Hakaseの思考実験室

シェアファンこぼれ話 第三回「クラス=職業」その3

2014/04/15 17:36 投稿

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さぁ、このクラス=職業の解説も三回目。
基本ルールブックに乗っている職業も後残り二種、パパっとやってしまおう。


残り2つのうちの一つ、吟遊詩人。
彼らはその楽器演奏や歌で人々を楽しませ、その代わりにお銭をいただくという一見冒険者に縁のなさそうな職種だ。
だが、彼ら吟遊詩人は現実の世界でもそもそも伝統的な放浪者であり、旅人の一種であった。
まちまちを渡り歩き、史実や伝説を仕入れ、そして歌い回るという、今でいうところの本と音楽、テレビなどの諸々をエンターテイメント要素を兼ね備えたような存在だったわけだ。
その彼らの特徴は人々の和に交わり、真実を引き出すその能力と、様々な物事への知識というところにある。
彼らはその多くの対人経験から嘘や悪意を見抜いたり、人の心を音楽などで解きほぐすこともできる。
また、その珍しさから多くの貴人から話や音楽を求められるおかげで、宮廷や貴族の事情に詳しかったりする。
つまり、吟遊詩人は街中での情報収集においてのエキスパート的な存在なのだ。
高レベルな吟遊詩人がいるだけで、街での情報収集は大きくその難易度を下げてくれることだろう。

そしてこの吟遊詩人はどちらかといえば玄人向けの職業である。
扱いが難しいというよりは、そもそも使用可能な状況が限定されているし、戦闘力が高くない。
レベルが上がっていけば戦闘中に演奏や歌で味方を補助することもできるが、先の話だ。
何より情報収集をうまく行う補助能力が多いと言っても、情報の入手はあくまで手段であり、それだけで大概交渉成立や、事件解決はままならない。
また情報収集ため特技を使うポイントを誤れば、能力は宝の持ち腐れとなる。
こういったNPC(PC以外のGMが扱う人間その他)とのコミュニケーションを上手くやるのは、中々に初心者には難しい面がある。
ただ、慣れは必要であるがその分、使いこなした時の切れ味は抜群である。
あまり情報収集におけるそういった快感を扱うTRPGというのは多くないので、シェアファン独特のプレイの醍醐味を味わえる職種の一つだ。

Illustration By 川端新
    吟遊詩人


さて、最後に商人であるが、このクラスは彼らの中でも特に行商や冒険商人といった人々を表すクラスであるといえる。
勿論街で暮らす商人としても活動できるが、普通の商人よりも冒険者の商人は大概荒事が得意だ。
商人の能力は吟遊詩人とは違うベクトルでの交渉能力、つまり取引である。

より安く物を買い、より高くものを売る。取引をより適切で損のないものとする。
あるいは適切な賄賂で状況を切り抜ける、販売人脈で人と会う、そして相手に表情を読ませない厚い仮面を被る。
どれも取引ごとを有利に進め、お金を得ることに特化した才覚、能力をもつのが商人達だ。
結果的にその能力はパーティーを強化し、より効率的な資金運用を可能とする。
また情報収集においても吟遊詩人ほどでないにしろ、金と人脈でどうにか出来る部分がありやはり街で強い。
武器防具に金をかけることで、本人の実力よりも装備で戦場での安全性を確保しやすいのも、商人の強みだろう。

吟遊詩人と同じく商人を演じることは人を選ぶ。
対人が重要な要素であり、GMとのやりとりを多く要求される分中級者以上の運用が推奨されるだろう。
だが、装備の充実や、特技を持つだけで割引を得られるなど、いるだけでも恩恵を与えうるという意味では吟遊詩人よりは扱いやすいクラスといえる。
NPCと丁々発止の商売話、取引をするのがロールプレイの醍醐味と信じている人には天職といえる職業かもしれない。

Illustration By 川端新
    商人

と、以上で基本ルールブックにおける全7種のキャラクターを紹介させてもらった。
それぞれが個性的であり、同時にどこかかけた部分を持っている。
シェアファンはパーティーでの活動が基本であり、一人だけではやれることに限界があっても皆の力を合わせればなんとかなる、を体現するゲームである。
これはここ最近のTRPG事情による、人数が集まりにくいので少数のPCに万能性をもたせるという方向性からすれば全くの逆行かもしれない。
だが、やはり仲間と冒険する喜び、補いあうことによる達成感、その楽しさはTRPGの一つの醍醐味であり、残していかなければならない重要な要素なのではないかと思ったりするのである。

というわけで今回でクラスの話は以上だが、いずれ追加サプリメント(追加ルールのようなもの)に乗っているクラスについてや
その他のことについて諸々のこぼれ話をまだまだ続けていくつもりだ。気まぐれ不定期更新だが、また次を待っていてくれると嬉しい。
ではでは、まったりと次回を待て!!



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