少しでも気を抜くと、毎日はルーティンになりがち。「今日も変わらぬ人たちとと同じ仕事をして、いつもと同じ1日が終わる」なんて思考に陥りやすいですが、よ~く感じとってみれば、いつもと同じ1日なんてないのです。
それでも心に余裕があれば「毎日を丁寧に過ごしたい」と思うものですが、忙しい日々だと忘れがちですよね。今回は今しかないこの時を丁寧に生きるコツをご紹介します。
視点を「深み」におく
1番最初にすべきは、毎日をルーティンだと思わないこと。自分で自分の生活をルーティンだと思い込んでいる限り、誰が何を言ってもルーティンに終わってしまいます。
子供の頃は、初めての体験ばかりでしたよね。大人になるとほとんどの経験はしてしまい、何でもルーティンに感じてしまいがち。しかし、子供と大人は違います。子供は「初めて」に、大人は「深み」に刺激と面白みを感じるものなのです。
まずは思考を「深み」に持っていきましょう。深みは感覚を研ぎ澄ませ、意識しないとなかなか発見できません。
言葉に出さない
「いつも」「また」「変わらない」など、ルーティンを連想させる言葉を口にしないこと。あまり思っていなくても、言葉にした途端その気になってしまうのが人間。それだけ言葉の威力は強いのです。
朝の体調で1日のプランを立てる
朝起きたら、自分の体のコンディションと向き合ってみましょう。疲れが抜けてない、お腹が重いから生理が近い、飲みすぎで消化不良気味など…日々体調は変化するもの。
体に合わせて朝食のメニューや飲み物を変えたり、仕事の優先順位や順番を変えたり、その日の服装や積極的にとりたい食べ物を考えましょう。
運動をはじめる
普段私達は頭に意識がいきがちです。しかし頭と同じくらい、体も仕事や人間関係を左右します。体調が良いのと悪いのでは、結果が全く違いますよね。しかし忙しいと体のことを忘れがち。そこで運動をオススメします。ウォーキングやヨガ、ダンスなど何でも、どうしても無理なら瞑想でも良いでしょう。
体力がつき、体の調子が良くなるのはもちろん。さらに定期的に行うことで、体の調子がいつも同じではないことに気がつきます。以前よりは体へ意識がいきますので、頭と体両方を駆使して日々生活できるようになります。
ありのままを見る
例えば目の前に花があると、「あと何日持つかな」と未来を考えたり、「枯れるのを遅らせるために何かできないかな」と変化を求める思考をする人もいれば、ただ「キレイ」と目の前の対象のありのままの状態だけを感じる人がいます。
キャリアプラン、ライフプラン、マネープランなどは前者の思考も必要です。しかしただ楽しめば良い時間でも、未来への不安や変化を求める思考する癖がついていませんか?
大人になるほどみられる癖ですが、それではその時間がもったいないです。恋愛でも、遊びでも、1人時間でも…未来の不安を想像したり、相手を変えたいと思うよりは、ありのままをじっくり楽しむ方が、自分も楽しいですし物事もうまくいきやすいです。
自分の手で作る
忙しいと、何でも買ってすませがち。しかし本来人間は衣食住全て自分の手で作っていましたから、自分のものを自分で作らないと、感覚もどんどん鈍くなります。
コーヒー1杯、朝食、など、1日1つでかまいません。自分の手で自分のものを作りましょう。頭で考え手を動かすこと、作るまでの一連の動作、作っている間の時間、完成品を味わう時間が、心に余裕を与えてくれます。
大切なものを絞り込む
人にしても仕事にしても、本当に全力を注げる数はとても少ないです。多くのものに薄い力を注ぐのと、本当に大切なものに沢山の力を注ぐのでは、後者の方が充実感も深みもあります。
これはその他の存在をないがしろにしろというわけはありません。まずは不要な仕事はしないなど、物理的に取捨選択すること。そして「大切にしたいもの」と「残さないといけないもの」に分け、かける労力と時間を変えることです。絞込みとメリハリをきちんとつけましょう。
いかがでしょうか?まずは自分に近いものから、はじめてみてくださいね。
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