もうすぐバレンタインですね!日本でも二月のイベントといえば!と定着しましたが、そもそもバレンタインの歴史はローマ?だそうで各国様々なバレンタインの逸話があるようです。
多くの外国人観光客に日本の見所をご紹介していらっしゃる通訳ガイドツアー・松田直美さん。今回は松田さんに日本でのバレンタイン、そして海外のバレンタインのお話を伺いました。
松田さんご自身のバレンタインにちなんだ海外エピソードはありますか?
「そうですね、唯一の海外でのバレンタインといえば、二十ウン年前、アメリカのど田舎高校に留学していたときの想い出がありますが、古過ぎ~(笑)。そうえば、バレンタインではありませんが、数年前韓国に旅行したとき、あちらのホワイトデーが日本よりも盛り上がってて、びっくりしましたよ。
ホワイトデーって日本のものではないかい?と不思議に感じましたが日本男子よりもずっとロマンチストな韓流ボーイズにはしっくりくるのかも。」
バレンタイン、海外ではどんな一日?
「スリランカを例にあげますと、スリランカでも若い人はバレンタインを祝うそうです。恋人同士や結婚している男女がお互いにカードやメッセージ、プレゼントを交換するそうです。プレゼントの内容は、チョコレート、赤いバラ、花束、ジュエリーなど。日本とその辺りの感覚は近いかもしれませんね。
私自身がガイドの時に日本のバレンタインの話をするときは、それが商業的なイベントであることは言います。
これにはアメリカの人も同意します。クリスマスにおもちゃが売れるように、チョコレート会社にとっては世界中で一年で一番売り上げがある日でしょうね。」
日本人とバレンタインの関係性の変化
「私は、日本人の性質の変化にこじつけてバレンタインを考えますね。私が小中学生のころは、バレンタインデーは女子が男子に告白する手段でありました。当時の価値観では、女子から好きだと告白することは、恥ずかしくてなかなかできないことで、ラブレターも男の子が書くことが多かった…。そんな待つだけの女子がこの日にチョコをあげる=好意を持っているというサインだったわけです。
そして1ヶ月後のホワイトデーにその男の子から何かもらえれば、つまりそれは両想い。このやたらと時間がかかって面倒くさいプロセスが楽しかったんでしょうね。
それがだんだん女子にも奥ゆかしさがなくなり、自分からいける時代に変化していき…。今ではメールで好きと送って、ダメならそれまで。という大変お手軽な時代になったようです。
最近の「コクリ」事情を家庭教師の生徒から聞くと、あまりの変化にびっくりですが、今でも女の子は、男の子から体当たりで来てほしいんだなって思えます。
そういう私も子供時代はチョコで告白はしたことがなく、会社員時代は、義理チョコという制度にお金を使う羽目になりました。が、おじさん達からはホワイトデーに何倍も高いものをもらい、海老で鯛を釣っておりました。最近の会社員のみなさんはどうしてるんでしょう?」
バレンタインの海外情報はもちろん、ホワイトデーが盛り上がっている韓国も気になりますね。インタビューにお答え頂いた、松田直美さんありがとうございました!
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