世の中には数多くの恋愛論があれど、人間の心理を科学的に追求した心理学からのアプローチはなかなか説得力があるものです。今回はアメリカの大学で心理学を学び、数多くのカップルを調査しながら今どきの恋愛像にアプローチしているジェシカ・マッサさんのアドバイスをご紹介しましょう。
“恋は楽しくなければ、意味がない”
恋愛はなによりも楽しく、人生を豊かにするものでなければ意味がありません。“とりあえずこの人でいいか”、“この歳で恋人がいないなんて恥ずかしいから、とりあえず誰かと付き合おう”という気持ちでは、楽しい恋なんてできるはずありません。一見変化のない日常生活も楽しいものにできる相手こそ、恋人にするべき。
“昔ながらの男女の役割にこだわらない”
幸せに暮らしている現代カップルたちは、男性が積極的に育児をしたり、女性でも夫以上の稼ぎがあったり、昔ながらの男女の役割にこだわらず柔軟なライフスタイルを選んでいます。“オトコだから、オンナだから”という先入観をもたず、その人自身にあった生き方をお互いに尊重できることも大事な要素です。
“遠距離恋愛を恐れない”
テクノロジーがこれだけ発達し、たとえ相手が地球の裏側にいようと毎日連絡できるような世界なのですから、遠距離恋愛のハードルもぐっと下がりました。遠距離というだけで、恋の可能性をあきらめないで。
“スマートにケンカしよう”
仲の良いカップルとはケンカをしないカップルではなく、ケンカの方法を知っている人たちのことです。違う人間なのだから、ときに意見の衝突や誤解があるのは当たり前のこと。それに蓋をするのではなく、正直な気持ちで相手にぶつかることで相手のことをより深く理解するきっかけとなります。“ケンカはその日のうちに解決する”、“どんなにムードが悪くなっても夕飯は一緒に食べる”などふたりに合ったルールを決めて、賢くスマートにケンカしましょう。
“お互いを支えあう関係を築く”
恋人同士なら、どちらかが犠牲となって一方の夢を追求するのではなく、お互いが双方向で助け合い、サポートし合える関係を目指したいものです。たとえば、今の時期は彼を全力でサポート、でも2、3年後には自分のキャリアを優先して働くことを認めてもらうなど、一方的に我慢するのではなく条件をはっきり決めてお互いが夢や希望を叶えられるよう“チームワーク”を発揮できる関係を目指して。
“相手に依存しないよう、人間関係を広く、オープンに保つ”
どんなに相手のことが好きでも、相手しかみていなかったら恋愛依存症への第一歩、キケンです。一人前の大人として、恋人以外の人間関係も大切にバランスよく育んでください。家族、友人、職場や学校関係、趣味でつながっている仲間、こうしたネットワークを作っておくと、恋人とうまくいかなくなった時でも自分を支えてくれる存在になります。
“自分たちは世界最高のカップルだと信じる”
もっともシンプルなだけに多くの人が見過ごしてしまっていること、、“自分たちこそ最高のカップルで、これ以上の相手はいない”と無心に信じることです。理屈ではなく、素直な気持ちでそう思い、相手にも伝えられるチカラ。無邪気なくらいそれを信じられるカップルは、ほんとうに強い絆で結ばれているはずです。
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