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浮気は、された側が傷つくのはもちろんですが、したほうも深く精神的に傷つくものです。カップルでのカウンセリングがさかんな欧米では、浮気で壊れた関係をもういちど修復するために、セラピストを訪れる人が後を絶ちません。
そんななかで、浮気をした人が、浮気をする前に知っていれば、精神的な歯止めとなって浮気という行為にはおよばなかっただろう、というものをあげています。自分の浅はかな浮気で、愛する人を傷つけてしまった、その後悔と悩みは、また複雑で根が深いものです。
経験者の声に耳をかたむけて、浮気がいかに馬鹿馬鹿しいものか、あえて再確認してみませんか?

浮気とは、たんにセックスだけではない。

人は、性欲が浮気の大きな動機だと考えがちですが、それほど単純な生きものでもありません。本当は、浮気相手とのセックスから生まれる精神的なつながりや親近感も同じくらい大きな要素となっているといいます。
浮気をいったんしてしまうと、肉体的だけでなく、精神的なしがらみも生まれて、より自分を窮地に追い込んでしまうことになります。


今のパートナーとの関係に不満があって浮気したのではなく、すべては自分自身に原因があった。

たとえパートナーが申し分のない彼/彼女であったとしても、浮気をする可能性があります。それは、パートナーに問題があるのではなく、本人自身。
人を完全に信頼することができなかったり、自分自身に潜在的な不満を抱えていると、それをパートナーのせいにして浮気にはしることが、、。
浮気をされて、“なにか自分が悪かった、至らなかったからでは、、”と自分を責めてしまう人も多くいますが、そうではありません。でも、このことはなかなか当事者本人には分かりにくいことであるため、いっそう悩み深いことに。。


パートナーとの会話が、“伝達事項”ばかりになってしまっていた。

恋人同士や夫婦なのに、長い間一緒に暮らしていると、会話からもロマンティックな要素が消え、“今日の帰りは○時になる”、“明日、家に帰るまえに○○買ってきて”、といった現実的な話ばかりになりがち。
こうなると、お互いに愛情を伝えたり、優しい言葉をかけることがだんだん億劫になって、そこに浮気の魔がさすことが。。。パートナーとして、コミュニケーション不足になっていることを自覚できていれば、浮気には至らなかったかもしれません。


浮気することで、自分のパートナーがどれだけ傷つくか、分かっていれば、、。

浮気する人は、浮気された側の悲しみやショックがどんなに大きなものか、ちゃんと理解していません。(だからこそ、浮気なんてするのでしょうが、、。)カウンセリングを受けた浮気当事者はたいてい、パートナーが深く精神的に傷ついていることを後から理解して、はげしく後悔することが多いのです。


恋人との関係がうまくいっていようが、そうでなかろうが、常に浮気のリスクは存在するといえます。だからこそ、普段から相手のちょっとした変化や行動を見逃さないよう、そして日ごろからこまめに愛情を伝え合うことが大事なのでしょう。

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