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“顔がかわいくて、体はセクシーで、髪は流れるようなロングヘアー”、男子はそんなふうに女子を外見重視で選んでいるように思われがちですが、そんな偏見に異変(?)が起きているようです。海外のある調査ではそんな興味深い結果がでていました。

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この調査はヨーク大学の研究者によるもので、世界30カ国1万2千人を対象に恋人にどんな特徴を求めるか、たずねたものです。その結果、以下のようなことが浮かび上がってきました。

▽ イギリス、あるいはスカンディナビア諸国のようなジェンダー・ギャップ(男女間の格差)が少ない国ほど、男性は女性に対し外見的な魅力より知性をより重視する傾向がある。

▽ 女性の収入が高くなるほど、男性に求めるものは経済力よりも外見的な魅力となる傾向がある。


昔から女性は男性に経済力を、男性は女性に外見の美しさを求めるのが主流でしたが、男女平等に教育がゆきとどき、女性も経済力をつけてくるとこうした昔ながらのパターンはあっさり覆るようです。欧米では、専業主夫となり子育てに全力投球するパパも徐々に増えてきました。
別の調査では、イギリスでは6万人以上の男性が自らを“専業主夫”として自認しているという数字もでていますが、これはじつに15年前に比べ3倍の数字だといいます。

夫婦の一方が完全に家事専業にならなくても、現在のきびしい経済状況下では夫婦共働きのライフスタイルを選んだほうが経済的にも安定、そうなると女性に求められるものも“若さと美しさ”よりも“家庭と仕事を両立できる賢さ”となってくるのではないか、というのです。


そこで問われるのは、“家庭と仕事を両立できるバランス感覚”、“実社会で働き続けるための巧みな社会性”といえるでしょう。どちらも自分の周りの人や状況をよくみて、判断するスマートさが求められます。こうした知性はやはりそれまでの人生経験や人間観察力が大いにものをいうもの。学歴や経歴だけでは図りきれない部分です。
また、パートナーとよくコミュニケーションをとり、ぶつかった問題を解決してゆく能力もかならず問われてきます。今後、結婚して末永く幸せな暮らしをしたいと思っている人は、そんな“知性”をまずよく磨くことを考えてみてはいかがでしょうか。

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