ヌルハチと野田さん
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「どうも、衆議院議員の野田佳彦です」
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「あんた明の文官なの?」
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「いえ、私は日本から来ました」
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「あら、あんたらまた攻めて来たんだ、懲りないねぇ。まぁ、うちらとしては助かってんだけどさ」
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「現在の我が国は、憲法9条がありますので他国へ侵略することはありません」
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「へぇ、今はそうなってんの」
ホンタイジと野田さん
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「俺の時はトクガワが日本を統治してたらしいけど、今はどうなってんの?」
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「徳川幕府は260年続いて、現在の日本は民主主義になっていますよ」
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「260年も続いたのか、すごいね。ところでうちらの国は?」
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「……清は270年ほど続いたのですが、結局滅んでしまい、現在は主に漢民族が政治を行っています」
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「ありゃ、滅んじゃったの。でもトクガワが260年で、うちらが270年なら、うちらのが上だよね」
順治帝と野田さん
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「あんた日本から来たんだって?」
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「はいそうです。私、衆議院議員の野田佳彦と申します」
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「日本ってさ、鄭成功のこと好きな人多いんでしょ?」
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「はぁ、まぁ確かに歌舞伎の演目にはなっていたりしますが……」
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「勘弁してよね、アイツには俺らもかなり苦労してたんだからさ」
康煕帝と野田さん
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「俺の治世で国の人口すごい増えてたけど、今は何人くらいなの?」
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「清朝の後の中国という国ですが、大体13億人と言われています」
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「そんなにいるのか」
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「あまりに増えすぎて政府が人口抑制策をとっています」
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「うちらの時代はどこの国も『とりあえず人口増やしとけばなんとかなる』とか思ってたけど、変わったもんだねぇ」
雍正帝と野田さん
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「あんた内閣の首長なんだって?」
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「はい。元ではありますが、私、内閣総理大臣を勤めさせて頂いたことがあります」
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「うちにも内閣あったけどさ、なんかごちゃごちゃしてたし、内閣すっとばして俺の所に直接意見が来るようにしたんだよ」
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「そんなことしたら大量の意見書が集まってしまいませんか?」
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「うん、毎日寝る暇もなかったよ」
乾隆帝と野田さん
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「私は十回の外征を行い、その全てにおいて常に勝利し、無敗だったのだ」
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「私どもの国も現在の政治体制になってから、一度も戦争に負けたことがありません」
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「ほぉ、やるな」
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「なぜならば、日本は戦後、一度も戦争をしていないからです」
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「それはそれですごいな」
嘉慶帝と野田さん
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「俺の親がさ、かなりの評判良かったからさ、俺もすごいプレッシャーだったんだよ。あんたはどうだった?」
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「私は世襲議員でないので、そういうタイプのプレッシャーはありませんでしたね」
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「親は何やってたの?」
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「父も母も農家の生まれですが、父は自衛官をしておりました」
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「へぇ半農半兵なんだ。時代が変わってもそこは一緒だね」
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「いえ、そういう訳ではないんですが……」
道光帝と野田さん
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「うちの国民がさ、アヘンにはまって今大変なんだよ」
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「私どもの国も、今、危険ドラッグが社会問題になっています」
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「危険ドラッグ?」
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「はい、脱法ハーブのことを日本では危険ドラッグと呼びます」
