かつては刺激的だったセックスも、いまやすっかり決まりきったものになり、月に1回でもあればいいほう、、そんなマンネリ化を当然のように考えていませんか?もはや以前のような情熱や刺激は得られないのでしょうか、それとも新たなテクニックを次々と試さないとダメ??
アメリカの結婚カウンセラー、マーティ・クライン博士はそんな疑問にはっきりNo!といっています。満足できるセックスのためには、セックスに対する考え方自体を時間の経過と共に変えてゆく必要があるというのです。
「10代、20代の若い頃は健康で柔軟性のある体をみな持っており、セックスに対する冒険心もありますが、年をとるにつれて体が以前のようには反応しなくなってきます。体力、そのときのライフスタイルやパートナー、嗜好に合ったセックス体験を追求しようという気持ちが大切です」
そこでキーワードとなるのが“セクシャルインテリジェンス”、あえて訳すとすれば“性を楽しむための知性”というところでしょうか。これには性に対する正しい知識、感情コントロール力、そして正直な身体意識が必要です。具体的には、下のようなカタチであらわれるといってよいでしょう。
- 理想とはいえない状況でも性欲を喚起、維持する能力
- 身体的な変化に適応する能力
- 性の快感に対する好奇心、率直さ
- パートナーへの親密感と性に対する満足感
- ものごとが期待通りにいかなくても臨機応変に対応する能力
ではこの“セクシャルインテリジェンス”をふまえたうえで、パートナーと末永く楽しむための3原則とはなんでしょうか?
原則1:いくつになっても、自分は“セクシー”だと信じる。
性を楽しむためには、なによりもまず自分がセクシーな存在であるという自信を忘れないことです。お腹がでてきた、ヒップがたるんでる、、そんなことを気にしていると、大胆な振る舞いもできません。ありのままの自分を、そして相手を“セクシーだ”と肯定的に受け止めましょう。
原則2:大切なのは、性行為そのものより相手への愛情ということを忘れない。
セックスが単調な行為だと感じているのは、肉体的な性行為だけに考えがとらわれているからといえます。ベットイン、(短い)前戯、射精、一連の行為だけがセックスそのものではありません。それよりも大事なのは、気持ちの問題。相手への愛情そのものをきちんと感じて表現することです。
彼の調子が良くないときも、けっして責めたり、自分に魅力がないからだと引け目に感じることはありません。それよりも、彼をしっかり両腕で抱きしめ、“愛しているよ”という気持ちを伝えましょう。
原則3:セックスもスケジュール化する。
もはや衝動的なセックスはできないから、あるいは回数がものすごく減ってきてるから、、って、セックスをスケジュールする(前もって予定しておく)なんて気持ちが白けてる、、なんて思わないで。付き合いが長くなって、セックスも頻度が減ってくるのは当然のこと。そのままレスに向かうより、大事なことはちゃんと予定を立てて、あらかじめスケジュールに組み入れておくことは立派な大人の知恵です。つぎを楽しみに、セクシーな気分を自分でも盛り上げて楽しむ余裕をもってみましょう。
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