男女の関係にとって浮気は大きな脅威、こうした行動は理屈では説明できないという人もいるかと思いますが、どうでしょう?
心理セラピストのフィリッパ・ペリーさんの分析によると、浮気はたいてい単なる性欲の問題ではなく、現在のパートナーとの問題を解決しようという気持ちが無意識のうちにはたらいているといいます。
いったいどんな動機が考えられるのでしょうか。
動機1:恋人/配偶者と100%正直に向き合えず、不満が蓄積する。
カップルなのに対立や相手との意見の食い違いに直面することを避けていると、自分の正直な気持ちを相手にみせることができずに、ふつふつと不満がたまってゆきます。この不満はやがて、“相手に分かってもらえない”という孤独感となり、そのさみしさを埋めるために、浮気に走ってしまいます。
動機2:特定の相手と長期にわたり親密な関係を維持することができない。
多くの恋愛遍歴を重ねてしまう人にありがちなのがこのパターン。どんなに理想的な相手でも、時間の経過と共に、相手の欠点が気になりはじめ、やがて浮気に発展してしまいます。このタイプの人は、異性にもてる、魅力があるというより、特定の人と親密な関係を築き、維持することが苦手という問題を抱えています。
動機3:セックス中毒で、複数の性的パートナーを求めてしまう。
セックス中毒で、ひとりの相手だけでは満足できず、複数の性的パートナーを求めてしまう、、このタイプの浮気の本質は、まず当人自身にあり、セラピストなど専門的なヘルプを求めるべき。浮気された側は、あえてこの問題を直視せず、見過ごそうとすることも多いのですが、これはお互いのためにかえってよくありません。
動機4:現在の恋人/配偶者と別れたい。
現在のパートナーとの関係を終わらしたくて、浮気という行為にはしる。相手に「分かれたい」と正面きって打ち明けることもできず、浮気という既成事実をつくって、関係を終わらせようとするのは、ふたりの間にきちんとしたコミュニケーションがずっと成り立っていなかった証拠です。こうしたカップルがセラピストを訪れることもよくあるケースですが、関係修復はもはや望めないと考えたほうがいいでしょう。
このようにひとくちに浮気といっても、その動機はさまざま。抱える問題も人それぞれなので、相手の性格や内面性もよーく観察してみることが必要です。
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