夏の日焼けは秋の訪れとともに上手にリセットし、クリアな白肌で秋を迎えたいもの。
日焼けをすると紫外線によって活性酸素が体の中で発生し、肌だけではなく体内の細胞にもダメージを与えています。これを素早くリセットするには外からのケアに加えて抗酸化作用のある栄養素を摂る内からのケアが効果的。抗
酸化作用のある栄養素といえばカロテン、ビタミンC、ビタミンEなどですが、食物のもつ自然の色素にはさまざまな働きがあります。
今回は小豆、黒ごま、黒米、プルーンやレーズンなど、黒い色の食品のパワーを検証してみました。
「黒」のもと・アントシアニンが効く!
黒ごま、黒米の普通の大きな特徴は黒紫色の色素成分、アントシアニン。
アントシアニンはポリフェノールの一種で、目によい成分として知られていますが、活性酸素を抑えて細胞の老化やがん化を防ぐ、強い抗酸化作用もあります。普通に摂っても体によい大豆やごまですが、黒豆や黒ごまなら、抗酸化作用という強力なオマケがついてきます。アントシアニンはこのほか、プルーンやレーズン、ブルーベリーなど黒っぽいドライフルーツや小豆の色素でもあります。
上手な摂り方は?
「目が疲れたからブルーベリーを食べたら、なんだか目がスッキリした」なんて話を聞いたことはありませんか?
アントシアニンは水溶性です。吸収も、効果の出るのも早いですが持続はしないので、日々の生活でこまめに取り入れるのが効果的です。間食には上であげた黒いドライフルーツがオススメ。ヨーグルトに添えるのもよいでしょう。特にプルーンはアントシアニン以外にもポリフェノール類が多く含まれるので抗酸化力はバツグン。お通じにもよく、ビタミンやミネラル、食物繊維をとれるのも魅力です。
水溶性というアントシアニンの特徴を活かして、黒米や、黒豆、小豆をご飯に炊き込む雑穀ご飯もよいでしょう。水に溶け出たアントシアニンを丸ごと摂取できます。主食を雑穀ご飯にする事で、いつもの食事の栄養バランスもアップします。
さらに手軽なのは黒豆茶や小豆茶を飲む事。スーパーやコンビニなどでも入手しやすく、風味があって美味しく、血液をさらさらにする効果もあります。
このほか、アントシアニンには、肝臓の機能回復や血圧の上昇を防ぐ効果もあるといわれています。黒い食品を上手に取り入れて、夏のダメージを一掃しましょう。
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