銀狐@GINKOのブロマガ

09/27 愚形リーチ判断

2020/09/29 03:50 投稿

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先日生放送をしていた時のこと。
リスナーさんから「愚形リーチのかけどきが分からない」とのコメントを頂きました。
そんなわけで、今回は生放送中に出会った牌姿を挙げながらいくつか紹介していきたいと思います。

実際の牌姿を紹介する前に自分の中のリーチ判断、鳴き判断を挙げてみます。
放送の中で何回も言っているので知っている人は知っていると思いますが、自分のリーチや鳴きの判断はほぼ全て「和了がれると思ったら」リーチ/鳴きという判断になっています。
あがれないと思ったら愚形部分だろうがドラだろうが鳴きません。
(たまに配牌悪すぎてむかついたから逆に鳴くとかもありますがw)
リスナーから「銀狐の鳴き判断はわからん」との声を頂くこともありますが、ほぼ上記の言葉に終始しています。
この”和了られると思ったら”というのがそれぞれの雀士が持っているファジー(曖昧)な部分であり、実力に差がついてくる部分なんじゃないかなと思っています。

麻雀っていうのは覚えたての頃は牌効率、ベタオリの仕方、点数状況判断等々成績向上のための要素がいっぱいあるため、打てば打つほど学べば学ぶほど成績は上昇していきます。
しかし、ある程度学ぶとそこまでの急成長は見込めなくなります。
リアルの勉強でも30点から80点へはそこそこ頑張ればだれでも行けますが、90点100点を取ろうとするとそれとは比較にならないくらい労力がいりますよね。
それと同じで麻雀も皆ができることを自分もできるようになるのと、それを乗り越えて勝ちに転じるようになるというのは次元の違う話になるということです。

今回の愚形リーチ判断においても似たようなことが言えます。
まず情報無しで愚形リーチをどうしたらいいかと問われた場合、答える言葉は一択になります。
つまり『愚形ドラ1は即リー』です。
皆さんも聞いたことがある言葉なのかもしれません。
味も素っ気もありませんが即リーをしておけば間違いなく期待値はプラスなんですよね。
これさえ愚直にこなすだけで毎回簡単に80点の解答を得ることができます。
迷ったらリーチがベターなんです。
しかし80点を取るのはこのセオリーを知っていればできることですが、この判断を基に85点を狙ったり(実際70点だったり)するのことがとても難しく、それを正解に近づける”モノ”はやはりそれまでに個々人が打って得てきた”ファジーな感覚”ではないでしょうか。
セオリーは大事だけれど、皆がそのセオリーを使う場にいるとき、そのセオリーから如何に上手に逸脱できるかが成績に差が出る点ではないかということですね。

さて、それはそれとして実際の例を挙げていきましょう。
(生放送中に打ったものから拾ってきたので、自分の脳内にある判断基準全てのシーンがあるわけではないことを留意願います。ちなみに今回は9月27~28日分の牌譜しかシーンの取れ高がありませんでした。あと自分の選択が絶対の正解ではないことも当然留意願います)

①景色がいい
景色がいい待ちは山にありそうな待ちと言い換えてもいいかもしれません。
ただ、山にありそうとはいっても手牌に吸収されそうな待ちはそこまで評価ポイントにはならないですけれどね。
極端な例を挙げると、ある河に38mが連続で並んでいたとしましょうか。俗にいう間四軒ですね。
待ち牌ターツは山にある理論で相手は56mを持っているから47mは山にいる!
と言って7m単騎七対子のリーチをかけたところ、その47mが相手に吸収されて追っかけを食らった・・・みたいなことになりかねません。
ので景色がいいというのは、山にいそう+相手も不要そうというのが最上級ということですね。不要牌なら相手が止めたらその時点で1名脱落ですから。






トイメン以外は7s待ち悪くなさそうな景色(というかトイメンは1mを持っていなさそう以上のことは一つもわからないw)
89sを切って5pにくっつければタンヤオ確定ですが、そのルートでは2副露の上家に速度で負けそうですし、自分の河に4sも置いてあることもあり、親でもあるのでやはり即リーでしょう。







今回の画像はリーチ判断とは違いますが、道中でも場に1枚切れている7sとはいえ、7sの景色はいいように思えます。
自分に萬子が厚いため、相対的に他家はピンズやソーズで2面子作る公算が高く、どっちの選択をしてもキー牌の37牌待ちになりそうなら場に安い方を選択するのも悪くなさそうです。
ただ終盤だとケイテンや危険度の兼ね合いでピンズを河に放ちたくない時はソーズ切りの方がいいのかもしれませんね。
しかし道中で一気寄せをするかもしれないときや、リーチ後の対応としてターツを崩して粘りたいときは相手に通りやすい89sターツを持つのも面白いですよね。




