[完全俺得]「踊ってみた」を語ってみた

第3回 中国版踊ってみた ─ ビリビリ動画におけるニコ動文化について

2013/03/04 01:10 投稿

コメント:5

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ニコ動代替サイトとしてのビリビリ動画
今回は小ネタをひとつ。すでにご存じの読者も多いと思うが、中国にはニコニコ動画をパクったビリビリ動画(嗶哩嗶哩・bilibili・B站などとも表記)という動画投稿サイトがある。元々はAcFunという別のニコ動似の動画投稿サイトから派生したものだが、中国国内ではYouTubeやニコ動に(公式には)アクセスできないせいもあるためか(注)、中国のニコ動愛好者が集まる代替サイトとして大きく勢いを伸ばしている。カテゴリ分けなどもほぼニコ動のそれと同じである(ちなみに「例のアレ」は「三次元鬼畜」というカテゴリ名になっている)。実際日々投稿される動画はそれほど多くはなく、またその半分以上はニコ動からの無断転載なのだが、一方で中国人ユーザーによるオリジナル動画も数多くあり、大百科の掲示板でもたびたび指摘されているようにその様子はまさにニコ動初期のごった煮感を彷彿させるものがある。特にこのサイトで注目すべきは、その使いやすいUIと誰でも無料で観れるにもかかわらず動画が高画質な点である。これについてはひろゆきも「よくできてるよねー」と賞賛しているZero Watchへの改悪(?)で批判を受けた運営もぜひとも参考にしてほしいところである。

注)3/27追記。このブログによると、2/7より突然中国からニコ動に直接アクセスできるようになったとのこと。


中国でニコ動文化はどのように受容されているのか
踊ってみた動画に関しても、ニコ動で人気のある踊り手の動画はほぼ同時にビリビリ動画へ転載される(よくニコ動で「この動画を無断で他サイトに転載しないでください」との注意書きが投コメ欄の最後にあるのを目にするが、これはビリビリ動画などへの転載行為を指している)。当然のことながら筆者がこれまでニコ動でうpしてきた女性踊り手の紹介動画も確認しただけで6,7本無断転載されていた(しかもどれもニコ動での再生数の数倍再生されている)。そのこと自体は以前から知っていたのだが、今回中国のネットユーザーに自分の動画がどのように受け止められているのか見てみようと思い見たところ、いろいろと面白い発見があった。筆者は中国語がわからないため投稿されたコメントの内容はほとんどわからなかったのだが、なかには一目で理解できるものもいくつかあった。「萌死了」「萌爆了」などのコメントのほか、女性踊り手の容姿について「好乳」「好腿」などのコメントが真っ先につけられるところなどはニコ動で見られるそれとほとんど変わらない(国が違っても男が真っ先に見るものは同じかと)。また筆者の動画には使用楽曲についての情報は載せてないのだが、彼らはその曲のアーティスト名をコメントで指摘したり、またJKは女子高生のことを意味するとユーザー同士で教え合ったりもしていた。中でも特に彼らのテンションが上がったのは自国の踊り手に出くわしたときだ。たまたま筆者の動画の中で中国人踊り手の晩香玉KURINEriNyannなどが紹介された途端、画面が「国産!」(同国人のこと)などの弾幕で埋まった。その様子を目にしていると、なにか不思議な気持ちにかられた。つまり日本で産み出された楽曲と振付が中国人の踊り手によって踊られ、それがまた日本のニコ動へ投稿され、さらにその中国人踊り手を紹介した筆者の動画が今度は中国でうpされ、それを見た中国人ネットユーザーが興奮するのをさらに日本で筆者が目にするという、ひとつの文化的コンテンツが異文化間でいかに反響し合うのかといった、日本のサブカルチャーのグローバル化をまさに目にしていたからである。

ニコ動における中国人の女性踊り手
実はニコ動で活躍している中国人の女性踊り手は少なからずおり、上記に挙げた3人以外にもフェイリスみあお桜ねこ(注)、コハクなどがいる。彼女らの動画に共通するのはどれも非常にクオリティが高いということである。これはおそらく他のニコ動の踊ってみた動画と比べても見劣りしないレベルの踊り手達の動画のみが選ばれて「本場」ニコ動へと投稿されているからだと思われる。実は多くの場合、彼女たちの動画は代理投稿で投稿されている(これは中国からは直接投稿しにくいことや彼女達の書く日本語が十分でないことも関係していると思われる)。また台湾人の踊り手の場合とは異なり、上記の女性踊り手達の動画にはタグにも投コメにも「中国」の文字は一切入っておらず、一見してそれが中国からの投稿だと判断するのは難しい。これはひとえに嫌中厨によるアンチコメ対策のためだと思われる。韓国からの踊ってみた投稿にいたっては、現在ほとんどないに等しい(筆者も過去に一度しか目にしたことがない)。一部のニコ動ユーザーの心ないコメントによりこのような状況が生まれてしまっているとすれば、なんとも残念な限りである。

注)3/8追記。3/7のニコニコ超会議2発表会において、桜ねこがニコニコ超パーティーⅡのニコニコ国際交流枠で出演することが発表された。

中国版踊ってみた動画の実力は?
先に挙げた晩香玉やKURIN、EriNyannなどはビリビリ動画のみでうpしている動画も多く、同時に中国での女性踊り手がそれほど多くもないこともあり、彼女達の存在が同サイト内でいかに大きいかがよくわかる。中にはErikaなどニコ動では目にしない踊り手もおり、ビリビリ動画は筆者のようなかわいい女性踊り手ハンターにとっては探索しがいのあるサイトである(中にはわざわざ来日して代々木公園で撮影した動画などもある)。ここでぜひ紹介したいのは、今年のバレンタインデー企画として同サイトに投稿された、前述の踊り手達を含む中国人気女性踊り手10名による告白予行練習のコラボ動画である。本作は動画編集もすばらしく、作品後半には各踊り手による中国語でのかわいすぎる告白シーンも納められており、女性踊り手ファンはまさに必見である。これを機会にぜひビリビリ動画の雰囲気も味わってほしい(同作品はニコ動にも転載されているのだが、こちらは画質がとても悪いのでビリビリ動画での視聴を強くお勧めする)。

注) 6/15追記。「踊ってみたのランキング」の作者悠々閑さんによる「月刊ビリビリ動画踊ってみたランキング」でもたくさんの踊り手が紹介されています。ぜひご参照ください。

コメント

悠々閑々
No.3 (2013/04/19 18:58)
>>2
ランキング動画まだまだ手探りの状況ですが楽しんでもらえると嬉しいです。完全俺得動画も色々と調べておられるなーと思いながら見ています。無断転載に比べると代理投稿の場合多少の情報があるかなーと思ってます。桜ねこさんもがんドムさんによる代理投稿ですね。プレミアムアカウントがなくて依頼しているケースもあるようです。
Hamazaki (著者)
No.4 (2013/04/19 20:46)
桜ねこさんも代理投稿でしたね。失礼しました。ちなみにYouTubeからの転載動画は欧米の踊り手さんを中心にニコ動でもたくさんあがっているのですが、踊り手さん本人の意志がはっきり確認できないため俺得動画では紹介しないようにしています。
cc
No.5 (2018/02/14 23:20)
山寨nico?
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