博霊饅頭即売所

東方SS 真夏の博麗神社

2015/06/07 23:20 投稿

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※この作品は東方projectの二次創作作品です。独自設定キャラ崩壊その他の可能性あり。苦手な方はBACK推奨


 うだるような熱気が立ち込めた昼下がり、博麗神社の境内に、暑さにやられて倒れた少女の影が一つ。それを見た神社の主、博麗霊夢は心配そうに声をかけた。
「大丈夫? ルーミア」
「大丈夫なら倒れてないよぉ……」
「仕方ないわねぇ。上がって待ってて。掃除終わったら冷たいお茶出してあげるから」
 境内の掃除をするために出てきた霊夢は、ルーミアの面倒を見るよりも掃除のほうを優先した。ルーミアは恨めしそうに「うぅぅ……」と唸った後で、よたよたとふらつきながら神社に入っていった。
 神社の中には、すでに先客がいた。霧雨魔理沙と少名針妙丸はいつ来てもいるが、今日はもう一人。
「暑い……。アイスは無いの? 桃のアイス」
 帽子に桃を乗せた天界の天人、比那名居天子。彼女も暑さにやられているようだ。ちゃぶ台に突っ伏す彼女の様子を見て、同じように突っ伏していた魔理沙が聞く。
「天人って汗かかないんだろ? なのに暑さを感じるのか?」
「天人が汗をかかないのは必要ないからよ。汗はもともと体温調節に使うもので、天人ぐらい頑丈だと体温調節しなくても死んだりしないから汗をかかない。暑さを感じないわけじゃないから、夏バテはするけどね」
 すると魔理沙は、今度はルーミアに目を向けてきた。
「ルーミア、部屋を暗くしてくれ。日があたってる現状よりはマシかもしれん」
「マシになるならとっくにやってるわよ。湿気があるから蒸し暑くなって逆に辛いわ」
「だよなぁ……」
 言ってみただけで分かっていたらしく、大して落胆した様子も見せず再びちゃぶ台に突っ伏す魔理沙。針妙丸も完全にへばってちゃぶ台の上で倒れている。
 そうこうしているうちに境内の掃除を終えた霊夢が部屋に入ってきた。手に持ったお盆には氷の入った麦茶のコップ。
「おまたせ~」
「お茶だぁ!」
「きゃあ!」」
 ルーミアが嬉しそうに飛びかかり、その勢いのまま霊夢に衝突。ぐらっと倒れる霊夢。落ちるコップ。
「「「ああ!」」」
 ルーミア以外のお茶を待っていた三人が一斉に声をあげ、霊夢とお茶に向かって飛びかかる。ルーミアがガシッと自分のお茶を確保する中、無情にも畳に落ちるほかのコップたち。一斉に飛びかかったためぶつかり合ってもみくちゃに倒れる少女たち。
「る、ルーミア……」
 魔理沙が声を震わせながら立ち上がる。
「私の麦茶どうしてくれる!」
「自分だけちゃっかり手に入れてるんじゃないわよ!」
「麦茶……私の麦茶……」
 魔理沙、天子、針妙丸が三者三様の反応を見せてルーミアに攻撃を開始。部屋の中でスペルが入り乱れる乱闘にまで発展した。


 そんな中、ぶつかり合った少女たちの一番上に倒れ、かすり傷一つ負わなかった霊夢は。「まったく、なにが麦茶よ。みんなして私の下になるように飛びついちゃって。素直じゃないんだから」
 と、嬉しそうに代わりの麦茶を用意しに台所へと向かった。






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東方版深夜の真剣SS一本勝負、三回目の参戦です。選んだお題はルーミア。
騒動のきっかけがルーミアなのでおそらくOKなはず。






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