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「その名前って誰が考えたの?」
同治帝と野田さん
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「うちの母親って、中国三大悪女とか言われてるらしいけどさ」
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「はい」
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「確かにあの人は口うるさいけど、人の母親に悪女って酷くない?」
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「た、確かにそうですね」
咸豊帝と野田さん
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「うちの国って滅んじゃったんだって?」
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「申し上げにくいですが、現在は別の国になっております」
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「俺の時にはもうボロボロだったし薄々分かってたけどね。やっぱ弟が国を継いだ方が良かったのかもしれんな」
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「弟様ですか?」
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「アイツにはヨゴレ役ばっか押し付けてたから。今はちょっと反省してる」
光緒帝と野田さん
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「日本ってロシアと戦ったあとってどうなったの?」
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「日露戦争の後に日本は大陸に進出し、しばらくしてから中国と戦争状態になりました」
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「なんだ、またやったんだ。で、どっちが勝ったの?」
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「それが、戦争は長引いてしまい、その間にアメリカとイギリスとロシアとも戦争に突入しまして……」
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「君の所も結構無茶するね」
宣統帝と野田さん
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「僕が最後ですかね?」
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「はい」
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「昔、日本に行った事がありますけど、今の日本はどうなったんですか?」
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「首都東京は全長634mのスカイツリーなどの新名所が出来て、ますます栄えています。2020年にはオリンピックも開催されるんですよ」
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「また行ってみたいですね」
「どうも、衆議院議員の野田佳彦です」
「あんた明の文官なの?」
「いえ、私は日本から来ました」
「あら、あんたらまた攻めて来たんだ、懲りないねぇ。まぁ、うちらとしては助かってんだけどさ」
「現在の我が国は、憲法9条がありますので他国へ侵略することはありません」
「へぇ、今はそうなってんの」
ホンタイジと野田さん
「俺の時はトクガワが日本を統治してたらしいけど、今はどうなってんの?」
「徳川幕府は260年続いて、現在の日本は民主主義になっていますよ」
「260年も続いたのか、すごいね。ところでうちらの国は?」
「……清は270年ほど続いたのですが、結局滅んでしまい、現在は主に漢民族が政治を行っています」
「ありゃ、滅んじゃったの。でもトクガワが260年で、うちらが270年なら、うちらのが上だよね」
順治帝と野田さん
「あんた日本から来たんだって?」
「はいそうです。私、衆議院議員の野田佳彦と申します」
「日本ってさ、鄭成功のこと好きな人多いんでしょ?」
「はぁ、まぁ確かに歌舞伎の演目にはなっていたりしますが……」
「勘弁してよね、アイツには俺らもかなり苦労してたんだからさ」
康煕帝と野田さん
「俺の治世で国の人口すごい増えてたけど、今は何人くらいなの?」
「清朝の後の中国という国ですが、大体13億人と言われています」
「そんなにいるのか」
「あまりに増えすぎて政府が人口抑制策をとっています」
「うちらの時代はどこの国も『とりあえず人口増やしとけばなんとかなる』とか思ってたけど、変わったもんだねぇ」
雍正帝と野田さん
「あんた内閣の首長なんだって?」
「はい。元ではありますが、私、内閣総理大臣を勤めさせて頂いたことがあります」
「うちにも内閣あったけどさ、なんかごちゃごちゃしてたし、内閣すっとばして俺の所に直接意見が来るようにしたんだよ」
「そんなことしたら大量の意見書が集まってしまいませんか?」
「うん、毎日寝る暇もなかったよ」
乾隆帝と野田さん
「私は十回の外征を行い、その全てにおいて常に勝利し、無敗だったのだ」
「私どもの国も現在の政治体制になってから、一度も戦争に負けたことがありません」
「ほぉ、やるな」
「なぜならば、日本は戦後、一度も戦争をしていないからです」
「それはそれですごいな」
嘉慶帝と野田さん
「俺の親がさ、かなりの評判良かったからさ、俺もすごいプレッシャーだったんだよ。あんたはどうだった?」
「私は世襲議員でないので、そういうタイプのプレッシャーはありませんでしたね」
「親は何やってたの?」
「父も母も農家の生まれですが、父は自衛官をしておりました」
「へぇ半農半兵なんだ。時代が変わってもそこは一緒だね」
「いえ、そういう訳ではないんですが……」
道光帝と野田さん
「うちの国民がさ、アヘンにはまって今大変なんだよ」
「私どもの国も、今、危険ドラッグが社会問題になっています」
「危険ドラッグ?」
「はい、脱法ハーブのことを日本では危険ドラッグと呼びます」
「その名前って誰が考えたの?」
同治帝と野田さん
「うちの母親って、中国三大悪女とか言われてるらしいけどさ」
「はい」
「確かにあの人は口うるさいけど、人の母親に悪女って酷くない?」
「た、確かにそうですね」
咸豊帝と野田さん
「うちの国って滅んじゃったんだって?」
「申し上げにくいですが、現在は別の国になっております」
「俺の時にはもうボロボロだったし薄々分かってたけどね。やっぱ弟が国を継いだ方が良かったのかもしれんな」
「弟様ですか?」
「アイツにはヨゴレ役ばっか押し付けてたから。今はちょっと反省してる」
光緒帝と野田さん
「日本ってロシアと戦ったあとってどうなったの?」
「日露戦争の後に日本は大陸に進出し、しばらくしてから中国と戦争状態になりました」
「なんだ、またやったんだ。で、どっちが勝ったの?」
「それが、戦争は長引いてしまい、その間にアメリカとイギリスとロシアとも戦争に突入しまして……」
「君の所も結構無茶するね」
宣統帝と野田さん
「僕が最後ですかね?」
「はい」
「昔、日本に行った事がありますけど、今の日本はどうなったんですか?」
「首都東京は全長634mのスカイツリーなどの新名所が出来て、ますます栄えています。2020年にはオリンピックも開催されるんですよ」
「また行ってみたいですね」
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