場に1枚切れていますが、序盤、先制、5sポンにより機能低下を起こした3s待ち等々の条件を加味すれば出あがりも十分に期待できるため、即リーチのための景色の良さはそろってますよね。
こういうリーチを”考えてから”リーチしてると、愚形待ちなんじゃね?と思われかねないので、気分は3面待ちの勝ったリーチ!と元気よく曲げましょう٩( 'ω' )و


②打点ですべてを補えるリーチ。





自分から見てだけは4pが全部見えていて、3pはいい待ちには見えますが
他家からは全然そうでもないため、それほどいい景色とは言えません。
全部山に残っているか、全部使われてるかの二極化してそうです。
ラス目へ愚形待ちでぶつけているため、天鳳的にかなりリスキーな選択肢と言えますが、自分はリアル打ちのノリで天鳳を打つことが多いのでこういうのは曲げちゃいます。
自分が手役で高い場合、相手がドラで高いケースがそこそこにあり(特に被追っかけ時)致命傷になるケースも多いですが、今回は相手が先制でありその点では判断がつかないので自分の手だけで判断しました。
天鳳ほんまもんのガチ勢はとりあえず4s打つけれど、あんまりきつい牌持ってきたら4s、3s、2p、5pで降りられるので無理はしないのかもしれませんね。
自分は捲りあいに弱いのですが、こういう捲りあいをしちゃうことによって多分ラス率があがっているように思えます。8段効率くらいなら気にしていませんが。

打点があるときは変に技に走らず渾身の力で押すのが好きなんですYo٩( 'ω' )و










南場、ラス目、終盤に聴牌しました。2件リーチが入っていて自分は愚形待ち。ダママンはありますが、放たれる5sがそれほど危険ではないので渾身の力を込めて押しました。
5sが危険牌だったらやめている可能性が結構あるので、かなり微妙なラインだと思います。
けれど座していてもどうせラス目ですし、上がれた時のリターンが最上級レベルなのでこういう時は押します。打点が僕を守ってくれています。



③黙っていたら無限に出る



今まではリーチを打った場面を紹介してきましたが、今回は黙った場面をいくつか。
4sが3枚見えでカン5sも悪くはありませんが、9sは黙っていたら無限に出そうではあります。
少なくとも上家と下家からは。
(5sも1枚は赤なので非常に切られ難く、実質3枚待ちだとすると別にシャボの3枚でも気にならない)
東1なのでリーチといきたいですがダマでトイメンから9s出ても4800+2本場で終わりなことを考えればダマも安定していると見ます。
変にリーチをかけて他家に降りられてドラや赤が固まった手(特に河が濃い上家みたいな手)とぶつかり合うのは流石にリスキーです。
現状点数的に無理をする場面でもないので、こういう時にカッパぎリーチをかけるよりはダマの方が好みですかね。安牌も大量にありますから。







上記のシーンも黙っていたら無限に2mが切られそうですよね。
リーチをかけないことによる威圧効果(降ろし効果)の低減も気にはなりますが、純粋な先制をとれているとは言えない状況なので、坊主めくりの運ゲーをやるよりはダマが好きな感じです。
自分の第一打が1mなので(というか1mが4枚見えなので)、5m切りリーチも悪くはないのですが、特上相手だとやはりダマが安定だと思います。河を見てない人が多いので、モロヒに注意する思考だけが先行する人が多いように思えるからですね。
鳳凰卓だとうまぶりが多いので、リーチ掛けても面白いとは思います。多分シャンテンからでも2mくらいは切ってくれます。

今回は仕掛けている親の現物でなおかつ山に残っていそうという点で景色もいいですね。
下家を捲るためにはリーチをかけたほうがいいですが、親番も残っていますし、この局を無事に通り過ぎた時の連帯メリットはかなり大きいのでダマで様子を見てみました。
景色がよかろうとこの世に2枚しかない待ちですからね。慎重に行ってみるのも一考ではないかなと。
一応、リーチをかけてソーズのキー牌を降り振りや親に食わせられるのも嫌だったというファジーな読みもあります。



④リーチをかけると無限に出ない





これは結構難しいですね。
でも索子が5で分断されていて、ソーズでターツを作ることが限定されているこの状況。
ドラが萬子なことを考えると、他家は萬子で2面子作っててもおかしくない河状況なんですよね。
つまり萬子が高い=456牌の使用度が極端に高い=景色が悪い
ということになります。
こんな時の考え方は2パターンあります。
A)どうせ黙っていても萬子が高すぎて切られにくいからリーチ。
B)少しでもこぼれを狙うダマ。
これ、自分が東1だったらAを選んでいると思います。
あがれればラッキー、相手の手が止まってくれればそれもラッキー、流局して聴牌料貰えるから期待値もプラス!といった感じです。

