「たった一言の言葉で、気持ちや考え方、行動、人生まで変わってしまった!」という経験は、皆さんも一度や二度あるのではないでしょうか?
言葉は時に、魔力のような力を持ちます。私達はどんな言葉でも口にできますが、実は私達が考えている以上に、言葉は人間の心に大きな作用を及ぼすものなんです。
言葉の魔力
まずは言葉の驚きの魔力についてみてみましょう。
1、インプットでもアウトプットでも、言葉が人生を動かす
人生を変えるのは、行動です。行動を変えるのは、思考です。言葉は、思考を変える一つの大きなキッカケ。大人になればなるほど、人間はコミュニケーションのほとんどを言葉に頼りきりますよね。たった一言で人生が変わるというのは、よくあること。それだけ私達は周囲の言葉に影響されていることが多いのです。
また、普段自分が口に出している言葉も重要。人は自分の言葉通りの人生を歩むもの。「どうせ私はブスだから」「どうせ転職できないから」と言う人は、言葉通りの人生しか歩めません。さらに「類は友を呼ぶ」ではありませんが、人は同じ言葉を話すものに同調し、固まるもの。「どうせ」や「無理」が口癖の人同士で集まると、ずっと満足のいかない人生を歩むだけです。逆に、「行動しよう」「挑戦してみよう」という言葉を使う人々の集まりとは、人生や満足感が真逆になるでしょう。
2、言葉が人を動かす
子供は無限に可能性があるものですが、親が「どうせこの子には無理だから」と言いながら育てると、希望通り子供は「どうせ無理な子」に育ちます。それと同じで、「優しくないよね」「~が苦手だよね」「甲斐性なし」などと言われると、言われた本人は言葉通りの行動をとります。何故なら始めは反発しても、結局人は自分を言われた通りの人間像にしようとするから。
特に問題なのが、親子・夫婦間の場合。親子間では、子供の可能性を親が閉ざすことに。夫婦間では、モラル・ハラスメントとなってしまうのです。
3、口に出した言葉は二度と取り消せず、死ぬまで残る
当たり前のことですが、一度口に出した言葉は、二度と取り消すことができません。例え口に出した後にいくら訂正しても、疑念を消すことはできないでしょう。
また、「自分の言った言葉に苦しめられる」ということもあります。以前著者が読んだ小説の中に、「若い頃に自分が言った「大人は汚い」という言葉に、大人になった今苦しめられている。大人になった俺は汚いけど、汚いことをやめることは出来ない。」という話がありました。口に出した言葉は戻らないどころか、その後も死ぬまで自分や相手の記憶に残り続けます。
言葉を大切に使おう
目に見えないからと言って、決して言葉を侮ってはいけません。それどころか、言葉は目に見えるものよりも強力な力を持っているのです。口に出す言葉は大切に、特に以下の点に注意して使いましょう。
・前向きな言葉を使う
・なりたいと思う、希望に沿う言葉を使う
・相手になってほしい言葉を使う
・自分の心に正直な言葉を言う
・言っても後悔しない言葉を使う
マイナスな話題ばかり出しましたが、逆を言えば、言葉は使いよう。うまく言葉を使って、前向きな人生にしてくださいね。
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コメント
コメントを書く(ID:25172127)
いい記事。
(ID:10330107)
言葉の一番の効力は人を変える事。それは、殺すことと同意義であり、生かすと同意義である。もっとも、そんなこと、20年前に心で理解していたけど、せっかくなので
(ID:24309981)
有言実行:発言したことを行うこと
言葉はなにも他者にのみ用いるものではない