チラチラ舞い散る雪を見ながらお部屋で、カフェで…。ゆったり絵本の世界に浸る時間を持つのはなかなかリッチですよ!今回は心温まる冬にオススメな絵本を5冊、ご紹介します。
チリとチリリ ゆきのひのおはなし どいかいや/作
この『チリとチリリ』はシリーズ本で『うみのおはなし』『まちのおはなし』『はらっぱのおはなし』など全6作。
『ゆきのひのおはなし』はチリとチリリという女の子が自転車に乗って、色んなところに行くお話。森にいくと可愛い動物達に出会って、オイシイごちそうをもらったり、一緒に温泉に入ったり…。
真っ白な雪の世界で無邪気なチリとチリリの二人を見ているうちに、自分もその雪の世界のワンシーンに入り込めるような絵本です。
ぐりとぐらのおきゃくさま 中川李枝子/文・山脇百合子/絵
『ぐりとぐら』は1963年からロングセラー、日本だけでなく世界で楽しまれている絵本。
小さな体の双子の野ねずみ『ぐり』『ぐら』。二人の可愛らしい日常を描いた絵本の中から冬にはこちら。『ぐりとぐらのおきゃくさま』をオススメ!
雪の日に大きな足跡を見つけたぐりとぐらはその足跡について行くと手袋や靴下が落ちていて…!?
12月といえば、あの人がぐりとぐらに…!?ということでラストは読んでからのお楽しみに♪
てぶくろ エウゲーニー・M・ラチョフ/絵 うちだりさこ/訳
これはウクライナ民話を元にした心暖まる絵本です。
一つ雪の上に落ちていたおじいさんの手袋。その手袋に沢山の森の動物たちが入っていきます。さて、どれだけの動物たちがこの手袋の中で暖まろうとするのか!?
さむがりやのサンタ レイモンド・ブリッグズ作・絵/菅原啓州・訳
表紙にどーん、とサンタクロース。冬にもってこいの絵本です。
12月24日、サンタクロースが一年で一番忙しい一日。この絵本に登場するサンタクロースは本当に寒がりで、年に一回のこの特別な仕事をぼやきながら…。プレゼントを配ったり、仕事の後にお酒を楽しむ…。人間味溢れたサンタクロース像がこの絵本にはありますよ!
手ぶくろを買いに 新美南吉/作・黒井健/絵
全国学校図書館協議会・選定図書、日本図書館協会選定図書である『手ぶくろを買いに』は小学生の頃、一度は読んだことのある懐かしい絵本ですよね!
初めて雪を見た子狐、冷える手を暖めるために手ぶくろを買いに行くのですが…。母子狐の優しく温かい愛、そして子狐が出会った帽子屋さん。人間と動物の雪の日のひと時が情感豊かに描かれています。
今読むと子どもの頃と違った目線で感じることが出来る絵本です。
まとめ
絵本の世界は子どものみならず、日常に追われ夢を忘れがちな私たち大人にとって、発見や新しい感情が芽生えるきっかけになることも多いものです。寒い一日を絵本と共に、優雅に過ごしてみませんか?
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