「拷問卿の三姉妹」から、「エメラルドの少女」へ。
繋がっていく物語と、物語のこの先までを
mothy_悪ノP自らに語っていただくロングインタビュー【前編】。
mothy_悪ノPならではの緻密な世界観と、謎と、物語に潜む「悪」を
どうぞご堪能ください。
繋がっていく物語と、物語のこの先までを
mothy_悪ノP自らに語っていただくロングインタビュー【前編】。
mothy_悪ノPならではの緻密な世界観と、謎と、物語に潜む「悪」を
どうぞご堪能ください。
◆「-エメラルドの少女-」は「-拷問卿の三姉妹-」のラストから半年後の物語ですが、
その半年の間、三姉妹やレイモンドたちはどのように過ごしていたでしょうか。
その半年の間、三姉妹やレイモンドたちはどのように過ごしていたでしょうか。
レイモンドは、ロマリウスのもとで傷の養生をしていました。
それほど大きな動きはないですね。
三姉妹のほうもそこそこ重傷を負っていましたので、
塔の修理と傷の治療を行っていた感じです。
◆「-拷問卿の三姉妹-」終了後、キャラクター同士の気持ちはどう変わったでしょうか。
まずは、三姉妹からレイモンドへの印象は。
ラックのレイモンドの印象は「仇」です。
ジベットは、「また塔に来るだろう」とは思っていますが、
塔の外まで探しに行くというつもりはありません。あくまで受け身です。
塔の外まで探しに行くというつもりはありません。あくまで受け身です。
メイデンは、レイモンドを仲間にしたいと思っています。
とはいえ、感傷的に「仲間になってほしい」と思っているわけではないです。
だめだったらだめでいいというぐらいです。
でも、また会うような予感はしていたんじゃないかと思います。
とはいえ、感傷的に「仲間になってほしい」と思っているわけではないです。
だめだったらだめでいいというぐらいです。
でも、また会うような予感はしていたんじゃないかと思います。
三姉妹に共通している印象は「人間とは違う存在」という認識です。
彼女たちにとって一番大切なのは、『神様」に捧げるは生け贄を探すことなので、
またレイモンドが塔に来れば対応するけれども、追いかけていこうとは思っていません。
ラックとメイデンは塔から出られませんし。
ラックとメイデンは塔から出られませんし。
三姉妹は、「待っている」ことしかできない分だけドライです。
彼女たちの行動のスタンスが、精神性にも表れているかたちですね。
◆レイモンドから見た、三姉妹の印象はどうでしょうか。
レイモンドの最大の関心はジベットです。
「-拷問卿の三姉妹-」のラストシーンで気付いたことについて、気にしている感じですね。
ただ、気にはしていますが、優先順位はベリトードを倒すことが第一です。
「ジベットのことは気になってはいるけれど、
すべてはベリトードを倒した後に考えよう」といった感じですね。
「ジベットのことは気になってはいるけれど、
すべてはベリトードを倒した後に考えよう」といった感じですね。
たとえばベリトードを倒そうとした時にジベットが邪魔をしたからといって、
ベリトードを倒すのをためらう、ということはないです。
ジベットの存在はベリトードを倒さない理由にはならない感じですね。
あと、半妖魔だということをメイデンに指摘されたことは、
レイモンドの中で大きな出来事です。
レイモンドの中で大きな出来事です。
自分が「妖魔ではない」と、否定する材料が自分の中に足りないという葛藤を
指摘された格好になっています。
指摘された格好になっています。
今のレイモンドにはその葛藤を解決する手立てがありません。
◆ベリトードに対して、三姉妹は何か思うところがあったりしますか?
