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3.加工 (4)指板の加工

2017/02/03 21:52 投稿

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3.加工
(4)指板の加工

電動カンナで7mm厚に調整した指板用ローズウッド板から、指板とバインディングを切り出します。




指板をニカワを使って貼ります。






この時点で実際のスケールを測ります。設計では635mmでしたが測ってみると634mmしかありませんでしたので、634mmでフレット位置を計算し直して指板に下書きします。
ナットからの距離、ブリッジラインからの距離、フレット間隔と3方から当たると間違いもなく誤差も修正出来ると思います。
写真のようにノコガイド板を指板に、深さストッパーをノコギリに貼ってフレット溝を切っていきます。






インレイの加工に移ります。下書きした紙に両面テープを貼りデザインカッターで切ってパール貝に貼ります。糸鋸を入れる溝を切った板の上で細目の刃を付けてだいたいの形に切ります。本物の貝は結構硬いです。




まだガタガタですが、あとは精密ヤスリで形を整えます。




先程とは逆にインレイの部分を切り抜いた紙を貼り、彫刻刀で溝を彫ります。彫り終えたらニ液混合エポキシボンドでインレイを貼ります。この時点ではインレイの高さを指板面よりほんの少し高くしておきます。
ローズウッドに手彫りは結構大変です。エボニーだったらもっと大変です。僕は以前版画をやっていて彫刻刀には慣れてるんですけど、自信のない方はドレメルを買ったほうが無難かもしれません。危険でもありますし…。






インレイとインレイ溝の隙間を埋めます。まずローズウッドの粉を削ります。サンドペーパーだとサンドペーパー自体の粉が入ってしまうので金属製ヤスリを使います。




茶漉しで細かい粉を選り分けます。




ニ液混合エポキシボンドに混ぜてパテを作ります。粉が少なすぎると透けてしまいますし、多すぎると塗りづらいです。




隙間を埋めていきます。




乾いてから#240のサンドペーパーを巻いたサンディングブロックで仕上げます。




バインディングをニカワで貼ります。






60cmの水平器にサンドペーパーを貼ったもので指板にRを付けます。底が平らなものなら何でも構いません。
実施設計から、Hfb=0.725476407mm。指板厚が7mmですから、どのフレット位置でも両端を6mm、センターラインを7mmのまま削らないようにすればHfb=1mmとなり両端が多少削り足りない、或いは仕上げにセンターをいくらか削ったとしても実施設計値を確保出来ます。




写真のようなスケールを作って、時々確認しながらRを付けていきますが、手作業ではそれほど正確には仕上げられませんし、ここはアバウトです。




バインディング付きですのでフレットタングを切り、ダイヤモンドヤスリで写真のような形に仕上げます。




フレットタングニッパーを使えば簡単なんでしょうけど、勿体無いので何が切りやすいか色々試したところこれでしたw万能ハサミですね。




百均のミニラジオペンチに金切り鋸でタング用の溝を付けたもので、指板のRに合わせてフレットを曲げます。




溝にタイトボンドを流し込んで、金槌でフレットを打っていきます。




ペインティングナイフで隙間が無いか確認します。




フレットの端は大きめのエンドニッパーで切り、鉄工ヤスリで仕上げます。






サンドペーパーを貼った水平器でフレットのすり合わせをします。




12F付近がかなり削れてしまいました。ネックを幾分順反りに作るというのはこういうことなのかと納得しました。曲げて仕込むアジャスタブルトラスロッドの場合、逆反り方向に力が加わるからかと思います。




マスキングテープで指板を保護したら、フレットを仕上げます。精密ヤスリで角を取り、徐々にサンドペーパーの番手を上げ、最後はコンパウンドでピッカピカに仕上げます。


ビフォー


アフター


よっしゃ、ここまで来たぞ!




サイドドットポジションマークを入れるところの写真を撮ってなかったみたいです。ドリルで穴を開けてニ液混合エポキシボンドを塗って差し込み、乾いてからサンドペーパー掛けするだけですから、無くてもいいようなものですけど…。


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