逆にBを狙う時はどうしても和了したいときですね。
聴牌料の存在はどーでもいい!和了自体が欲しいんだ!ってときはBを選びます。
聴牌料を考えるとリーチ流局も期待値高いのですが、やっぱりリーチをすると10%くらい和了率は下がるんですよね。だからどうしても和了が欲しいときはやっぱりダマもいいのかなと。
例えば今回の手、自分がマンズの両面待ちでドラが白だったとしましょう。
東場だったらリーチをかけてハネツモ狙っても面白いですが、ここまで場にマンズが高いとやっぱりこぼれを狙った方が安定しそうなんですよね。

放送中(の実戦中)にも言いましたが、萬子が高い場で他家が455mとかから5m切るのを止めたくない・・・んですよね。
今回トイメンがまさにその形だったのでうまくとらえることができましたけれど、難しいところです。
でもまぁやっぱり山になさそうで、手に使われてそうな時はそうやってこぼれを狙うのが好きなんです。だってリーチしても出ないし、ツモれないからw
自分の基本はやっぱり和了られると思ったらリーチ、ですからね。

特上は手をまっすぐ構築する人が多いです。特にリーチも仕掛けもない場合は。
となると、まっすぐ来る人に対してこぼれを狙うのは戦略としてありなんですよね。
ダマでもこぼれない牌はリーチをかけてもこぼれないですから。
特に今回は3本場+リー棒が2本ついています。+5500点になりますね。
これが自分がリー棒を出したうえで流局して+1500点か+3000点になるのはちょっと損かなと・・・。

例えばこれが仕掛けが入っていて誰も萬子を切らない・・・みたいな状況だとしぶしぶリーチをかけたりします。
トイメンが47pを鳴いたりしたらシブリーかけたりはしますかね。
誰の目から見てもマンズが危ないと(=こぼれを狙いにくいと)いう情報が発信されたわけですから。
あるいは役無しならシブリーですかねw





⑤オーラスの特殊な状況





オーラス、愚形でテンパイしましたが上家に満直で捲られるので黙ってみました。
あがりトップの役無しリーチは期待値的にプラスではありますが、ドラが5は逢魔が時(別記事参照)なので事故らないようにダマってみました。
特に今回は下家がしかけてますからね。下家と親の差は4100差。
親は一人ノーテンでが許される状況なのでこの局で終わりの公算が高いです。
(特上だとあんまりあてにはなりませんけれど)
下家はドラが2枚あっての3900(ツモ直条件)、たまに満貫ありますがまぁ無視でいいでしょう。
なら気を付けるべきは2位の満直なのでそれだけに気を付けつつ流局を待つ戦法が好きですかね。

仮に今回の下家と対面の点数状況が逆だったらどうなるでしょうか?
その場合もリーチを打つわけには行けませんね。
何故なら必死に上がろうとしている下家を降ろしてしまい、行くしかない親とのマッチレースになるからです。そんな時は愚形ドラ1即リーのセオリーは無視しています。
逆にリーチを打たずに下家に鳴かせに行くのも面白いと思います。
今7sを打って、次巡3sをツモ切って、それでも鳴かれなかったら4m6mを抜くと上がってくれそうだからですね。
ただ、今回のようなツモ直条件があるので今回は下家に和了らせることはしませんでしたが・・・。








というわけで、9/27~28日に打った(あるいは打たなかった)愚形リーチについて取りまとめをしてみました。

愚形ドラ1は即リーはセオリーで、東場とかフラットな場だと問題なく80点取れることが多いですが、終盤だと点数状況判断とか河の景色の良さをより詳しく見る必要がありそうですね。
麻雀の戦術には流行り廃りがありますが、流行っている戦術をそのままコピーして使うのではなく(愚形ドラ1即リー)、同じ愚形ドラ1でも状況に応じて使い分けられるのであればそれはその雀士としての特色、強味になりうるのではないでしょうか。
リーチ精度が高くなるというか。
牌効率やベタオリ技術で差がほとんど付かなくなった中級者以上は多分そういうファジーなところで他の人と差をつけるしかないんじゃないかなぁと最近思ったりしています。

おおよそのところでほとんど愚形ドラ1は即リーですけれど、点数状況(降りる人、押す人の有無)やドラポン、ホンイツ等がいるときは自粛するなど場の状況に大きく左右される気がします。
逆に言うとそれ以外のフラットな場だと全部リーチでいいんですけれどねw
特に大事なのが点数状況判断。自分はノリで打っちゃうことが結構あるのでそのたびに反省しきりです・・・。

愚形リーチに対して思うことがあればまたコメント欄にでも何か宜しくお願いします。

それでは。

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