ラックは……何も考えていないですね(笑)。
ジベットは、自分の存在についての疑問を持っていますが、
まだベリトードに対する「思うところ」には至っていません。
まだベリトードに対する「思うところ」には至っていません。
「ベリトード」という存在への疑念を一番持っているのは、実はメイデンです。
◆それでは、「-エメラルドの少女-」についてお伺いします。
新キャラクターが何人か出てくる中で、
おそらく一番鍵になると思われるキャラ「ツクモ」の存在について、
お話しいただけますでしょうか。
おそらく一番鍵になると思われるキャラ「ツクモ」の存在について、
お話しいただけますでしょうか。
ツクモというのは、キャラクターの中で一種独特の存在です。
迷いのない存在で、自分の置かれた境遇を呪うこともなく、ただそこにいるという。
レイモンドに関しては、三姉妹との出会い以上に
大きな変化をもたらす存在になるんだと思います。
大きな変化をもたらす存在になるんだと思います。
三姉妹にとっては敵でしかないです。
三姉妹とツクモは、物事に対するアプローチの仕方が全く異なるので、
分かり合うのは難しいんじゃないかと思います。
ツクモは本当は、行動の動機でいったらラックを同じぐらい純粋なんですが、
「裏にいる人物」の思惑が違うので方向性が違います。
三姉妹とツクモは、物事に対するアプローチの仕方が全く異なるので、
分かり合うのは難しいんじゃないかと思います。
ツクモは本当は、行動の動機でいったらラックを同じぐらい純粋なんですが、
「裏にいる人物」の思惑が違うので方向性が違います。
◆「裏にいる人物」というのは、
ツクモはハーガイン、三姉妹はベリトードということでしょうか。
ツクモはハーガイン、三姉妹はベリトードということでしょうか。
はい。
ハーガインとベリトードの一番の違いは、目的が「悪」か否か、というところです。
ハーガインは私利私欲で動いていますので、完全な「悪」とは言いにくいです。
ハーガインの立場の微妙さが、ツクモにも表れている感じです。
ハーガインの立場の微妙さが、ツクモにも表れている感じです。
◆ツクモが現れたことによって、メイデンに何か変化はありますか?
「-エメラルドの少女-」の中ではありません。
ツクモに対して考える余裕がなかった感じですね。
ツクモに対して考える余裕がなかった感じですね。
もしかしたら「-エメラルドの少女-」が終わった後で、何か考えてるかもしれません。
……設定云々は置いておいて、たぶん女の子同士として、
ツクモとメイデンはたぶん合わないと思うんですよ(笑)。
たぶん良い感情は持ってないです。
ツクモとメイデンはたぶん合わないと思うんですよ(笑)。
たぶん良い感情は持ってないです。
仮にクラスメイト同士だったとしたら別のグループですね。
積極的な嫌いというよりは、「合わないから関わらない」感じです。
◆ベリトードとレイモンド、レイモンドの母親の物語について教えてください。
ベリトードがレイモンドの母親と出会ったきっかけは何だったでしょうか。
まともな出会い方をしていません。
そもそも、ハンク卿とロマリウスが協力してベリトードを倒すきっかけになったのが、
レイモンドの母親の一件です。
レイモンドの母親の一件です。
レイモンドの母親が攫われて、それを救うというのが、ベリトード討伐のきっかけでした。
複数いた女性の中で、レイモンドの母親を選んだのは、
やはりレイモンドの母親がそのほかの女性と「違うもの」があったからです。
やはりレイモンドの母親がそのほかの女性と「違うもの」があったからです。
◆レイモンドの母親は、レイモンドにベリトードのことをどう話しているでしょうか?
話していません。
「妖魔」という存在、隠さなければならないものなので。
「お父さんは死にました」と教えられていました。
レイモンドが成長するに従って、近しい人から事情を聴いたレイモンドが、
母親に問い詰めて初めて、母親が事実を喋ってしまったかたちです。
母親に問い詰めて初めて、母親が事実を喋ってしまったかたちです。
◆レイモンド母子への迫害は、いつから始まっているでしょうか。
生まれた当時から迫害されていた訳ではありません。
赤ん坊の頃は、ごく普通に母親の手元で育てられています。
レイモンドが長ずるにつれて「妖魔」としての能力が発現し、
それを人間に見とがめられたことがきっかけになりました。
それを人間に見とがめられたことがきっかけになりました。
迫害され始めたのは自分が原因だということを
レイモンドは把握していて、負い目を感じています。
……お話は、インタビュー【後編】に続きます。
インタビュー【後編】では、
「妖魔」という存在、世界の謎と悪について語っていただきます。
【後編】は、来週12月4日(水)に公開予定。
どうぞご期待ください。
レイモンドは把握していて、負い目を感じています。
……お話は、インタビュー【後編】に続きます。
インタビュー【後編】では、
「妖魔」という存在、世界の謎と悪について語っていただきます。
【後編】は、来週12月4日(水)に公開予定。
どうぞご期待ください。
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