Hakaseの思考実験室

Civilization5 Brave New World レビュー その1 拡張主義の衰退

2013/07/18 22:23 投稿

  • タグ:
  • Civilization
  • Hakase
今月12日
Civ5拡張版第二弾『Brave New World=素晴らしき新世界』
が日本でも発売されました。

全国のCiv中毒者は日々プレイに励んでいると思いますが、ここでは軽くお試しでプレイした感想を書いていこうと思います。色々書きたいことはあるので、何回かにわけて書いていこうかと思います。

まず第一回目は『拡張主義の弱体化について』にしましょう。


Civ5において無印版からGak(第一拡張版)への変更にかけて顕著だったのは、拡張主義の強化でした。
幸福資源の増加により都市の増加による幸福度の圧迫が緩和されたことにより、
都市を出したほうが科学力、生産力、金銭力、宗教力、資源の獲得、全てにおいて都市の数が多ければ多いほど強化されやすいという状況がありました。
デメリットといえば急速拡張によるAIからのヘイトや、社会制度獲得における文化量の増加などであり、文化勝利を目指さなければそれ程の問題ではありませんでした。


しかし、ここBNWの適用によってその辺りは全く変わってしまったといっていいでしょう。

BNWで大きく変わったシステムが金銭面と文化面ですが、これが初期の拡張主義と非常に相性が悪くなっています。

まず金銭面では地形タイルにおける金銭の獲得が、資源タイルや改善を除きなくなりました
川沿いや海に存在していた金算出が消えたわけです。

代わりに交易システムという物理的な『隊商』や『貨物船』というユニットを用いた半自動的な交易路を築くものに変更されています。

この交易路は複数築くことにより収入を上げていけるわけですが、この交易路を築ける数はテクノロジーなどによって決定されます。
よって、初期は特に都市を築けば築くほど、施設の数による維持費は増えるわけで、金銭収入が追いつかなくなる可能性が高くなります。

逆に少ない都市でもテクノロジーが進めば交易路が増えていくわけで、施設を一極集中できる分金銭面では交易さえ出来れば明らかに都市数が少ないほうが余裕が出る作りです。


次に文化面ですが、文化の産出量は主に今回新たに細分化された偉人、偉大な芸術家、叙述家、音楽家が作り出す作品か、考古学により発掘される遺産に依存します。
以前からの文化施設はそれ自体ではほとんど文化量を出さず、それらの施設に作品や遺産を貯蔵することにより文化量を生み出すようになりました。

よって以前は拡張しても文化施設を立てれば多少フォローアップできていた文化量も、文化施設だけでは全く文化量を出さないわけで、厳しい状況になります。
都市数を増えていけば社会制度獲得のために必要な文化量は増えるわけですから、前以上に都市を増やすことによる社会制度へのペナルティは厳しくなったと言えます。

さらに、今回の拡張版で「テクノロジー」の獲得コストも、都市(傀儡都市含む)が増えるごとに+5%上昇するようになりました。
これも地味に科学の必要コストを圧迫することで拡張を弱体化させています。

勿論、拡張主義は悪いことばかりではありません。
拡張はやはり資源獲得という意味では必要ですし、並列的に人口が増やせる(幸福度のある限り)という意味では拡張は優秀です。
また時代が進む(テクノロジーが進む)ことにより、交易路や増え、苦しい状況を解決出来れば運営は楽になります。
文化面でも、考古学により文化遺産を発掘できるようになれば、広い領地を持っている方が発掘できる遺跡は多くなるでしょう。(多分)
宗教力も、基本的には都市が多いほうが増えますし、宗教力のリソースは累計したものを運用するので、都市数が多いほうが有利なはずです。

要は一辺倒な拡張は厳しくなり、拡張する都市にも質を求められるようになったということです。
拡張先の土地に高級資源があれば金銭も算出できますし、生産力の出せる都市は重宝します。
そういう役割分担を見極めた優秀な土地を獲得することが勝利への道となるでしょう。

全般的に今回の修正(変更)は非常に面白い形でバランス修正が行われたと思います。
どのやり方が極端に強いということもなく、それぞれの勝利方法を最初からどれを目指すと言うよりは状況に応じて見極めていく必要がある。
そういうゲームになったように個人的には感じます。

要はCiv5 BNW面白い!皆やろうぜ!ってことです。

さて、次回があれば主に変更が加わった交易や文化などについて書きたいと思います。
それでは、皆さん、次は夜のない世界でお会いしましょう。

コメント

コメントはまだありません
コメントを書き込むにはログインしてください。

いまブロマガで人気の記事