未来へ挑む技術者たち① 「超えろ。次元の壁」
株式会社ディー・エヌ・エーのハッカドールチームは2015年4月1日、物理法則を超越した「3次元を対象とした次元降下システム‐2次元に行く方法‐」を発表、同日より運用を開始した。
-もし事実であれば大騒ぎになる-世紀の大発表についての真偽を確認するべく、ハッカドールチーム内科学ニュース班はDeNA社員でありハッカドールの宣伝を担当する岡村直哉を伴い広瀬氏に突撃取材を敢行した。
「全ての漢(オタク)達の夢を実現したかった」——同システムの開発者であるDeNAの美少女スペシャリスト兼エンジニアである広瀬裕規氏はこう語る。
ハッカドールチームのエンジニアである広瀬氏。最近は「無人島でのラッキースケベは通常の倍の効果がある」と熱く語っている。
岡村:
本日はよろしくお願い
します。『3次元を対象とした次元降下システム』。簡単に言うと「2次元に行く方法」を開発されたという事ですが、どのようなシステムなのでしょうか?
広瀬:このシステムは一言でいうと「漢(オタク)の夢」です。オタクなら誰しも一度は2次元に行ってみたいと考えた事があると思います。私は睡眠時間、業務時間含め1日の約8割はそう考えています。
岡村:……仕事していただけますか?
広瀬:(聞いてない)その「2次元に行きたい!」という熱く激しく燃える情熱をある方法で最大化させ、量子テレポートという物理法則を超越しそうな雰囲気がある論理を用いて、量子を水平偏光状態の複素ヒルベルト空間上でエルミート演算子をオブザーブする事により2次元に行けるようになったのが今回のシステムです。
自作の図を元に熱弁する広瀬氏。量子テレポートと東京テレポートはおそらく関連性は無いと見られる。
岡村:
なるほど、いまひとつ理解できません。もう少し平易にご説明いただくことはできないでしょうか?
広瀬:(聞いてない)この技術はまだ不安定な部分も多く、2次元に行った後どうなるかは未知数で、3次元に戻ってこれるのかもよくわかっておりません。しかし大きな可能性を秘めた技術だと確信しており、全漢(オタク)の希望の星となるよう、実証実験による適切なサンプリングを繰り返しながら粘り強く研究を続けて行こうと思っています。
岡村:2次元に行ってみたいという気持ちはなんとなく分かりますが、実証可能性が完全に確証された状態でなければまだ「2次元に行くことができる」とは言い切れないですね。
謎の男:きぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!
…ゴッ!
広瀬:
フフフ・・・フハハハ!ばかなやつめ!「3次元を対象とした次元降下システム」の実験台第一号は貴様だよ!貴様なんぞ消えても誰も悲しみはしない!このうだつのあがらない宣伝野郎め!貴重なサンプルとして我が作りし物理法則超越アプリケーション「ハッカドール」内に転送してくれるわ!そうだな!手始めに貴様にはゲーム中の住人になってもらおうか!ククク……これで計画は最終局面を迎える!
『「2次元に行ける方法」の真偽を確認したくば「ハッカドール」のハッカゲームセンターに行け』と広瀬氏と謎の男は言い残し消えていった。彼らの提唱する2次元に行ける方法」は完成したのか。臨床実験の成果は「ハッカドール」内でぜひ確認して欲しい。