンフィクション〉
経営戦略を学ぶものが避けて通れない、世界的権威マイケル・ポーター教授の競争戦略論。ポーター本人の全面協力により、エッセンシャル版がついに登場! 巻末にポーターとのQ&Aを収録。
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●『天才を考察する──「生まれか育ちか」論の嘘と本当』
  デイヴィッド・シェンク 2,625円
〈ハヤカワ・ポピュラー・サイエンス〉
天才を生むのは遺伝か環境か。アインシュタインら天才の調査事例によれば、遺伝子は意外に制御可能であり、環境は意外に制御可能でない! 最新の見解を縦横に援用して神話の嘘を暴く科学読み物。
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●『ならずものがやってくる』ジェニファー・イーガン 2,520円
〈ピュリッツァー賞/全米批評家協会賞受賞〉
過去と未来を自在に行き来する語りが鮮やかに切り出した、痛々しくも笑える音楽と人生の諸様相。
有力紙誌から絶賛を集めた傑作文芸長篇がついに刊行。
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●『機龍警察 暗黒市場』月村 了衛 1,995円
〈ハヤカワ・ミステリワールド〉
元ロシア警官のユーリ・オズノフ警部は、警視庁特捜部との契約を解除され武器密売に手を染めた。
そんな中特捜部は、近々ロシアマフィアによる有人搭乗兵器の見本市が行われることを察知するが……。
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【文庫】
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●SF『災いのオーラ』H・G・エーヴェルス 609円
〈宇宙英雄ローダン・シリーズ433〉
ホトレノル=タアクは航行中、氷惑星からのハイパーエネルギー性シグナルを受信した!
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●FT『アレクシア女史、埃及(エジプト)で木乃伊(ミイラ)と踊る』
  ゲイル・キャリガー 903円
〈〈英国パラソル奇譚〉完結篇!〉
子育てに忙しいアレクシアのもとに、世界最高齢の吸血鬼女王からエジプトへの招待が!
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●FT『いばらの秘剣──3 雪山の探索』タッド・ウィリアムズ 1,008円
〈傑作大河ファンタジイ、第一部完結〉
オステン・アードの、そして世界の命運を賭けた戦いを前にサイモンはある剣を探す──
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●NV『暗殺者グレイマン』マーク・グリーニー 987円
〈元CIA特殊工作員の凄腕暗殺者、登場!
  壮絶な戦闘が連続する冒険アクション小説〉
依頼を受け、プロの暗殺者グレイマンはナイジェリアの大臣を殺した。
だが、それがもとで
彼は世界中の殺し屋たちに命を狙われる!
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●HM『ナイト・ストーム』サラ・パレツキー 1,218円
〈V・I・ウォーショースキー・シリーズ最新作〉
少女たちの儀式ごっこと吸血鬼殺人、そして旧友の依頼が、ヴィクを歴史の闇に挑ませる。
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●演劇『三好十郎 2 浮標(ブイ)』三好 十郎 861円
〈長塚圭史演出、松雪泰子主演で全国公演〉
肺を患う妻とその夫。精神の葛藤を超えてたどり着く愛とは。三好十郎の最高傑作が登場。
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◆これから出る本(10月上中旬予定)
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【単行本】
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●『首斬り人の娘』オリヴァー・ペチュ 1,995円
一六五九年ドイツ。産婆が子供殺しの魔女として捕らえられた。処刑吏クィズルとその利発な娘マクダレーナらは、ひそかに事件の真相を探りはじめるが……全米興奮のベストセラー歴史ミステリ大作。
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●『量子怪盗』ハンヌ・ライアニエミ 1,785円
怪盗ジャン・ル・フランブールは、ポストヒューマンの量子怪盗。太陽系を駆け巡り数々の財宝を盗みだす
名うての盗賊のジャンが狙う、次なる獲物は!? フィンランド出身の新鋭が描くAI冒険活劇。
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●『じてんしゃ日記2012』高千穂 遙+一本木 蛮 1,260円
身長一五〇センチの女子・一本木蛮が、ヒルクライム・レースに挑戦! パーツ選びから練習方法、そして実際のレースの模様まで、すべてのヒルクライマーに捧げる、汗と涙と感動のドキュメント!
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●『天才脳をつくる!
  ──潜在能力をぐんぐん伸ばす、計算と記憶のテクニック』
  マイク・バイスター&クリスティン・ロバーグ 1,890円
〈ハヤカワ・ノンフィクション〉
4桁の掛算やアルファベット並び替えを軽々やってのける著者が、学生の成績向上からボケ防止まで、大人のための脳トレ法を伝授。2ケタ掛算の暗算、物語式記憶法で、記憶力と創造力を開発する!
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【文庫】
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●SF『《バジス》発進!』H・G・フランシス&クルト・マール 609円
〈宇宙英雄ローダン・シリーズ434〉
《ソル》に収容されたバルディオクに危機がせまっていると科学者が警告を発するが……。
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●SF『アンドロイドの夢の羊』ジョン・スコルジー 1,050円
〈〈老人と宇宙〉シリーズ著者があの大傑作に捧げた宇宙活劇SF〉
異星人との外交問題が発生、解決には特別な〈羊〉が必要という。
探索を依頼された元兵士は、殺し屋や狂信者に追われることに……
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●FT『世界樹の影の都』N・K・ジェミシン 1,092円
〈ローカス賞受賞『空の都の神々は』続篇〉
世界樹の根元の町で生きる盲目の女工芸家はある子神の死を機に神々の秘密を知ることに。
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●NF『アルゴ』アントニオ・メンデス&マット・バグリオ 1,008円
〈ベン・アフレック主演・監督映画化!10月26日(金)、全国ロードショー〉
大使館人質事件勃発! 街に隠れた大使館員六人を救出するため、CIA偽装工作チームが決行した、映画界を巻き込んだ作戦とは?
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●HM『知らずにいれば』シェヴィー・スティーヴンス 1,050円
〈気鋭の女性作家が描く傑作スリラー〉
結婚を前にサラは実の親が誰か調べ始めた。それが恐怖の日々に繋がるとは知らず──。
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●HM『特捜部Q―檻の中の女―』
  ユッシ・エーズラ・オールスン 1,029円
〈北欧ミステリの人気シリーズが早くも文庫化〉
コペンハーゲン警察の暴走警部補があてがわれたのは、薄暗い地下のオフィスとシリア系の変人アシスタント。未解決事件捜査チームの活躍を描く人気シリーズ第1弾。
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●epi『オリーヴ・キタリッジの生活』エリザベス・ストラウト 945円
〈ピュリッツァー賞受賞作 心ゆさぶるロングセラーがついに文庫化〉
無愛想で傍若無人、なのに繊細で優しい。個性的な女性オリーヴと、周囲の人々のささやかな悲喜劇を静謐な筆致で描いた連作短篇集。
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