平均寿命がますます延びている世の中。2012年末での世界最高高齢者は116歳ということですが、今後100歳を越えるお年寄りはどんどん増えると言われています。せっかく長生きするなら、最後まで健康で明るくいたいものですが、それにはどんな秘訣があるのでしょう。世界の科学者たちが、それぞれの研究を元に様々なヒントを出しているので耳を傾けてみませんか?
長寿のヒントその1:利き手とは反対の手で、書いてみる。
普段やり慣れていることをちょっと変えてみることで、脳に少しだけストレスを与える。これがひいてはアンチエイジング効果をもたらすといいます。脳がストレスでダメージを受けた細胞を修復する際に、加齢によるダメージも一緒に修復するように体内メカニズムが働くのです。
利き手とは反対側の手でものを書いたり、タイピングをする、あるいは自分の意とは反する立場で議論してみる、といったことでも脳によいストレスを与えることが可能です。
長寿のヒントその2:赤い野菜を食べる。
野菜は彩りよく、といわれますが、長寿という観点からすると赤色の野菜が効果的。レッドペッパーはオレンジ以上にビタミンCを含んでいるし、ビートルートには血管をリラックスさせる硝酸塩が豊富、そしてトマトには抗酸化物質リコピンがぎっしりつまっています。いずれも、癌、心臓疾患、その他の病気を予防するのに効果的なものばかり。今からこれらの野菜を毎日食べる習慣をつけて健康を守りましょう。
長寿のヒントその3:1マイル(約1.6キロ)をできるだけ早く走る。
アメリカ合衆国のクーパー研究所の調査によれば、1マイルをどれくらいの速度で走れるか、これが30代以降に心臓疾患にかかる可能性を占うバロメーターとなると言われています。男性なら8分台、女性なら9分台で完走できるようであれば合格ライン。しかし男性で10分以上(女性なら12分以上)かかる場合、心臓疾患にかかりやがて死亡するリスクが3割ほど増えます。
きびきびと動ける健康体は、元気で長生きするためにぜったい必要、運動不足の人はまずウォーキングなどから始めて体力をアップしましょう。
長寿のヒントその4:スクワットをする習慣をつける。
もっとも効果のある筋肉トレーニングはスクワット。下半身をしっかり鍛え、全身をサポートするのに効果を発揮するスクワットは、誰でもどこでもできる簡単かつ効果的なエクササイズです。テレビを見ながら、歯を磨きながら、ながら運動として始めてみて。
長寿のヒントその5:週3でセックスする。
アメリカの調査では、週に3回以上セックスをすることは寿命を2年引き伸ばすことに匹敵する効果があることが判明。心拍数と血行を促進することが若々しさにつながるようです。さらに、毎日セックスをすることで寿命を最高8年ほども延ばせることも不可能ではないといいます。
また、セックスは血流をよくし、ストレスを軽減するだけでなく、天然の抗抑鬱作用があるDHEAという物質を体内に分泌します。これはとくに女性には効果のあるといわれているだけに見逃せない効果。恋人や夫といつまでも“枯れない”関係でいることは、女にとってハッピーに生きるために欠かせないことなのです。
長寿のヒントその6:毎日フロスをする
毎日歯を磨くのは当たり前のこと、でもフロスまで気をつけている人はどれほどいるでしょうか?
歯医者さんが勧めるように、フロスは口の中を清潔に保つためにぜひとも毎日続けたい習慣です。フロスを怠っていると、口の中に細菌がたまりやすくなり、ひいては炎症を起こし重大な疾患につながる可能性も出てきます。夜寝る前に、歯磨きとフロス、セットとして習慣づけるようにしてください。
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